モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

ウルティマ・聖者への道の感想 募金箱にもっともお金が入る時間とは?

ラスボスが居なくてもいいじゃないか そんなRPG

 

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[善人になるよりも 100倍簡単な悪人への道]

[ウルティマ・聖者への道  ポニーキャニオン  ファミコン]

1989年発売  ジャンル RPG  参考価格350円

 

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間  15時間

このゲームに対する世間の評価  前作に比べればかなり遊びやすかったですね

どんな人におすすめ?  アドベンチャーがメインのRPGが好きなら最高です

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

コンビニで働いている友達に聞いた話なのですが

募金箱にお金を入れて貰える

「大人気の時間」というのがあるそうです。

 

その時間に来たお客さんは

結構な確率で募金をしてくれるそうです。

 

 

その時間というのが

「午後11時」だそうです。

 

なんでも

パチンコ屋さんから帰って来たお客さんが

そのままのテンションで、お金を入れてくれるそうです。

 

「パチンコで2万円買ったぜ」という

ハイテンションで入ってきて

募金箱に1000円を入れてくる

こんな光景を何度も目撃するそうです。

 

きっと自分の幸せを

おすそ分けしたいのかも知れませんね。

 

 

そんな今回の、寄付をすると善人に近づける 断ると悪人に近づける

ウルティマ・聖者への道の感想です(*’▽’)

 

 

 

ウルティマ・聖者への道とはどんなレトロゲーム

 

このウルティマ・聖者への道ですが

1989年に発売された

ファミコン用のRPG作品でした。

 

この作品は

パソコンゲームウルティマ4」のファミコン移植作品だそうで

前作の「恐怖のエクソダス」から

大幅に遊びやすく変更されていました。

 

そんなゲームの目的は

巨大な悪を倒すために…なんてことは無く

自分が聖者へなるために

善い行いをしながら徳を積んで行き

神殿にお参りにいきながら、全ての徳を極めていく…。

 

こんなお釈迦さまの旅の様なゲームでしたね。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなRPGでしたが

最初の質問によって

主人公がころころ変わるというのは面白かったですね。

 

 

前作同様に

「街の人間には、問答無用で戦いを挑むこと」が出来ますので

王様に喧嘩を売って、返り討ちに合うというのも

ちゃんと引き継がれていました。

 

 

前作からの変更点としましては

食料のシステムが廃止されていました。

 

食料のシステムは

かなり斬新でしたが

あまり好意的には受け入れられませんでしたので

その結果の、廃止だったのかも知れませんね。

 

もう一つの変更点としましては

宝箱に罠が掛かっていないというシステムでした。

 

前作では

宝箱に罠が仕掛けられていましたので

うかつには、敵が落として行った宝箱を開ける事が出来なかったのですが。

 

今回からは、罠が掛かっていないために

安心して開けられる様になったのは良かったですね…。

 

 

前作で好評だった

キャラクターメイキングという楽しいシステムは

残念ながら削除されていましたが

 

今回からは、街中に仲間が居ますので

新しい仲間を探す楽しみというのは、良かったですね。

 

 

前作の不満点だった

「逃げる」という行動がようやく出来るようになりましたので

これだけでも

このゲームの評価は、大幅にアップしたのではないでしょうか。

 

そんな、前作の不満点を

大幅に改善して帰って来た作品なのでした(^◇^)

 

 

 

ウルティマ・聖者への道の感想でもあり レビューでもあり

 

[善人になるって難しいですね]

 

このゲームですが

 

最強の装備を集めるのが目的でもありませんし

 

邪悪なる魔王を倒すのが目的でもありません。

 

目的は、ただひとつ「善人になる」たったのこれだけです。

 

 

このゲームでは

ほとんど全ての行動に、意味がもたらされています。

 

「どうか、お恵みを…」こんな何気ない台詞が

大事だったりします。

 

寄付をしてあげれば、善人に動きますし

 

寄付を断れば悪人に、動きます。

 

 

街中に宝箱が置いてあります。

 

普通のRPGならば

「ラッキー、宝箱があったよ!!」なんて、嬉しいはずなのに。

 

今作では窃盗罪で、悪人に動いてしまいます。

 

 

装備を売る時も

「半額だったら買ってもいいよ」という主人に

定価で売りつける事もできます。

 

薬草屋さんでも

「眼が見えないので、おかねは置いて行ってください」といって

こちら側に、いくら払うのかを投げかけてきます。

 

正直に払っても良いですし

1ゴールドだけ置いて、騙しても構いません。

 

 

そんな、冒険の行動全てが

 

善人なのか? 悪人なのか? を決めるのが面白かったですね。

 

 

モンスターと戦うと上昇して

モンスターから逃げると下がるとか

 

自分の体力を削って、献血をすると上昇するとか

 

「善人になるのは、こんなにも大変なのか…」なんて深いシステムでした。

 

そのくせ、悪人になるのは簡単で

急降下するように、どんどん下がって行きましたね。

 

 

ゲームの攻略方法としましては

一旦悪人になってから

ゲームに必要なアイテムを集めまくって

「そこから一切の悪事を断ち切る」という方法が、意外と効率的でした。

 

 

中途半端に、善人を気取って

「薬草を買いたいけど、お金が全く無い」という状況よりも。

 

最初の方で、薬草をマックスまで購入して

評価を最低にしてから、コツコツと上げて行くのが効率的でした。

 

 

目の前に宝箱があるのに

罪悪感が邪魔をして、まったく開ける事が出来ない

「善人ってたいへんだな」と思わせてくれるには充分でしたね。

 

そのぶん、マックスまで徳を上げる事が出来た時の

あの感覚は最高でした。

 

「このまま誰にも話しかけないで、神殿に行こう」と

とにかく慎重に行動したのも面白かったですね。

 

 

最高の聖者を目指すのか

ナメクジ以下のクズ人間を目指すのか

こんな、素晴らしい作品なのでした(/・ω・)/

 

 

 

ウルティマ・聖者への道のまとめ

 

このゲームですが

格安で投げ売りされていたゲームでした。

 

RPGというジャンルは

何度でも繰り返し遊べるという理由から

「安いんだけど、格安までには下がらない」こんなゲームジャンルでした。

 

 

しかし、このゲームは格安でしたね。

 

 

考えて見れば

小学生が「善人になってみたい!!」と考える方が

変だと思いますので

しょうがない結果だったのかも知れません。

 

そのぶん

大人になってからの面白さは異常でしたので

あの頃に、クソゲー扱いしていた人に程

遊んでほしいと思ったのでした(/ω\)

 

 

そんな今回の、善人を目指すのか、ナメクジ以下のクズ人間を目指すのか

ウルティマ・聖者への道の感想でした(*^▽^*)