レアカードをゲットしたぞ!! からの20時間使えない
[カードゲームにレベルの概念をプラスした 斬新すぎる作品]
[遊戯王デュエルモンスターズ2 コナミ ゲームボーイカラー]
1999年発売 ジャンル RPG 参考価格290円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 10時間
このゲームに対する世間の評価 前作よりも 大幅に遊びやすくなりました
どんな人におすすめ コツコツ系のRPGが好きなら最高です
バーチャルコンソールで配信なし
作業ゲー
こんな言葉ってありますよね。
同じことを延々と繰り返して、
エンディングを目指して行く。
ハマらなければ、完全なるクソゲー
ハマってしまうと、一生遊んでいたいと思う
一長一短のあるゲームたちです。
そんなゲームがあったんです。
カードゲームと言うジャンルで、
そんな今回の カードゲームとハック&スラッシュの融合
遊戯王デュエルモンスターズ2の感想です。
遊戯王デュエルモンスターズ2とはどんなレトロゲーム?
この遊戯王デュエルモンスターズ2ですが
1999年にコナミから発売された、
ゲームボーイカラー専用のRPG作品でした。
大人気少年漫画
「遊戯王」のカードゲームだけに特化した作品で。
1998年に発売された
「遊戯王デュエルモンスターズ」の続編として発売されました。
前作は
セーブデータを消せない
最強のカードを出したら、99%勝てる、などなど
面白いゲームながらも、
粗削りな部分もあった作品でした。
そんな作品から1年後、
粗削りな部分を修正し、大幅に遊びやすくなって帰って来たのが、
今作の遊戯王デュエルモンスターズ2でしたね。
そんなゲームの目的は
オリジナルの主人公となりまして
原作お馴染のキャラクターと戦っていき
最強のボス、ペガサスを倒すのが目的でした。
ゲームのシステムは
オーソドックスなカードゲームで。
強いモンスターを出して
相手のライフを減らしていく
こんな、シンプルなカードゲームでした。
エリアにはキャラクターが居まして、
そのキャラクターに5勝すると次のエリアに進むことができる。
前作と同じシステムになっていました。
そのキャラクターごとに、
使用して来るカード、貰えるカードが変わっていまして。
遊戯、城之内は、
簡単に倒せて、強いカードを貰える
バクラ、本田は、
簡単に倒せるけど、強いカードはあまり貰えない
海馬ならば、
ラスボスよりも強くて、貰えるカードも最強クラス
なんて感じで、
どのキャラクターをカモにして、
どのキャラクターと戦わないのかを考えていくのも楽しかったですね。
前作同様、
10勝する事に、特別なレアカードを貰うことができまして。
一度倒した相手でも、
何度も戦う意味を持たせてくれているのは良かったですね。
遊戯なんかは、
速攻で倒せるのに、
最後まで使えるレアカードを落としたりもしましたので、
遊戯だけ50勝とかしてしまうくらいのカモでしたね。
ここまでは、前作もそうでした。
今作は何が違うのか?
デュエリストレベルと、
デッキキャパシティのシステムでした。
前作はこうでした。
レアカードをゲットする
直ぐにデッキに入れる
大暴れする
こんなゲームでした。
レアカードをゲットすれば
その後の展開は楽になる
レアカードをゲットできなければ
いつまでたっても、敵を倒すことはできない
こんな豪快さでした。
そんな豪快さが、
ゲームのバランスを壊していると分かったのでしょうね。
自分のレベルを上げないと、
レアカードを使用できないようになっていました。
自分のレベルが10だとします。
この状態は、
攻撃力と防御力の合計が
1000までのカードしか使用できない状態です。
攻撃力500 防御力500とか
攻撃力1000 防御力0とか
そのカードによって配分は違いますが、
合計の数値が制限されるルールになっていました。
マンモスの墓場というカードをゲットしました。
今までは、300とか400とかのカスカードしか無かったのに。
いきなり1200の圧倒的な攻撃力ですからね。
「エースを獲得した!!」と喜びました。
しかし、マンモスの墓場のレベルは20で、
自分のレベルは15とかだったと思います。
なので、結局は
地道にレベルを上げていくしか無かったですね。
もう一つのデッキキャパシティですが、
カードレベルの合計が、キャパシティを超えてしまうと、
戦えないというものでした。
ようやくレアカードをゲットして
レベルも無事に達成して
さあ沢山のカードをいれまくるぞ!!
あれ?キャパシティが超えて戦えない?
強いカードを入れるには、
どこかで、帳尻を合わせなければいけない。
こんな厄介なシステムでした。
ただ、この要素があったからこそ、
このゲームの面白さが覚醒したと思いますね。
レアカードを使いたいが為に、
必死にレベル上げをして
レベルとキャパシティをどんどん上げていく
そのレベル上げの最中に、
またレアカードをゲットして、嬉しくなる
そんな繰り返しが、
延々と5時間位、遊戯を狩りまくる行為に繋がって行く…。
まあ、楽しかったです。
その他の要素としましては、
カードにカードを重ねると、強いモンスターに融合するというシステムでしょうか。
ゲームの序盤は、
本当にカスカードしかありません。
300とか400とか、
750で、エース級の活躍です。
そんなカスカードですが、
融合させることで、
1800とかの、ビックリする位のモンスターになります。
ただ、適当に重ねるだけでは成功せず、
どんな法則があるのかを探し出すのも、このゲームの魅力でした。
後半になれば、
序盤は、この融合を駆使することが大事なのでした。
デッキにはカスカードばかり
敵を倒す
攻撃力800のカードを手に入れる
250のカードと交換する
そして、ちょっとだけ強くなる
また敵と戦いたくなる
こんな繰り返しで、延々と最後まで進んで行く。
地道なハック&スラッシュが楽しい。
偉大な作品なのでした。
ここからは、ゲームの感想に続いていきますので
このゲームの存在を知って
「新鮮な気持ちで遊びたい!!」と言う人は
閉じてもらっても構いません。
その場合は、ゲームを遊んでから
改めて、感想の部分を読んでもらえると幸いです。
こちらから購入できます
遊戯王デュエルモンスターズ2の感想でもあり レビューでもあり
[序盤にゲットしたレアカード 使えるのはおそらく20時間後?]
このゲームですが、
貰えるカードは完全にランダムです。
カスの様なカードは沢山
レアカードは数%の確率
こんな王道の流れだったと思います。
普通ならば、
レアカードをゲットしたら、いきなり強くなります。
だってレアなのですから。
しかし、このゲームには、
レベル制限がありますので、いきなりは強くなりません。
ここまでは納得します。
ゲームバランスを考えたうえでのシステムなのですから、
文句はありません。
ただ、魔法カードのレベル設定は、
完全におかしかったと思います。
ゴブリンの秘薬というレアカードをゲットしました。
自分のライフを1000回復させるカードで、
効力的には、それほど強力なカードではありません。
ただ、一枚も魔法カードを持っていませんでしたので、
記念すべき初めての魔法カードでした。
そして、このゴブリンの秘薬を使うのに
必要なレベルを見てビックリ。
まさかの150レベルです。
今の自分は17とかの新米デュエリストです。
そこから133レベル上げなければ使用できない。
どう考えてもおかしいですよね。
そのすぐ後に、
全てのモンスターを消し去る
ブラックホールと言うカードもゲットしました。
そのブラックホールのレベルも、
当たり前の様に150でした。
いや!無理でしょ!!
全てのカードがそうなのかと言いますと、
そんな事は無く。
もり、そうげん、やま、こうや、などのカードは
20レベルで使用出来ます。
罠のカードなんて、
レベル0とかレベル1ですからね。
もう優しさしかありませんでした。
レッドポーションなどの、
効果が薄い魔法カードは、それなりの常識的なレベルなのに。
それ以外の魔法カードは、
ほぼ間違いなく150、最強のカードに至っては255とかですからね。
使うのを見るだけで、
最低でも20時間はプレイしなければならない、
スパルタすぎるシステムになっていましたね。
エンディングを見たのがだいたい10時間で
その時のレベルが88
255を目指すのならば、
最低でも30時間は覚悟をしなくてはならない
そんなスパルタすぎる作品をどうぞ
[おじいちゃんの優しさに涙がでる]
このゲームを物凄く久しぶりにプレイしました。
本当に楽しかったですね。
遊戯を延々と狩り
城之内を延々と狩り
奇術師を延々と狩っていました。
貰えるカードが1枚ですので、
それなりの回数をこなさなないと、レアカードは集まりません。
一番欲しかったのが、
偽物の罠という、罠カードでして。
コストが0なので、
デッキにいれるだけで、その分強いカードを入れられるという、
このゲーム最大の利点がありました。
そんなカードを求めて、
遊戯を延々と狩っていました。
その最中に、
暗黒騎士ガイアとか、六芒星の呪縛とか、
原作お馴染のレアカードをゲットできまして。
最高に楽しかった訳ですね。
50戦で、偽物の罠一枚と言う散々な結果でしたが、
それでも、そのぶんレベル上げをすることができましたので、
「じゃあストーリーを進めますかね」なんて感じでした。
ここで衝撃が起こりました。
二つ目のエリアをクリアした時に、
遊戯のおじいちゃんが出てきたんです。
完全にこのイベントを忘れていました。
このおじいちゃんが何をしてくれるのか?
これ以降、もう一枚カードをくれるようになります。
今までは1戦で1枚なのに、
おじいちゃんが出現した後は、1戦で2枚カードを貰える。
こんな幸せになっていました。
今まで見たことも無いようなカードを、
戦う度にガンガンくれる。
この幸せったらなかったですね。
給料がいきなり2倍になったわけですからね。
戦うのが、より楽しくなって行きました。
このゲームでは、
エリアが変わることで、敵の強さが急激に変わって行きますので。
挫折しないように、
この救済措置が取られたのだと思いますが。
後半に解禁されるというのが、
絶妙でしたね。
カード集めが辛いな…。
こんな時に、颯爽とおじいちゃんが登場する。
そして給料が倍になる。
おじいちゃんには感謝しかありません。
遊戯王デュエルモンスターズ2のまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
カードゲームでもあり
ハック&スラッシュでもある
そんな斬新さを体験して欲しいです。
なにがそんなに面白いのか?
カード集めに尽きるでしょうね。
カバンには、レアカードが山ほど入っています。
そのレアカードを使う為に、
必死にレベルを上げていく。
クリア後からが、本当の始まり。
そんなやりこみ要素の豊富さが、
このゲーム最大のセールスポイントです。
今急いで買う理由ってあるの?
このゲームですが、
爆発的にヒットしました。
それは何故なのか?
実際に使用できる、おまけのカードが入っていたからです。
未だに覚えています。
近所の中古ショップに、
20本以上の、カードが入って無い中古が溢れていたことを。
1ヶ月後には2000円まで下がっていましたからね。
凄い光景でした。
そんなゲームですので、
勝手にクソゲー扱いしている人も多いかと思います。
しかし、それは間違いです。
ゲームとしても面白いです。
戦略性はほぼありませんので、
遊んでいても疲れません。
5時間延々と遊んでいられます。
簡単に言えば作業ゲーです。
しかし、その作業が幸せなんです。
それだけで、大満足なんです。
作業ゲーが好きならば、
絶対に楽しめる
そんな作品を、この機会に遊んでください
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
カードゲームとハック&スラッシュの融合
それこそが、今急いで290円で買う理由です
「この記事いい感じだったよ」とか
「このゲームを遊びたくなった」と少しでも思っていただけたら
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新しい記事を書くやる気に繋がりますので
お気楽な気持ちでどうぞ。
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