モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

バロック 歪んだ妄想 意味不明という言葉がこんなにも似合うRPGも珍しい

オシャレな世界感とは裏腹の 全く意味が分からない ローグライクRPG

 

[死ねば死ぬほどストーリーが進んで行く  やっぱり狂ってるよね]

[バロック 歪んだ妄想  スティング  プレイステーション]

2001年発売  ジャンル ローグライクRPG  参考価格  700円

 

記事のネタバレ度 どんなストーリーなのか未だに分からないので 不明

攻略に必要なプレイ時間  15時間

このゲームに対する世間の評価  世界感は本当にオシャレ ゲームは意味不明

どんな人におすすめ? ミステリアスなゲームが好きな最高です

ゲームアーカイブスで配信あり

 

 

当時は意味が分からなくても

今真剣に遊ぶ事で、見えてくるものってありますよね。

 

「自分は未熟だったんだな…」と理解できます。

 

しかし、未だに訳が分からない作品に関して言えば

 

自分が未熟なのか?

 

それとも作品自体が狂っているのか?

 

なんて、また悩んでしまうものです。

 

 

そんな今回の 三度目の正直で遊んでみたけど やっぱり理解できない

バロック 歪んだ妄想の感想です。

 

 

 

バロック歪んだ妄想とはどんなレトロゲーム

 

このバロック歪んだ妄想ですが

2001年にスティングから発売された

プレイステーション用のローグライクRPGでした。

 

1998年に発売された

セガサターン版の移植作品で

沢山のおまけ要素を搭載したお得なバージョンでした。

 

 

ゲームの目的は

 

自分の正体が何者なのかわからない主人公となりまして

 

自分の記憶を取り戻していくのが目的でした。

 

 

ゲームのシステムは

 

入る度に変化するダンジョン

 

レベルが1に戻されるシステム

 

落ちているアイテムを駆使して進む、脳みそが活性化する要素

 

こんなローグライクRPGのシステムでした。

 

他のゲームとの違いは

こちらも動けば、相手も動くというターンシステムでは無く

リアルタイムで動き回っているシステムでしたので。

 

気を抜いていると、

速攻でぼこぼこにされるスリリングなシステムでした。

 

「あれ?どこからか殴られているぞ?」なんて感じで

常に敵の位置を把握しなければ生き延びられないシステムでしたね。

(ダークソウルとかオブリビオン系でしょうか)

 

プレイする度に変化する3Dダンジョン

 

使い方やタイミングが重要なアイテム

 

プレイヤーの一瞬の判断と勇気が状況を変える

 

こんな、とても面白そうなキャッチコピーが

意味不明なゲーム性とマッチして

未だに愛され続けている作品なのでした。

 

 

理解できない自分が悪いのか

 

理解できる方が天才なのか

 

そんな唯一無二の作品を苦しみながらもお楽しみください。

 

 

 

バロック歪んだ妄想の感想でもあり レビューでもあり

 

[ゲームのスタートから恐怖をあおりまくる いや怖すぎでしょ]

 

このゲームですが

説明なんてものは一切ありません。

 

いきなり街に放り出されまして

 

気味が悪い住人達と話をして

 

目的も分からないままダンジョンに行かされる

 

そして、物凄く気持ちの悪い「異形」というモンスターに襲われて

 

即ゲームオーバにされて

 

また気持ちの悪い街に放り出される…。

 

こんな繰り返しでした。

 

 

街に流れるBGMが悲鳴という所に

いかにこの街が異常なのかというのを物語っていました。

 

 

何を言っているのか、まったく意味が分からない住人

 

背景が真っ赤すぎて怖すぎる

 

街のBGMは悲鳴

 

ダンジョンのモンスターは気持ち悪すぎ

 

トーリーの説明なんて無し

 

こんな連続パンチが

遊んでいるプレイヤーのスタミナをガンガン削って行く

最悪の始まり方でした。

 

 

一応の優しさとしましては

チュートリアルのダンジョンが用意されていまして。

ローグライクRPGの基本は教えて貰えました。

 

モンスターの倒しかた

様々なステータス異常の意味

ゲーム画面の見かたなど

このチュートリアルの部分では

どのローグライクRPGよりもしっかりしていましたね。

 

この優しさを

ほんの少しでもストーリー説明に使ってくれたら

もう少し売れたと思うんだけどな…。

 

 

[死ぬたびにストーリーが進むのは ヤバいよね]

 

このゲームの重要なポイントを少しだけ書きます。

 

まず一つ目は

リレミトの巻物なんてありません。

 

ダンジョンに潜ったら最後

クリアするか、そのまま死ぬかしかありません。

 

この部分に気づかなければ

かなりストレスが貯まることになります。

 

「え?どうやって帰るんですか?」なんて困ってしまいますからね。

 

ダンジョンには

アイテムを地上に送る球体みたいものがありまして

この球体にアイテムを投げ込んで

次回のプレイに役立てるシステムでした。

 

街には二度と戻れないけど

アイテムだけは送らせてあげるね

こんな優しさだったのかもしれません。

 

 

そしてもう一つの重要なシステムこそが

 

死ねば死ぬほど謎が解けていく

なんとも複雑なシステムでした。

 

ダンジョンに行きますよね

そして、どうにもこうにもならなくて死んでしまいます。

 

普通ならば、ここでガックリきてしまうものですが

この時に若干の変化が起こります。

 

住人の会話が少しだけ変化するんです。

 

しかし、断片的なメッセージですので

全く意味が分かりません。

 

「何を喋ってるの?」です。

 

そんなことを何度も繰り返すことで

自分の記憶を探していくというシステムでした。

 

この、「一見すると意味不明」な会話も

聞けば聞くほど意味をもちだしてきます。

 

「そんなのいちいち覚えられないでしょ」と思うかもしれませんが

なんと図鑑に登録されていきます。

 

今まで見たムービー

今まで聞いたメッセージ

集めたアイテムなどなど

図鑑というシステムに登録されますので

メッセージをまとめて見る事ができたわけです。

 

 

気持ちの悪い住人が話す、意味不明なメッセージ

 

そんなメッセージを集めだすことで

主人公が何者なのかを暴き出していく

 

こんなシステムだと気づくまでに、だいぶ時間が掛かりましたね。

 

 

 

[三度遊んで 三度目でようやくしっぽを掴む]

 

このゲームは新品で買いました。

 

当時は1500円で新品のゲームが再販されていることが多く

ウィザードリィリルガミンサーガ

ジルオール

大航海時代など

1500円払えば過去のゲームを新品で購入できました。

 

その中の1作品がバロックでした。

 

この当時はセガサターン版もまだまだ高く

5000円くらいの値段が付けられていました。

 

そんな時に

おまけの要素もあって、しかも1500円で買えるのですから

発売日に買いに行きましたね。

 

そして、3日で諦めました。

 

だって意味が分かりませんでしたから。

 

ローグライクRPGという事もあり

ゲームとしては面白いのですが、なにをすればいいのかが分かりませんので

「まだ早かったな」とゲームの箱に封印しました。

 

それから、5年ほど経ったときでしょうか

「今だったらクリアできるかも」と思いました。

 

そして、また3日で諦めました。

「まだまだ理解できません」といった感じです。

 

 

それから長い年月が経ち

2016年の今遊んでみようと思いました。

 

今回は攻略ページに頼りながら

今まで以上に真剣に遊びました。

 

そこで、さまざまなポイントに気付くことができまして

「意外と面白いかもな?」と思えるようになりましたね。

 

アイテムリストを埋める事で

倉庫の機能が拡大していくなどやりこみ要素もありましたし。

 

ダンジョンがクリア出来ないなら

装備を充実させればいいなども気付くことができましたので

面白さで言えばかなり楽しかったです。

 

途中のイベントも

攻略を見ながらでしたので、どうすれば良いのかがわかりました。

 

ダンジョンをクリアできそうにない

 

だったらアイテムリストを埋める事に専念する

 

そんな繰り返しで強力な装備を作成して

 

最終階の30階を目指して行く。

 

こんな流れでした。

 

そしてようやく

10数年の年月を経て

エンディングまでたどり着くことができましたね。

 

 

エンディングとしましては

まったく意味が分からなかったので

「まだメッセージを集めなければ駄目だな」とは思うのですが。

 

最後に流れる

美しすぎるエンディングテーマで

全てが丸く収まりましたね。

 

バロック恐るべし…意味わかんないけど」と。

 

 

なんでも、漫画や小説が発売されているそうで

そちらでは分かりやすく説明されているそうです。

 

 

それをどうしてゲームでしなかったのかな?

 

まあ、だからこそこんなに人気なのでしょうけどね。

 

 

 

バロック歪んだ妄想のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

正直言いまして

リアルタイムでプレイしていた友達も

「マジでわけわかんない?」と嘆いていました。

 

そんな人も多いかと思いますので

この機会に遊んでみてはいかがでしょうか。

 

きっとこう言います

「マジでわけわかんない…でも最後まで遊びたくなる」と。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

不気味な世界感

 

意味不明なメッセージの連続

 

気持ち悪すぎるモンスター

 

だけど先に進みたくなる魅力

 

こんなすべてを含めて愛してください。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームですが

セガサターンのみならず

 

プレイステーション

 

Wiiでも遊ぶことができまして

 

沢山のリメイクをされた人気ソフトでした。

 

そんなゲームなのですが

どんどんゲームの難易度は下がって行ったそうです。

 

バロックって意味わかんないじゃんと」あまりにも言われ過ぎたのでしょうね。

 

その結果が、どんどん普通のゲームになっていったそうです。

 

プロのバロック好きからしますと

プレイステーションでもヌルゲー」だそうなので。

 

激ムズゲームが好きな人には

本物の地獄を味わえるセガサターン版をお勧めします。

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

 

三度遊んでもまったく意味が分からない だからこそ愛されているんだろうな

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