ダンジョン攻略だけに特化した 強烈すぎるアクションRPG
[強烈の上を行く 超強烈なアクションRPG]
[ウルティマ外伝 黒騎士の陰謀 エレクトロニックアーツ スーパーファミコン]
1994年発売
ジャンル アクションRPG
参考価格 ソフトのみ 1280円 完品状態 2080円
記事のネタバレ度 普通
攻略に必要なプレイ時間 だいたい13時間くらい?
このゲームに対する世間の評価 慣れてくると最高に楽しくなってくる
どんな人におすすめ ゼルダの伝説が好きならば 好きになる可能性は大
最近は色々なゲームの感想を書いています
過去の記事も読んでもらえると嬉しいです
今回感想を書きたいなと思ったのが
「ウルティマ外伝 黒騎士の陰謀」というスーパーファミコンの作品です
この黒騎士の陰謀という作品ですが、
少しまでは、全く存在を知りませんでした。
ウルティマシリーズが
スーパーファミコンで沢山発売されているのは知っていたのですが。
この作品だけは完全にスルーしていまして、
「だったら遊ぶしかない!!」というのが今作を遊ぶきっかけでした。
そして遊んで思った訳です。
「これは隠してはいけない!!」と。
そんな強烈なアクションRPGである黒騎士の陰謀が
どんな内容になっていて
どんな部分が面白かったのか?を書いていきますので
購入の参考にしてみて下さい
そんな今回の 超強烈なゼルダの伝説と言えばこの作品
ウルティマ外伝 黒騎士の陰謀の感想の始まりです
このウルティマ外伝 黒騎士の陰謀ですが、
1994年にエレクトロニックアーツビクターから発売された
スーパーファミコン専用のアクションRPGでした。
大人気のシリーズである
「ウルティマ」の外伝になっていまして。
他の作品がRPGなのに対して、
今作はアクションRPGになっていますので。
そんな意味でも、
かなり新鮮な内容になっていたと思います。
そんな黒騎士の陰謀の目的は
退屈な時間を過ごしている黒騎士
「暇だから、市長でも誘拐して洞窟に閉じ込めちゃおうかな」と思う
そんな市長を助け出すために、
王様に呼び出された主人公が
罠とモンスターだらけのダンジョンに挑んで行く
果たして黒騎士を成敗できるのであろうか…。
こんな、ハラハラドキドキの物語になっていました。
ゲームのシステムは
オーソドックスなアクションRPGで。
似たタイプのゲームで言いますと、
「ゼルダの伝説」をイメージしてもらえると分かりやすいです。
他のアクションRPGの様に、
経験値を貯めてレベルアップしていく作品では無く。
イベントをクリアする事に
キャラクターが成長していくシステムになっていましたので
アクションテクニックが物を言う
ガチタイプのアクションRPGになっていました。
イベントなんてほぼ無くて
ダンジョン探索だけに特化したといっても過言では無い
一度遊んだら最後、絶対に忘れることができない
強烈の上を行く、超強烈なアクションRPGなのでした
ウルティマ外伝 黒騎士の陰謀の感想でもあり レビューでもあり
[お姫様では無く 市長を助けに行くというリアル]
このゲームを一言で表すのならば、
「好きな人は好きだけど、そうでない人はたぶん嫌い」でしょうか。
かなり難しめのアクションRPGという事もそうなのですが、
プレイヤーに対する愛嬌という物がほぼ無く。
「ガチの作品遊べ!!」という
製作者の熱いメッセージが込められていたと思います。
(黒騎士はコミカルでしたが)
ですので、
このガチさが大好きな人は
「一生ついていきます!!」という最高の作品になりますし。
この硬派な展開に付いていけない人には、
「ちょっと遠慮します…」となったのだと思います。
アクションRPGの王様で言いますと
ゼルダの伝説が上げられると思うのですが。
ゼルダの伝説もガチのアクションRPGだと思います。
しかし、ゼルダの伝説には
「遊びたくなる魔力」が所々に散りばめられていましたので
硬派な難易度なのに、
最後まで遊んでしまう人も多かっのだと思います。
そんな可愛らしさが、
この作品に一切無いので、
あまりに有名になれないで終わったのかもしれません。
だって、おじさんやおばさんを救出するゲームですからね。
普通だったら、可愛らしいお姫様を救いたいじゃないですか。
そんなのはリアルじゃないと思ったのでしょうね。
ガチのおじさんを救出するために、
不気味なダンジョンに行くという
海外のゲームならではのリアルさがあったのでした。
[おじさんを目的地に届けるまでが冒険 ]
このゲームの流れで言いますと
おじさんやおばさんなど、
この世界のリーダーが誘拐される
なので、おじさんやおばさんが閉じ込められているダンジョンに向かう
そのダンジョンには、
沢山のモンスターと罠が待ち受けていて
様々な困難に立ち向かいながら奥深くへと進んで行く
そして、無事におじさんやおばさんを救出してクエストクリア
また新たなおじさんやおばさんを助けに行く…。
なんてシンプルに終わらないのが、
今作のこれまたリアルな展開になっていました。
普通の作品ならば、
キャラクターを助け出して、クエストクリアになるのが当たり前です。
しかし、そうでは無く、
そのキャラクターを「無事に送り届けるまで」が、
クエストの流れになっていた訳です。
ここで思う訳です。
「だからなんなの?」と。
「普通に連れて行けばいいじゃん?」と。
そうじゃないんですね。
この「無事に送り届ける」というのが、
とてつもなく緊張感あふれる展開になっていた訳です。
どうしてか?
このおじさんやおばさんが、物凄く貧弱だからです。
主人公の後を付いてきてくれるのですが、
ダメージを食らいまくってくれます。
そうなるとどうなるのか?
やられちゃうんですね。
やられるとどうなるのか?
また洞窟に帰っちゃうんですね。
40分とかかけて、ようやく救出して
目的地に届ける前に、モンスターにやられて
またそのダンジョンに挑まなければならない…。
これこそが、
普通のプレイヤーにそっぽをむかれてしまった
最大の理由だったと思います。
完全に心が折れますからね。
「また助けに行くの…」ですからね。
この辛さに耐えられたプレイヤーだけが、
「ヤバい、この作品好きかも」となるのかも知れません。
[ダンジョン探索の面白さで言えば 本家のゼルダにも負けない]
そんな、かなり厳しめの作品なのですが、
大好きな作品になりました。
どうしてか?
最大の肝である
「ダンジョン探索」が面白かったんですね。
頑固おやじのラーメン屋さんってあるじゃないですか。
まさにあれですね。
接客は悪いけど、味が美味しいので
接客なんてどうでもよくなる
そんな素晴らしさがありました。
まず面白かったのが、
モンスターがうじゃうじゃ襲ってくるところでしょうか。
「バカじゃないの?」というくらい
大量のモンスターが襲ってきまして
そのモンスターを
ガンガン倒していくのは最高の快感だったと思います。
経験値も、アイテムドロップも無いのが悲しいですが。
モンスターを倒すことで、仕掛けが動いたりしますので、
必死にモンスターを倒しまくるのは最高でした。
次に面白かったのが、
「頭が沸騰する位のなぞ解き」が連続して襲ってくるところでしょうか。
簡単な謎解きから、
「この問題を解けたのは自分だけなのでは?」という難問まで。
とにかく謎解きが多い作品になっていまして、
この謎解きの面白さも、
この作品のセールスポイントだったと思います。
後半のダンジョンなんて、
数十分解けませんでしたからね。
この謎解きの難しさも今作の魅力の1つでした。
そして最も好きだった部分が、
「沢山の装備やアイテム」がダンジョンに隠されていたところでしょうか。
ゼルダの伝説でもそうなのですが、
最初は何の装備も持っていません。
剣と盾くらいしか持っていません。
「この状態で危険なダンジョンに行けというのか!!」です。
そんな貧弱な冒険者だったのに
沢山のダンジョンを冒険することで
斧を手に入れて
手裏剣を手に入れて
アミュレットを手に入れて
ブーメランを手に入れて
なんて感じで、
ちょっとずつ、ちょっとずつ、装備やアイテムを入手して行き
徐々に最強の冒険者へと成長していく
こんな幸せが用意されていました。
この作品の面白い所は、
正解のルートが何通りも用意されていまして。
行かなくても良いフロアが沢山ありました。
そんなフロアにあえていく事で、
「こんな装備があったんだ!!」と興奮できるようになっていまして。
正解のルートそっちのけで、
まだ見ぬ財宝を求めてしまう中毒性があった訳ですね。
このおまけ要素があったからこそ
助け出したキャラクターがやられてしまっても、
「じゃあ違うルートを探そうかな」と前向きになれたのだと思います。
モンスターを倒しても、経験値が貰えない
お金を貯めても、それほど強力な装備を買えない
だからこそ、最強の装備を求めてダンジョンをさまよう
こんなアイテム収集の面白さががあったからこそ、
大好きな作品になったのかもしれません。
ダンジョン探索だけに特化したアクションRPG
そのダンジョン探索が面白いので、文句をつけるのを忘れてしまうのでした
[最後の二つのダンジョンに 完全にノックアウトされる]
そんな大好きな作品ですが、
最後の二つのダンジョンだけは、本当に勘弁して欲しかったですね。
もうとてつもなく難しかったです
ここまで来るのに7時間ほどで、
その二つをクリアするのに6時間ほどかかりましたからね。
ラストダンジョンで言えば、
アクションRPGの中でも、屈指の難しさを誇っていたと思います。
どうして難しいのか?
ダンジョン自体がバカみたいに巨大になりまして
マップを見た瞬間に
「え?嘘でしょ?」と精神的ダメージを与えてきます。
そんなバカでかいダンジョンに
今までのモンスターを勢ぞろいさせて
新たなトラップをこれでもかと散りばめて
ちゃんとご褒美の最強装備も用意してくれて
まあ、とてつもないスケールの
巨大なダンジョンになっていました。
ここまでは、辛いながらも
「意外と行けるかな」なんて進めてきたのですがね。
最後の二つのダンジョンで完全に牙をむいてきますからね。
難しいほど愛される、
洋ゲーの本気を見たような気がします。
巨大なダンジョンを
「クリア出来るもんならしてみろ!!」と
最後の最後に登場させてくる
あまりの難しさに、何度も攻略を調べてしまう
自力で解けなかったのだけが、少しだけ心残りな
超強烈なアクションRPGなのでした
ウルティマ外伝 黒騎士の陰謀のまとめ
私はこの作品を説明書なしの状態で買ったのですが、
それゆえの困った状況に陥りましたので。
その困った部分を紹介して終りたいと思います
「アンク」は押すボタンによって、
城に帰るか、そのフロアの謎解きをリセットするのか、で変化する
(これを知らないで、わざと死んでやり直していました)
セレクトを押すことで、アイテムを捨てられる
(この方法を知らないで、アイテムがパンパンになって詰みかけました)
この初歩的な操作が全く分からないで苦労しましたので
ソフトのみで購入する方は、
この部分だけ頭に入れて楽しんでください
この二つさえ押さえておけば、
最後のダンジョンまで行けると思いますので。
まだレアなゲームになっていない今のうちに、
この素晴らしいアクションRPGを楽しんでください。
ゼルダの伝説が好きで
ディアブロが好きなあなたに遊んでほしい
遊んでよかったなと思えた、
ウルティマ外伝 黒騎士の陰謀の感想を終わらせていただきます
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
ダンジョン探索の面白さで言えば ゼルダの伝説にも負けない
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完品状態 2080円
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