モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

世界はあたしでまわってる光と闇のプリンセス PSPのRPGの中で たぶん一番面白い

こんなにも面白いRPGが闇に埋もれているのは悲しい

 

[エストが面倒だって?  だったら無しにすればいいじゃん]

[世界はあたしでまわってる  グローバルAエンタテイメント  PSP]

 

2009発売  

ジャンル RPG  

参考価格  この記事を書いた当時は840円  今は820円

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  15時間 

このゲームに対する世間の評価  隠れた名作RPG

どんな人におすすめ  全てのRPG好きには遊んでほしいな

 

 

今回の作品は、

ここ数年遊んだRPGの中でも

特に面白かった作品でした。

 

遊んでいる最中は、常に幸せ。

 

そんな奇跡でしたね。

 

 

そんな今回の 全てのRPGに このゲームシステムを搭載するべき

世界はあたしでまわってるへの5500文字のラブレターです。

 

 

 

retogenofu.hatenablog.com

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世界はあたしでまわってるとはどんなレトロゲーム

 

この世界はあたしでまわってるですが

2009年にグローバルAエンタテイメントから発売された

プレイステーションポータブル用のRPG作品でした。

 

2008年に発売された

世界はあたしでまわってるDS版」の

パワーアップバージョンとして発売されまして。

 

DSでしか遊べなかった作品が

プレイステーションポータブルでも遊べるようになった

最高に嬉しい作品でした。

 

 

そんなゲームの目的は

 

地位、名誉、財産、

全てを兼ね備えたお金持ちのお姫様「アンジェラ」

 

舞踏会でレベル99の冒険者にひとめぼれ

 

しかし、その冒険者

冷たくあしらわれるアンジェラ

 

そんな冒険者に認めてもらう為に

新米勇者アンジェラの、ドタバタ大冒険が始まって行く…。

 

こんなコメディー要素溢れる作品になっていました。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなコマンド選択式のRPGで

 

万人が楽しめる、

昔ながらのドラクエ系RPGになっていました。

 

 

わがまま放題の主人公アンジェラが

 

沢山の住人の悩み事を解決していく事で

人間として、一回りも二回りも成長していく

 

純粋にRPGを楽しめる作品になっていました。

 

 

ここまでならば、昔のRPGです。

 

 

ここからが、

このゲームが最高のRPGになった理由です。

 

 

このゲームでは、

今までのRPGではありえなかった

とんでもないシステムが搭載されていました。

 

 

そのシステムこそが、

「わがまま」システムでした。

 

このゲームの主人公は、

冒険なんてした事が無い、最弱のお姫様です。

 

そんなお姫様ですから、

そこら辺に歩いているモンスターに勝てるはずもありません。

 

そんな状況を、

どうやって打破していくのか?と言いますと、

わがままで解決するんですね。

 

敵のレベルを下げたり

 

敵の動きをストップさせたり

 

強制的に追い払ったり

 

「勝てないのならば、勝てるようにすればいい」こんなわがままでした。

 

主人公のアンジェラは、常に思っています。

 

世界はあたしでまわってる」と。

 

そんな思い込みの激しさが、

わがままという奇跡となりまして、

貧弱なお姫様を手助けしていく。

 

こんな素晴らしいシステムになっていた訳です。

 

 

ここまででも、

かなりぶっ飛んだRPGなのですが。

 

それだけで終らないのが、

このRPGの凄い所です。

 

 

皆さんも思った事があるはずです。

 

「経験値が2倍になったら嬉しいのにな」とか

 

「お金が2倍になったら嬉しいのにな」とか

 

「100%アイテムを落とせばいいのにな」とか。

 

 

……なります。

 

だって、世界はあたしでまわってますから。

 

経験値が2倍で

 

お金が2倍で

 

アイテムも100%落とす状態にして戦える。

 

まあ、楽しかったです。

 

経験値が2倍ですからね

ガンガンレベルが上がります。

 

お金が2倍ですからね

常に最新装備で居られます。

 

100%アイテムを落としますからね

レアアイテムをガンガン拾えます。

 

そんな幸せでした。

 

 

その他のわがままとしましては

 

鍵のかかった宝箱を、

鍵を探すのが面倒だから、無理やり開けるとか

 

スイッチ式の扉を、

スイッチを探すのが嫌だから、無理矢理開けるとか

 

エンカウントが嫌なので、

一切敵を出さないようにダンジョンを探索するとか

 

RPGのお約束を全てぶち壊しまして、

「自分の好きな様に冒険できる」こんな楽しさがありましたね。

 

 

ここで、普通の人ならば思う訳です。

 

「システムだけに特化した、バカゲーなのかな?」と。

 

そんな事は決してありません。

 

RPGとしても良くできていまして、

時間を忘れて楽しめました。

 

最初はわがまま放題だったアンジェラが、

沢山のクエストをクリアする事で、人間として成長していく。

 

そんな物語の中に、

RPGのお約束を散りばめていく。

 

王道のファンタジーRPGとしても、充分楽しめました。

 

 

PSP版だけのシステムとしましては

 

光と闇の属性を変えられるところでしょうか。

 

レベルアップ時のステータスの伸びが高い

光のプリンセス

 

ステータスの伸びが低いけど、わがままが強力な

闇のプリンセス

 

こんな2種類の属性を、

そのクエストごとに臨機応変に変更しまして、

自分だけの物語を作って行く。

 

そんな楽しさがありました。

 

能力の伸びが下がるので、

一見すると闇のプリンセスは不利な様な気もしますが。

 

そこにも、楽しすぎるシステムが搭載されていました。

 

 

このゲームには、

「お食事システム」という、最高のおまけ要素があります。

 

冒険から帰ってきます。

 

お腹がペコペコです。

 

食堂に行きます。

 

好きなご馳走を食べます。

 

能力が上がります。

 

最高です。

 

こんな流れになっていました。

 

 

レベルが上がって、

ステータスが伸びるのは当たり前です。

 

それと同じように、

食事をしただけで、ステータスがガンガン上がりました。

 

しかも、制限なんてありません。

 

普通ならば、

ダンジョンに1回行けば、ご褒美で食事ができる

こんなシステムにすると思います。

 

しかし、今作では違いました。

 

宿屋に泊るだけで、直ぐにお腹が空きます。

 

なので、お金が無くなるまで

延々と食事を出来るんです。

 

食事をする

 

宿屋に止まる

 

食事をする

 

こんな引きこもり生活も可能だった訳です。

 

このシステムが本当に楽しかったです。

 

ドラクエに例えるならば

力の種が、お店で売っている様な物ですからね。

 

お金稼ぎが、全く苦にならないんですよね。

 

モンスターを倒すことで、

経験値とお金とアイテムを稼げますので。

 

経験値でレベルを上げて

 

お金でステータスアップ

 

アイテムを売って食事代金に充てる

 

こんな楽しさになって行きました。

 

 

ダンジョンに潜ります

 

フロアの最後にボスが待ち受けている

 

まったく歯がたたない

 

あまりの悔しさに、

攻撃力が上がる料理を、お金が無くなるまでやけ食い

 

そして、ボスを瞬殺できる様になっていた。

 

基本的には、こんな流れになっていましたね。

 

 

強くなるという事は、

そのぶん、モンスターを楽に狩れる様になります。

 

楽に狩れるという事は、

そのぶん、経験値とお金を楽に稼げます。

 

楽に稼げるようになると、

どんどんステータスがアップして行きます。

 

こんな繰り返しが、

異常に楽しくなっていまして。

 

寝る間も惜しんで、このゲームを遊んでしまうのでした。

 

 

あと5レベル上げたら眠ろう

 

とか言いながら15レベル上げてしまう

 

遊んでも、遊んでも、苦にならない

 

そんな、奇跡のRPGを

この機会に遊んでほしいなと思います。

 

 

 

こちらから購入できます

 

 

820円

 

 

 

 

世界はあたしでまわってるの感想でもあり レビューでもあり

 

[パワータイプか マジックタイプか  断然マジックタイプ!!]

 

このゲームを最後まで遊んで思ったのが、

「圧倒的に魔法が強い」という事です。

 

最初は、覚えている魔法も弱かったので、

「パワータイプが最強!!」と攻撃力ばかり上げまくっていました。

 

しかし、物語が後半になるにしたがって

「あれ?魔法強すぎじゃない?」となってきました。

 

 

その理由というのが、

敵の数が多い事にありました。

 

こちらは、

主人公のアンジェラとペット的なスライム

この2人パーティーで進んで行きます。

 

しかし、相手のモンスターは

4匹とかで襲ってきます。

 

こちらは2人、相手は4匹

こんな数の暴力でした。

 

そんな状況を打破するために用意されていたのが、

「強力過ぎる全体魔法」だった訳ですね。

 

ドラゴンクエストでいえば

イオナズン

 

ウィザードリィでいえば

ティルトウエイト

 

そんな凄さでした。

 

このゲームでは、

わがままを使用して100%先制攻撃ができます。

 

先制攻撃で、全体魔法を撃ちこみます。

 

モンスターが全て消し去ります。

 

この間、わずか3秒です。

 

たった3秒で、全てのモンスターが消し炭になる。

 

そして、経験値とお金とアイテムが手に入る。

 

この楽しさはやばかったです。

 

 

仮に、敵が強すぎて

そのまま残ってしまうとします。

 

そうなったら、

賢さがあがる料理を食べまくればいいんです。

 

このゲームは、

もの凄くシンプルに出来ていまして。

 

賢さが1上がれば、だいたいダメージも1上がります。

 

ライフが5残るモンスターが出てきたのであれば、

どうにかして賢さを5上げる事で、

次の瞬間には消し炭にすることができる訳です。

 

そんな繰り返しをして行った時に

「あ!魔法が最強のゲームなんだ!!」と納得したのでした。

 

 

最初は40とかの貧弱なダメージです。

 

そのダメージを、

徐々に、徐々に、上げていく事で

とてつもないダメージの魔法になって行く。

 

そんな楽しさが、

このゲームにはあったのでした。

 

 

 

[RPGのお約束をぶっ壊す  究極のわがままを体験しろ]

 

このゲーム最大の売りで言いますと、

やはり「わがまま」のシステムだと思います。

 

難しいRPGの世界を、

自分のわがままで、ヌルゲーに変えましょう。

 

こんな斬新なゲームシステムでした。

 

 

例えば、

経験値が少ないとします。

 

そんな時に、経験値を2倍にすることができます。

 

この時点でも凄いのですが、

更に上を行くわがままが存在しました。

 

それこそが、

モンスターのレベルを変化させるという荒業でした。

 

経験値が少ないのならば、

相手のレベルを上げて、経験値自体を底上げする。

 

どうしても倒せないボスが居るのならば、

相手のレベルを下げて、弱い状態にしてから倒す。

 

こんな、ゲームクリエイターになったかのような荒業が、

このゲームには隠されていましたね。

 

 

そんなわがままですが、

ゲームを全否定する「究極のわがまま」が存在しました。

 

それこそが、

「クエストを完全無視する」という荒業でした。

 

リンゴを5個取ってきてとか

 

モンスターを30匹倒してきてとか

 

住人の悩み事が

エストとして舞い込んできます。

 

そんなクエストを、

無かったことにして、ゲームを進める。

 

こんな究極のわがままでした。

 

ゲームのイベントを体験するのが目的なのだから、

エストなんていらないよね?

 

こんな、

誰もが思っていそうな疑問を、

製作者自身が解決する。

 

そんな潔さが、

このゲームには有ったのでした。

 

 

 

[このゲームは完璧だと思います  思いますが 重大な欠点が1つだけありました]

 

このゲームは最高のゲームだと思います。

 

ここ数年で遊んだゲームの中でも

トップクラスに面白い作品でした。

 

そんなゲームの欠点を、

あえて言いたいと思います。

 

欠点と言いますか、

今の時代のRPGには、当たり前の様に搭載されているシステムが、

このゲームにはなかったんですね。

 

 

そのシステムというのが、

クリア後のおまけ要素でした。

 

このゲームには、

図鑑機能という、コレクター心をくすぐってくれる、

やりこみのおまけ要素が用意されていたのですが。

 

この図鑑機能を、

完璧に埋めたいと思うのは当たり前ですよね。

 

スカスカの図鑑よりも

 

完璧な状態の図鑑が見たい

 

こんな当たり前です。

 

そんな機能がありましたので、

「あ!何週もゲームをクリアして埋めるんだね!!」と思う訳です。

 

 

なんて思っていたのに、

まさかの一周目で終わりですからね。

 

これには最高にガックリ来ました。

 

しかも、ラスボスを倒した状態でセーブをしてしまうと、

「もう冒険出来ない」という、最悪の状況にもなりえますので。

 

その点は充分注意して、遊んでほしいなと思います。

 

私の場合は、

ラスボスの手前で、2個目のセーブデータを残していましたので、

なんとか、事なきを得たのですが。

 

知らなかったとしたら、

そのまま何も出来なくなりますからね。

 

この部分は、結構な欠点だったと思います。

 

 

やりこみゲーマーが好きそうな

最高のゲームシステムを用意してくれる。

 

そんなゲームだったのに、

クリア後のやりこみ要素が、まさかの何もなし。

 

この部分だけが、このゲームの残念な部分なのでした。

 

 

 

 

世界はあたしでまわってるのまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

絶対に損はさせません。

 

なので、今すぐにでも遊んでください。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

クリア後のやりこみ要素があれば

50時間は遊んでいたと思いますので。

 

逆に良かったのかもしれません。

 

やりこみ要素が無くても、

ラストダンジョンで延々とレベル上げもできますので、

その部分で補うのもありかも知れません。

 

延々とレベルを上げる

 

延々とお金を貯めて、最強の装備を買う

 

遊んでも、遊んでも、終わらない

 

そんなRPGをお楽しみください。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

プレイ時間で言いますと

15時間とかなり短いです。

 

かなり短いですが、

その15時間がずっと幸せなのですから

完全にありですよね。

 

 

全てのRPGは、

このゲームシステムを参考にして欲しいなと思います。

 

そのくらい画期的なシステムなのでした。

 

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロ

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

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