前作は、漫画を読んだことがなくてもクリアできたのですがね
[原作どおりに進めよう というか それ以外は拒否されます]
1988年発売 ジャンル アクション・RPG 参考価格400円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 5時間
このゲームに対する世間の評価 前作よりもかなり難しくなっていましたね
どんな人におすすめ? 聖闘士星矢ファン以外には中々の激ムズソフトでした
バーチャルコンソールで配信無し
今考えてみると
少年ジャンプの漫画って
ゲーム化しているが作品が本当に多いですよね。
「ハンターハンター」などは分かるのですが
「ジャングルの王者・ターちゃん」に
「みどりのマキバオー」など
意外な作品も数多くゲーム化しているので
「本当にジャンプって凄いんだな」といった印象です。
そんな今回の、原作漫画が 最高の攻略本に大変身
聖闘士星矢・黄金伝説・完結編の感想です。
この聖闘士星矢・黄金伝説・完結編ですが
1988年にバンダイから発売された
ファミコン専用のアクションゲームでした。
前作の「聖闘士星矢・黄金伝説」では
物語の最初から、黄金聖闘士編までを収録した
壮大なスケールの作品だったのですが。
今作では
黄金聖闘士編だけを重点的に楽しめる
まさに、完結編に相応しい作品でした。
そんなゲームの目的は
瀕死の重傷を負った
「さおりお嬢様」を助け出すために
12人の黄金聖闘士が待ち受けている、ステージをクリアしていく…こんな目的でした。
前作は
フィールドを移動しながら、情報収集をして
ボスなどを探し出して、イベントを進めていく
アクションRPGのシステムでしたが。
今作では
12の黄金聖闘士を倒すために
それ専用のステージがありまして
そのステージをクリアする事で、ボスと戦えます。
ゲームの流れとしましては
穴が沢山あって
敵の攻撃が半端なくて
比較的短いステージをクリアする
そのステージのボスに挑む
コマンド選択式のバトルモードに移行する
次のステージに進むのか、パスワードを取るのかを選ぶ
こんな感じでした。
前作までの
経験値を稼いで
パラメーターに割り振って
自分だけの、最強聖闘士を目指すタイプのゲームから
ステージのクリアごとに
キャラクターが強くなって行く
シンプルなシステムに変わっていましたので
アクションRPGというよりかは
アクションゲームにアドベンチャーの要素をプラスした
新しいシステムに変わっていましたね。
今作では
最初から仲間が3人居まして
4人の中から、好きなキャラクターを選んで
アクションステージに挑んで行きます。
キャラクターの体力が無くなってしまうと
次のステージをクリアするまで「使用不可能」になってしまいますので
いかにキャラクターを消耗しないで、進めるのか
こんな作品になっていました。
「セブンセンシズ」というパラメーターを貯めて
コスモや体力の回復に使うのですが。
雑魚敵を倒すことで、セブンセンシズを貯める事が出来ましたので。
いかに、簡単なステージで
ギリギリまで稼げるのかが、重要な作品でした。
アクションゲームでありながら
戦力性も必要な、古き良き作品なのでした。
聖闘士星矢・黄金伝説・完結編の感想でもあり レビューでもあり
[原作ストーリーを知らなければ 相当苦労する]
キャラクターのゲームを楽しむという事は
「原作ストーリーを、自分自身の手で体験してみたい」というのと
「自分自身で、原作ストーリーを破壊してみたい」という
2種類に分けられます。
最初は原作ストーリーの様に進めて
2回目のプレイでは
全く活躍できなかったキャラクターで
原作を破壊しながら進んで行く
こんなハチャメチャな所が最高に楽しかったと思います。
そんなゲームのジャンルが
キャラクターゲームだとは思うのですが。
今作では
原作ストーリーを、そのまま再現しながら進まないと
まったくクリア出来ない
ビックリなシステムでした。
最初の方は
原作ストーリーを無視しても進むことが出来ます。
「あのキャラクターには、このキャラクターをぶつけよう」こんな楽しみが出来ます。
しかし、ゲームが進むにつれて
原作ストーリーの戦いを再現しないと
全く進まなくなってしまうのが残念でした。
(ボスに全くダメージが効かなくなるので、大変でした。)
そのぶん
原作ストーリーを再現するように進めると
「今までの苦労は何だったの…」というくらいサクサク進みますので
原作ファンにとっては、良かったのかも知れません。
あえて、ボスに負ける事で
大幅にパワーアップ出来るイベントが発生して
後のゲーム攻略に役立つなど
原作ファンにとっては、かなり簡単に進める事が出来ました。
一応のヒントとしましては
ステージに挑む前に
「ここは、俺に任せてくれ」といった、メッセージが出ますので
気付くことが出来るのは良かったです。
そんな意味では
「花の慶次・雲のかなたに」は、名作ゲームだったと思います。
自分の選択によって
本来は、死んでしまうはずのキャラクターを、生かしたまま進めるなど
かなり自由度の高い作品になっていました。
(格闘ゲームの部分は、お世辞にもバランスが良かったとは言えなかったのですが。)
このゲームを購入した人の多くが
聖闘士星矢のファンだったと思います。
そんなファンにこそ
自由度の高いゲームが良かったのではとも思うのでした。
[アクションステージが嫌になるほど難しい]
このゲームですが
アクションステージが嫌になるほど難しいです。
ステージは短めなのですが
穴に落ちてしまうと、体力を減らされて
ステージの最初に戻されてしまうので
かなり大変です。
特に難しかったのが
ステージ3の、異次元空間に飛ばされるステージでした。
前作の「富士の風穴」というステージが
異常に難しかったのに。
このゲームの開発者は、まったく懲りていなかったのでしょうね。
開始して15分で、このステージでしたから。
まさに、このステージが原因で
心が折れたプレイヤーは、多かったのではないでしょうか。
「異次元空間だから、穴が沢山あっても許してね」こんな安易な考えが
こんな惨劇になったのでしょうかね。
久しぶりにこのステージを遊びたくて、プレイしましたが
やっぱり、とんでもない難しさでした。
「こんなに操作性が悪かったっけ」なんて
新たな発見もありながら
クリアするのに20分程掛かりましたね。
いかに、「扱いづらいジャンプに慣れるのか」こんな作品だったと思います。
困難なアクションステージをクリアしたご褒美に
原作ストーリーを自分の手で体験できる。
こんな風に考えれば、
ストレス無く楽しめる…とまでは言いませんが
意外と好きになってもらえると信じています。
コマンド選択の戦闘シーンにも、
若干のアクション要素が入っていまして。
左か右を連打して、キャラクターを動かすという
とてもシンプルな要素もありました。
相手が必殺技を撃ったら
どちらかに避ける事で、攻撃を食らいませんでしたので
戦いの最中も、楽しめるのは良かったですね。
そのぶん、相手もガンガン避けてきますので
物凄く大変だったのは、内緒にしておきます。
聖闘士星矢・黄金伝説・完結編のまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
このゲームですが
「原作漫画そのものがゲームの攻略本になる」という
未だかつてないシステムでした。
「ネオアトラス」という
世界地図を作るゲームの攻略本が
「地図帳」だった様に
今作では、漫画の単行本を読むことで
冒険のヒントになってくれるのは良かったですね。
なので、自宅に聖闘士星矢がある人は
遊んで見てはいかがでしょうか。
なにがそんなに面白いのか?
前作程ゲームの自由度は髙くありませんが
聖闘士星矢ファンにはたまらないと思いますので
我こそはという人はどうぞ。
今急いで買う理由ってあるの?
前作と同時収録で楽しめますので。
「懐かしいな、でもファミコンを引っ張って来るのがめんどうだな」
という人は、この機会にチェックしてみて下さい。
原作の漫画が
そのままゲームの攻略本に大変身
そんなお得感
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
単行本を持っている方は 今すぐにでも遊ぶべき
聖闘士星矢・黄金伝説・完結編
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