モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

ファミコン屈指のブラックなゲーム 松本亨の株式必勝学2

家庭内暴力、危ない薬、一家離散 そんな人生ゲーム

 

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[こんなにブラックな人生を歩みたくない…]

[松本亨の株式必勝学2  イマジニア  ファミコン]

1989年発売  ジャンル 株式シミュレーション  参考価格500円

 

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  10時間

このゲームに対する世間の評価  前作も酷かったけど 今作も酷い

どんな人におすすめ?  バカゲーマニアに贈る 異常なゲーム

バーチャルコンソールで配信なし

 

 

前作で狂っていたゲームというのは

続編でパワーダウンしてしまう物です。

 

かの有名な

伝説的なクソゲーデスクリムゾン」ですら

続編では、パワーダウンしてしまいました。

 

しかし、今回のゲームに関して言いますと

前作よりも、はるかにクレイジーにパワーアップしていましたね。

 

 

そんな今回の、ファミコン屈指のブラックゲーム

松本亨の株式必勝学2の感想です(*’▽’)

 

 

 

松本亨の株式必勝学2とはどんなレトロゲーム

 

この松本亨の株式必勝学2ですが

1989年にイマジニアから発売された

ファミコン専用の株式シミュレーション作品でした。

 

前作の、松本亨の株式必勝学というゲームは

株式シミュレーションに

様々なマイナスイベントが襲い掛かってくる

人生の成功から転落までを楽しめる作品でした。

 

 

そんな前作の、その後を描いた作品なんですよね。

 

前作で、苦しい条件を達成して

株のプロフェッショナルの、松本亨さんに弟子入り出来た主人公の

その後のストーリーという設定でした。

 

 

ゲームの目的は

400万円を元手に、株式売買や不動産投資等をおこなって

2年以内に70億円まで増やすというゲームでした。

 

ゲームのシステムは

リアルタイムで時間が進んで行き

その間も株価が事細かに変動するシステムだったので

いつ株を買って、いつ株を売るのかを楽しむゲームでもありました。

 

前作では独身だった自分も

美人の奥さんと

「可愛いとは絶対に思えない」男の子の三人家族になっていまして

今までは自分だけの生活だったのが

家族を養うという目的もプラスされていました。

 

 

このゲームの特長としましては

体力と気力の様なパラメーターが設定されており

この数値が無くなってしまうと

その場でゲームオーバーになってしまうので

充分な注意が必要でした。

 

 

前作では、パラメーターを回復するために

趣味や買い物といったコマンドが用意されていました。

 

前作では

コマンド1つで、スキー旅行や映画に行けたのですが

 

今作では

ウィザードリィの様な3Dマップを自分で移動しながら

街中でお店を探すという

新システムも搭載されていて面白かった作品でした。

 

 

400万を握りしめて株を買いに行く

 

奥さんの機嫌を取らないといけない

 

子供がぐれない様にしつけなければいけない

 

病気になったら瀕死状態で病院を探す

 

精神的に疲れたらヨガ教室を探す

 

体力が少なくなってきたらジムに通う

 

こんな、株式を学ぶためのゲームなのに

人生の大変さを学ぶことが出来る

素晴らしく狂っていた作品なのでした(^◇^)

 

 

 

松本亨の株式必勝学2の感想でもあり レビューでもあり

 

[とにかくブラックなゲームだと分かる]

 

このゲームは

小学生がニコニコ顔で楽しむ、ファミコンでの発売でした。

 

そんな、ファミリーの為のゲーム機なのに

巻き起こるゲームイベントが、とにかくブラックなんですよね。

 

 

このゲームでは

奥さんの「機嫌」や

子供の「よいこ度」というパラメーターも設定されていました。

 

株に熱中するあまり

家族の事を邪険にし過ぎると

そのままゲームオーバーになってしまうという事です。

 

そんな、家族とのスキンシップが

どこかに出かけたり

褒めてあげたり

アイテムをあげたり

鉄拳制裁だったりするんですよね。

 

初めて「なぐる」というコマンドを見たときは

本当にびっくりしました。

 

家庭内暴力」が機嫌をとるコマンドだなんて

誰も思いませんからね。

 

しかし、この「なぐる」コマンドが優秀で

 

奥さんの機嫌が下がってきたら

殴って解決

 

子供のよいこ度が下がってきたら

殴って解決

 

株で大損した腹いせにただ殴る…なんてゲームでした。

 

 

そのほかにも

街中にある、怪しげなお店には様々なアイテムが売っていまして

 

このお店の中には

普通に「麻薬」が売っていまして

そのアイテムを使用すると

パラメーターが回復するというぶっ壊れたゲームでもありました。

 

株で一発当てた成金が

怪しげな店で麻薬を購入して使用する

子供にプレイさせたくない度100%ですよね。

 

 

ハリウッド映画なら

絶対に最後は撃ち殺されて終わりますからね。

 

子供に、「このアイテムってどんな意味?」と聞かれた時に

説明するのが難しいゲームだったのかも知れません。

 

せっかく買ってあげたゲームが

家族を殴りまくって

麻薬を使いまくって

愛人を囲って

70億を目指して行くゲームだと分かった時は

絶望しか無かったのではないでしょうかね。

 

 

そんな、ファミコン屈指のブラックゲームなのでした(/・ω・)/

 

 

 

松本亨の株式必勝学2まとめ

 

前作もクレイジーな作品としては有名でしたが

今作を初めてプレイした時は

前作の100倍クレイジーな作品だと確信しました。

 

しかも、前作よりも格段に遊びやすくなっているので

ゲームとしても充分楽しめる作品になっていたのが

困りものでしたね(/ω\)

 

 

そんな今回の、バカゲーなのに ゲームとしても満足出来る 困った作品 

松本亨の株式必勝学2の感想でした(*^▽^*)