モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

京都・龍の寺殺人事件の感想 ダイイングメッセージの該当者は5人? 多すぎ!!

才能が凶器と化す!ミステリーの女王が贈る推理アドベンチャー京都・龍の寺殺人事件

推理小説のトリックは、

私たちを驚かせ、作者の天才的な発想に感動させてくれます。

 

そんなミステリー界の女王、

山村美沙さんが原作を担当したファミコンゲームが、

1987年にタイトーから発売された『京都・龍の寺殺人事件』です。

 

このゲームは、激ムズのアドベンチャーゲームを愛するプレイヤーにとって、

最高の体験を提供します。

 

 

シナリオが現実となる衝撃の導入

 

『京都・龍の寺殺人事件』の最もユニークな点は、その導入部にあります。

 

主人公は、

自分が書いたアドベンチャーゲームのシナリオと

全く同じ展開で殺人事件が起こってしまい、容疑者として疑われます。

 

まるで、自ら犯行計画書を書いてしまったかのような状況です。

 

「自分が書いたとおりに、人が死んでいく…まるでデスノートだ」

 

身の潔白を証明し、事件を解決しなければ、

せっかくの力作も台無しになってしまいます。

 

才能が溢れすぎたがゆえに凶悪な事件に利用されてしまう、

そんな衝撃的な始まりが、プレイヤーの心を掴み、

事件の真相を解き明かしたいという強いモチベーションを与えてくれます。

 

 

キャサリンと共に謎を追え:複雑なアドベンチャーシステム

 

ゲームはコマンド選択式のアドベンチャーで、

見る、取る、聞く、移動などの基本的なコマンドに加え、

このゲーム独自の要素が盛り込まれています。

  • 写真:犯行現場や登場人物の写真を撮り、事件の参考にします。
  • 電話:自分で電話番号を入力し、ヒントを探します。
  • キャサリン:相棒である外国人女性、キャサリンに相談して事件を進めます。

 

このゲームは登場人物が非常に多く、

多くの情報を聞き出し、コツコツとフラグを立てていく必要があります。

 

本格的な推理アドベンチャーとして、プレイヤーに根気を要求する作品でした。

 

 

悲劇的なダイイングメッセージ:犯人は5人もいる!?

 

事件の始まりは、まるで吉本新喜劇のようなコメディタッチです。

 

主人公が「自分のシナリオなら、ここに死体があるはず…」と冗談半分で探すと、

桜の花びらで覆われた死体を発見するという、予想外の展開から始まります。

 

そして、その死体の手には

「お、こ、さ、な、み、わ」という6文字のひらがなが握られていました。

 

通常なら、このダイイングメッセージが犯人を特定する手がかりとなるはずですが、

このゲームは違います。

 

この6文字を並び替えると、

「おさわなみこ」「おさわみなこ」「こなみさわお」「こさわみなお」「みさわなおこ」など、5人もの容疑者がリストアップされてしまうのです。

 

被害者は、まさか自分のダイイングメッセージに該当する人物が

5人もいるとは夢にも思わなかったでしょう。

 

プレイヤーは、「また該当する人物が出てきた…」と、

思わずがっくりしてしまいます。

 

この理不尽なダイイングメッセージのおかげで、

ゲームの奥深さは何倍にも増幅され、

プレイヤーは5人の容疑者の中から真犯人を見つけ出すために、

必死に推理を進めることになります。

 

 

レトロゲームならではの「激ムズ」謎解き

 

『京都・龍の寺殺人事件』は、レトロゲーム特有の理不尽な謎解きが特徴です。

 

ゲームセンターCXでも取り上げられたように、

難解な謎がプレイヤーを待ち受けています。

 

しかし、「絶対に解けない」というわけではありません。

 

頭をフル回転させて挑むことで、クリアした時の達成感はひとしおです。

 

 

「ミステリーの女王の謎を必死に解け」

 

山村美沙さん本人がおまけキャラクターとして登場するなど、遊び心も満載です。

 

面白い推理小説を全て読みつくした人には、

この『京都・龍の寺殺人事件』は絶対におすすめです。

 

山村美沙さんがファミコンに降臨した、この名作推理アドベンチャーゲームを、

ぜひ体験してみてください。

 

 

こちらから購入できます