モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

峠・伝説・最速バトル クリアさせる気がない 狂ったレースゲーム

残っていたセーブデータも 全て最初のステージで終っていました

 

[レースゲームなのに 対向車が走ってくる 理不尽]

[峠・伝説・最速バトル  BPS  スーパーファミコン]

1996年発売  ジャンル レースゲーム  参考価格700円

 

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間  5時間

このゲームに対する世間の評価  こんなにイカレタゲームも珍しい

どんな人におすすめ?  バカゲーが好きなら最高です

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

ゲームのお約束ってありますよね。

 

ボスの目の前で

やくそうをもりもり食べても、一切襲ってこないとか

 

ポケットにアイテムが無限に入るとか

 

実在の世界ではあり得ないことが楽しめるからこそ

ゲームを遊ぶと思います。

 

そんな、ゲームのお約束を破壊するとどうなるのか?

 

とんでもない事が起きます。

 

 

そんな今回の、対向車が走ってくる 狂ったレースゲーム

峠・伝説・最速バトルの感想です。

 

 

 

峠・伝説・最速バトルとはどんなレトロゲーム

 

この峠・伝説・最速バトルですが

1996年にBPSから発売された

スーパーファミコン専用のレースゲームでした。

 

テトリス」や「スーパーブラックオニキス」などで

プレイヤーの心に傷を負わせた

個性的なゲームメーカー「BPS」から発売されたのが

今作の「峠・伝説・最速バトル」なのでした。

 

 

そんなゲームの目的は

触れたら火傷してしまいそうな熱い男となり

全国の峠に赴いて、ライバル達を蹴散らしていき

頂点を目指していくレースゲームでした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなバイクのレースゲームで

似たタイプのゲームで言いますと

マリオカート」や「FZERO」などに似たシステムでしたね。

 

アクセルボタンとブレーキボタン、シフトチェンジボタンなどの

オーソドックスなボタンから

 

ウイリーボタンにアピールボタンなど

「こんなボタン要りますか?」などの

お遊びのボタンも用意されていましたので

 

今までのレースゲームとは一味違う

濃厚なレースを楽しむことができました。

 

 

トーリーモードと

タイムアタックモード

全国の峠を走るだけのモード。

 

こんな、バイクが大好きな人にはたまらない

濃厚なレースゲームなのでした。

 

 

 

峠・伝説・最速バトルの感想でもあり レビューでもあり

 

[自分の好きな様にセッティングをしよう]

 

このゲームですが

各地の峠に居る、伝説のライバル達に挑んで行きます。

 

このゲームが

他のレースゲームと違うのは

レースの前に、好きなセッティングをして

その峠にあったマシンで挑むという面白さです。

 

このセッティングこそが

ゲームの最も重要な部分だと思います。

 

とは思いますが

バイクの智識が全く無いプレイヤーにとっては

完全に意味不明でしたね。

 

セッティングは

「タイヤ」、「ブレーキ」、「サス」、「スプロケ」、

こんなパーツを、とっかえひっかえしていく訳です。

 

ソフト ノーマル ハードを設定していく訳ですが

どのパーツが、どんな効果があるのか?は全く分かりません。

 

「ハードタイヤにしたらどうなるの?」とか

 

「サスってなに?」とか

 

スプロケってなに?というか丁ってなに?」みたいな

 

完全に素人を置いてけぼりにする、素晴らしさがありましたね。

 

 

スプロケこと「スプロケット」は歯車の事だそうで

「少ない丁数だと、加速重視」に

「多い丁数だと、高速重視のセッティング」になるそうですが

これって、バイク乗りには常識なんですかね?

 

私は意味も分からず

全てを軽めに設定していましたが

このセッティングを、峠のコースによって変えるのが

本来の楽しみ方だったのでしょうね。

 

ですので

我こそはセッティングの達人という人は

チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

[最初のコースすらクリア出来ない というかクリアさせる気あるの?]

 

このゲームですが、恐ろしい程難しいゲームでした。

 

普通のレースゲームにあるはずの

「次はこちら側に曲がりますよ」という表示がありません。

 

ですので、カーブを曲がることはほぼ不可能です。

 

最高速で走っているのに

急にコースが目の前に迫ってきますので

そのままコースに激突してしまいます。

 

嬉しい所は

他のレースゲームならば、このまま爆発してしまうのですが

何事もなかったかのように復帰できますので

その点は安心でしたね。

 

まあ、どちらに曲がるのかを教えてくれるか

コースの全体像を表示させてくれれば

何の問題も無かったのでしょうが。

 

流石BPSですよね

「コースを100周くらいして、感覚で覚えろ」といった

男らしさがありました。

 

 

次にビックリしたのが

「対向車が走ってくる」という事です。

 

普通のレースゲームならば

後ろからライバルが走ってくるのは分かります。

 

しかし、今作のメインレース会場は

峠という普通の道路ですので

対向車が走ってくる訳ですね。

 

「今までに無いくらい、絶好調で走ってる」

 

「このままで行けば、絶対にライバルに勝てる!!」

 

で、対向車にぶつかって終わります。

 

この対向車が、峠に現れる、幽霊の様に唐突に出できます。

 

そして、こちらにぶつかってきます。

 

あの、一瞬の何が起こったのか分からない感じは

このゲーム最大の、醍醐味だったのかも知れません。

 

 

ですので、このゲームでライバルに勝つには

 

最高のセッティングを

バイクの智識を総動員して完璧にこなす。

 

峠のコースの内容を

100周くらいして脳みそに焼き付ける。

 

対向車が走ってくるのをギリギリで避けて

ぶつかったら最後、レースをやり直す。

 

こんな、全ての要素を完璧にこなして

ようやく、最初のレースを勝つことが出来る。

 

こんな狂った作品でした。

 

 

どんなに難しいゲームでも

最初のコースくらいは楽しませてくれるものですが

 

このゲームは、最初からプレイヤーの心を折りに来てくれますので

くじけぬ心をお持ちの方は

チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

峠・伝説・最速バトルのまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

このゲームですが、中古で購入しました。

 

セーブデータが3つ残っていたのですが

全て、最初のステージで終っていましたね。

 

プレイヤー名とチーム名が

すべて違っていましたので

3人兄弟なのか

友達3人でプレイしたのかは分かりませんが

全てのプレイヤーが、最初のステージでゲームを諦めたことになります。

 

ですので、このゲームの難易度が

いかに異常なのかは

分かっていただけると思います。

 

そんな伝説にチャレンジしてみて下さい。

 

なにがそんなに面白いのか?

 

バイクのレースゲームというのは

あまり存在しませんので

「そうはいっても、簡単なんでしょ」と思っている

あなたにこそ、プレイして欲しいですね。

 

きっと、この気持ちを分かっていただけると思います。

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

こんなにも狂ったゲームを持っているだけで

友達との飲み会が、盛り上がる事間違いなし。

 

そんなイカレタゲームをお楽しみください

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

クリアさせる気が無い 素晴らしいレースゲーム

峠・伝説・最速バトル

 

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