モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

TERRORSテラーズ プレイヤーの選択肢を拒否してくる 究極のサウンドノベル?

主人公のクズっぷりに 何度も心が折られる

 

[ホラー系のサウンドノベルって やっぱり面白い]

[TERRORSテラーズ  バンダイ  ワンダースワン]

 

1999年発売  

ジャンル サウンドノベル ホラー

参考価格 ソフトのみ 650円  完品状態 680円

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間  3時間から12時間

このゲームに対する世間の評価  独特なシステムが売り

どんな人におすすめ  かまいたち夜や弟切草が好きならば最高です

 

 

今回のゲームはホラー系ですが、

その部分は書きませんので安心してお読みください。

 

 

先日ワンダースワンのプレミアランキングを書きました。

 

そんな時に、ワンダースワンの熱が再燃してしまいました。

 

今までは何にも思わなかったのに、

沢山のゲームのパッケージを見まくったおかげで、

我慢できなくなったんですね。

 

その結果が、今回のゲームを遊ぶきっかけになりました。

 

 

昔は結構な値段がしたソフトでした。

 

2500円ほどだったでしょうかね。

 

そんなゲームが、かなり値下がりしていまして、

「いくしかないでしょ!!」となりました。

 

なので、

「昔は興味があったけど、高くて買えなかった」と言う人は、

この機会にワンダースワンのゲームをチェックしてみて下さい。

 

 

そんな今回の 届いて二日でクリアする 名作ホラーアドベンチャー

テラ―ズの感想です。

 

 

 

テラ―ズとはどんなレトロゲーム

 

このテラ―ズですが、

1999年にバンダイから発売された

ワンダースワン専用のホラーアドベンチャーでした。

 

 

そんなゲームの目的は

 

不気味な本に書かれた

5つの恐怖の物語を体験していき

 

全ての物語を解決していくのが目的でした。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなサウンドノベル

 

かまいたち夜や弟切草など、

文字と背景だけで表現していく、オーソドックスなタイプでした。

 

自分が選んだ選択肢によって、物語の結末が変わる、

マルチエンディングのシステムになっていまして。

 

何度も何度も繰り返しプレイ出来る、

熱中度の高いゲームになっていました。

 

 

かまいたち夜との違いで言いますと、

音声が入っているところでしょうか。

 

フルボイスでは無いのですが、

所々に音声が入っていまして、ビックリする系のゲームでもありました。

 

「ヘッドホン推奨」と書いてありまして。

 

物語と音で、

同時に恐怖を体験させてくれる、

素晴らしい作品になっていましたね。

 

 

あまりにも怖くて、読みたくない

 

でも、結末が気になるので読んでしまう

 

初代のかまいたち夜を思い出させてくれる

 

名作ホラーアドベンチャーなのでした。

 

 

 

テラ―ズの感想でもあり レビューでもあり

 

[物語の面白さが テラ―ズの魅力]

 

このテラ―ズですが、物語が面白いです。

 

5つのシナリオが用意されていまして、

その5つのシナリオをクリアすることで、最終シナリオが解禁されます。

 

そのシナリオの序盤だけ紹介します。

 

 

怨霊旅館

 

田舎の旅館に泊まりに来た青年が

 

家出女性と知り合って

 

意気投合して不気味な旅館に泊まってしまうのだが

 

そこはとてつもない恐怖の旅館だった。

 

果たして、無事に脱出することができるのか…。

 

 

愛しき友

 

従妹と女子2人でマンションに住んでいる主人公

 

そんなマンションに、不思議な人が引っ越してくる

 

その隣人が起こす騒音トラブルをきっかけに

 

恐怖の日々が始まって行く…。

 

 

小さなお化け屋敷

 

学年は違うけど、とても仲良しな女子高生3人組

 

新しくできた、小さなお化け屋敷に行く事になる

 

そこには、不思議な噂があった

 

「入ったきり、帰ってこない人がいる」

 

そんな奇妙な屋敷に、女子高生3人組が挑んで行く…。

 

 

きしむ音

 

祖父が倒れたので、

恋人を連れて、お見舞いに行く主人公

 

そこで、自分に関する重大な秘密を教えられる

 

自分だけで解決するのか?

 

それとも彼女に全てを打ち明けて、一緒に解決するのか?

 

ここから主人公の葛藤の日々が始まって行く…。

 

 

マザーボード

 

天外孤独になってしまった女子高生の主人公

 

彼氏と一緒に、頑張って生きて行こう

 

そんな事を思っている矢先に、さまざまな出来事が起こって行く

 

その体験をしていく度に、彼への不信感がどんどん増大していく

 

本当にこの人を信じてもいいのだろうか?

 

 

こんな5つのシナリオをクリアして行く事で、

最終シナリオを遊ぶことができるようになりました。

 

最初の印象で言いますと、

全てがおばけの話なのかと思っていました。

 

しかし、そういう話ばかりでは無く。

 

隣人トラブルであったり

 

恋人を巻き込んでもいいのかという、不安感であったり

 

彼氏への疑いの心であったり

 

起こりうるであろう、

リアルな恐怖を、

上手い具合に心霊と融合させていまして。

 

かなり奥深い物語の展開になっていきましたね。

 

 

サウンドノベルにとって

物語がいいのというのは大事ですよね

 

だってそれがメインなのですから

 

そのメインの部分がしっかりしていますので、

安心して遊んでほしいなと思います。

 

 

 

[独特なシステムが 売りでもあり 邪魔でもあり]

 

ここまでならば、

全員に遊んでもらいたい名作サウンドノベルです。

 

「どうして有名になれなかったの?」です。

 

しかし、ここからが

テラ―ズが隠れてしまった理由なんですね。

 

 

このテラ―ズですが、

「テラ―ポイント」という恐怖の感情を数値として表しています。

 

このテラ―ポイントが何を意味するのか?

 

こちらの選択肢を完全に無視するようになります。

 

 

こんな選択肢が出たとします

 

1 彼女を助けよう

 

2 彼女を見捨てて逃げよう

 

 

普通ならば、見捨てて逃げるなんてありえません

 

その選択肢を選ぶのは、バットエンドを見たい時だけです。

 

なので、

「彼女を助けよう」を選びます。

 

 

すると、どうでしょうか

 

主人公が逃げだしたでは有りませんか。

 

ちゃんと、彼女を助け出す選択肢を選んだのに

 

画面の中の主人公は、

恐れをなして逃げ出してしまいました。

 

そして、後味の悪いバットエンドに直行しました。

 

「なんだよこれ…」です。

 

 

この恐怖の感情こそが、

テラ―ズのセールスポイントでもあり、大変なポイントだった訳ですね。

 

選択肢を選んで、

「貴方だけの物語を作りましょう」というのが、

サウンドノベルの醍醐味です。

 

そのサウンドノベルの中に、

「選択肢の拒否」という新たなシステムを加えて、

こちらを驚かせてくれる訳です。

 

「この選択肢を選べば、助かるよね」というのは、

沢山のサウンドノベルを遊んでいれば、なんとなく分かってきます。

 

そんな上級者の心を、

独特なシステムで破壊する。

 

新感覚過ぎるサウンドノベルに進化しているのでした。

 

 

ただ、このゲームの優しい所で言いますと、

選択肢を選ぶ前に、「どのくらいの恐怖を感じるか?」が分かるようになっています。

 

選択肢を選ぶ時に、

「波のようなエフェクト」がかかりまして

 

変化なし、ちょっと恐怖、恐怖、とてつもない恐怖

 

なんて感じで、

選択肢を選ぶ前に、ある程度の恐怖を予想することができました。

 

 

ただ、ここも上手いシステムになっていまして。

 

物語に踏み込んで行かないと、

グットエンディングを迎えられないようになっています。

 

「生き残りたいから、テラ―ポイントを一切上げないで行こう」

 

こんな事を考えるのは当たり前ですが。

 

そういう安全なルートばかり選んでしまうと、

逆に不幸になるというのも、

何度も繰り返しプレイ出来る理由でしたね。

 

 

4回プレイして

 

4回とも彼女を見捨てて逃げ出す

 

そんな、クズの様な主人公をお楽しみください。

 

 

 

 

テラ―ズのまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか

 

プレイ時間で言いますと、

1話30分ほどだと思います。

 

次からは、20分ほどで終りますので。

 

2時間もあれば、グットエンディングは見られると思います。

 

ただですね、

高速スキップが無かったり、

フローチャートが無かったり、

エンディングリストが無かったりしますので。

 

ここら辺が親切設計になっていればなと、

感じる事もあります。

 

ただ、最終シナリオに関して言いますと、

グットエンディングを見なくても解禁されますので。

 

先に全てを遊んでから、

グットエンディングを見ていくのが楽かと思います。

 

ですので、そこら辺も含めて、気長にお楽しみください。

 

 

なにがそんなに面白いのか

 

あのドキドキ感ったらなかったです。

 

だって、選択肢を拒否するのですから。

 

何度助けろと言っても、

ビビって逃げ出してしまうんです。

 

そこまで持ってくるのに、15分は掛かりますからね。

 

何度も心を折りに来ますからね。

 

そんな中で、

グットエンディングに辿り着けたときの感動

 

まあ最高でした。

 

グットエンディングだと、歌が流れてきますので。

 

歌が流れるまで、頑張ってください。

 

 

今急いで買う理由は

 

ワンダースワンのゲームですからね、

データ配信は絶望的です。

 

なので、格安で買える今のうちに

楽しんで欲しいなと思います。

 

昔は結構な値段がしましたが。

 

今ならば680円で購入できますので、

ワンダースワンカラーとセットでお楽しみください。

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

選択肢を拒否してくる 究極のサウンドノベル

それこそが、今急いで680円で買う理由です

 

 

こちらから購入できます

 

ソフトのみ  650円

 

 

完品状態  ランクA   680円

 

 

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