モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

ダンシングファービー GB版 最大の欠点さえなければ 天下を取れた音ゲー

楽しすぎて完璧!ファービーが主役の音ゲー『ダンシングファービー

RPGの合間に、サクッと遊べるリラックスできるゲームを探していませんか?

 

そんな時におすすめなのが、

1999年にトミーから発売されたゲームボーイ用リズムアクションゲーム

『ダンシングファービー』です。

 

一世を風靡したおもちゃ「ファービー」を主役に据えたこのゲームは、

単なるキャラクターゲームではありません。

音ゲーとして非常に完成度が高く、心をリフレッシュさせてくれる、隠れた名作なのです。

 

 

『ダンシングファービー』とはどんなゲーム?

 

このゲームの目的は、

画面の中で楽しそうに踊るファービーに合わせて、タイミングよくボタンを押すこと。

まるで一緒にダンスしているかのような、シンプルで楽しいリズムゲームです。

 

システムは非常にオーソドックスで、

Aボタン、Bボタン、そして十字キーの合計6種類のボタンを使いこなします。

 

太鼓の達人』や『パラッパラッパー』のように、

流れてくるコマンドに合わせてボタンを押すスタイルなので、

音ゲー初心者でも直感的に楽しめます。

 

ゲームモードも充実しています。

  • ダンシングモード: 譜面をクリアして新しい曲を集めるメインモード。
  • フリーモード: 集めた曲を自由にプレイできるモード。
  • コンポーザーモード: 自分で作曲ができる、クリエイティブなモード。
  • おまけモード: ゲームをクリアすると解禁される、ちょっとしたおまけ要素。

 

シンプルな音ゲーでありながら、

ファービーの販売促進も兼ねているという、ユニークな立ち位置の作品です。

 

ゲームボーイの赤外線通信機能を使って、実際のファービーを動かすこともできるなど、

当時の未来的な技術も盛り込まれています。

 

 

最高の気持ちよさと最大の欠点

 

このゲームをプレイしてまず感じるのは、その「気持ちよさ」です。

 

収録されている曲は、『きらきら星』や『ロンドン橋』、

エリーゼのために』といった誰もが知るシンプルな曲ばかり。

 

しかし、このゲームでは、

それらの曲が大人でも楽しめるように、

ジャズ風にアレンジされていたり、

あえてタイミングをずらした譜面になっていたりします。

 

この絶妙なアレンジが、

ボタンを押すたびに最高の高揚感を生み出します。

 

「まるで自分がスイングしているみたいだ!」と、自然と笑顔になってしまうでしょう。

 

このサービス精神とアレンジのセンスこそが、

このゲームを名作にしている最大の理由なのです。

 

しかし、そんな最高のゲームにも、たった一つだけ大きな欠点があります。

 

それは、曲の短さです。

 

一般的な音ゲーが3分から5分ほどで楽しめるのに対し、

『ダンシングファービー』の曲はわずか1分ほど。

 

「ここから盛り上がるぞ!」というところで、

「あれ?もう終わっちゃった?」となってしまいます。

 

最高の気持ちよさをもたらす神アレンジが、曲の短さと喧嘩してしまうのです。

 

もし、あと1分でも曲が長かったら、

このゲームは音ゲー界の天下を取っていたかもしれません。

 

 

なぜ今、このゲームをプレイするべきなのか?

 

  1. 懐かしさと新しさの融合

ファービーは懐かしいおもちゃですが、

数年前にはアイドルグループももいろクローバーZとコラボするなど、

意外と古さを感じさせません。

その可愛らしいキャラクターと、時代を超えた音ゲーの面白さは、今でも十分通用します。

 

  1. 音ゲーとしての完成度はピカイチ!

曲の短さという欠点はあるものの、音ゲーとしての完成度は非常に高いです。

シンプルな操作で、最高の気持ちよさを味わえます。

 

  1. お手頃価格!

ファービーとのコラボということもあり、かなりの数が売れたようで、

今でも安価に手に入ります。

 

たった200円で、これだけの満足感が得られるゲームはなかなかありません。

 

最大の欠点さえなければ天下を取れたであろう音ゲー

『ダンシングファービー』。

 

その驚くべき気持ちよさを、ぜひあなたの手で体験してみてください。

 

 

こちらから購入できます