クラリスの成長を見ることができる ファンにはたまらない作品
[カリオストロの城の世界を 観光客として歩きまわる 贅沢すぎでしょ]
[ルパン三世・カリオストロの城・再会 アスミック プレイステーション]
1997年発売 ジャンル クリック式アドベンチャー 参考価格380円
記事のネタバレ度 普通
攻略に必要なプレイ時間 5時間
このゲームに対する世間の評価 凄い!クラリスが大人になっている!!
どんな人におすすめ 最高の映画だと思っているのなら 絶対に買いです
ゲームアーカイブスで配信なし
ルパンのゲームというのは
それこそ、沢山発売されているのですが
遊んだ事ってありませんよね。
有名なゲームで言いますと
いまだに遊んだ事がありません。
ルパンというと
少し大人なアニメという理由だからなのかも知れません。
そんな、ルパンのゲームの感想を書こうと思った時に
「トップバッターなら、このゲームがいいかな」と思った作品がありました。
誰もが知っている
超名作映画をモチーフにしているのですから
面白くない訳がないとお墨付きをもらったような物です。
そんな今回の 原作映画の 数年後の世界を冒険しよう
1997年にアスミックから発売された
プレイステーション専用のアドベンチャーゲームでした
ゲームの目的は
カリオストロの城を見に来た
観光客の主人公
その観光地で「ヴァーチャルゲーム」という
仮想現実の世界を体験する事になる。
その世界ではルパンたちが爆弾犯扱いされている。
そんな仮想現実を楽しんでいると
突然、機械が故障して現実に戻されてしまう。
「せっかく良い所だったのにな…」と外に出る。
すると、所々の記憶が無くなっていると共に
現実世界が劇的に変化していた。
この世界は現実なのだろうか?
それとも仮想現実なのだろうか?
果たして無事に記憶を取り戻すことはできるのだろうか?
こんな目的でした。
ゲームのシステムは
オーソドックスなアドベンチャーゲームで。
画面をクリックしながら
アイテムを探したり
移動をしていくシステムでした。
画面には矢印がありまして
怪しい部分に持っていき、調べまくるというゲームでしたね。
似たタイプで言いますと
「ミスト」に似ていたと思います。
大人気映画
アドベンチャーゲームを楽しめる。
これだけでも最高だと思います。
最初は思っていました
「映画版カリオストロの城をモチーフにしたアドベンチャーなのかな」と。
ルパンになって
沢山のイベントをこなしながら
映画のストーリーをなぞって行くのかなと思いました。
しかし、そこから数年後の世界をモチーフにしているとは
思いませんでしたね。
主人公もルパンでは無く
観光に来た青年ですからね。
これにはビックリしました。
「あれ?主人公はルパンじゃないんだ?」といった感じでした。
そんな青年を操りまして
色々な場所を観光して行きます。
ルパンと次元が泊ったホテル
ミートボールのスパゲティを食べたレストラン
事件が起こったカリオストロの城
こんな場所を観光していきながら
「カリオストロの城がどんな作品だったのか」という資料を見ていく
ファンディスクの様な側面もありました。
「おとなしかったクラリスが、窓に椅子を投げる」
このシーンから、クラリスが成長していくのが垣間見える
みたいな豆知識を読むことができました。
これがまあ楽しかったです。
「どれだけ知っているのだろう」なんて凄さが
随所に隠されていまして
その隠し要素を探す楽しみもあったわけです。
アドベンチャーゲームの様な展開が
メインでありながら
当時のアニメシーンを見ながら
そのシーンの詳しい解説を読んで行く
こんな展開が面白かったです。
そんな普通の青年が
カリオストロの城を舞台に
まきおこる重大な事件を解決していくのですから
基本的には、アドベンチャーゲームがメインなのでしょうね。
映画版カリオストロの城から
数年後の世界を楽しむことができる
意外と知らない
ルパン三世・カリオストロの城・再会の感想でもあり レビューでもあり
[ゲームの難易度でいうと かなり激ムズ]
このゲームですが
ストーリーの展開としてはかなり面白いと思います。
観光していて
仮想現実に飛ばされて
仮想現実から戻ってきたら、世界がおかしくなって
ホテルに戻ったら、怪しい奴が襲ってきて
この国に大変なことが起こっていると知って
王女から女王になった、クラリスを助け出すために
危険なカリオストロの城に潜入する
こんな展開に心がワクワクしました。
これだけならば
「全てのカリオストロの城ファンに遊んでほしい」と
声を大にして言えるのですが。
ゲームの難易度が中々の困りものでした。
メインはアドベンチャーゲームなので
色々な場所を探索しながら
さまざまなイベントアイテムを探し出す必要がありました。
これがまあ辛かったです。
とにかくマップが広すぎました。
そりゃあそうですよね。
その国の女王様が住んでいるお城なのですから
とてつもなく広くするのは当たり前だと思います。
このリアルな考え方が
アドベンチャーゲームにとっては悪夢に変わるのでした。
例えばエレベーターが動かないとします。
「さあ、どうにかして動かしてください」と突っぱねられる訳です。
「え?ヒントはないの?」となります。
そして、エレベーターを動かすために
とてつもなく広いお城を探索し
少しずつイベントが進んで行く…。
こんな繰り返しが辛すぎました。
特に辛いのが
移動のしづらさにありました。
サクサク進める事が出来るのですが。
画面をクリックして移動するタイプなので
いちいちクリックしなければならず
これがまあ辛かったです。
「次どこ行けばいいの!!」と
「移動が辛すぎる!!」のコンビネーションですからね。
大抵の人は
途中で挫折したと思います。
ただ、続きが気になります。
心がワクワクしていますから。
もう遊ぶしかありません。
そんなタイミングで
ルパンが出てきて
クラリスが出てきて
伯爵が出てきて
不二子ちゃんが出てきて
グスタフが出てきて
銭形警部が出てきて
なんて感じで
カリオストロの城の世界に
どんどん引きずりこまれていきますからね。
こうなったら、もう後戻りはできませんでした。
ディスク3枚組で
5時間ほどのプレイ時間ですから
それほど長くい作品ではないのですが。
それ以上のインパクトを残してくれたと思います。
これで、ゲームバランスが完璧だったら
「とてつもないゲームになっていのか」と思うと
本当に惜しい作品でもありましたね。
ストーリーは面白いのに
ゲームのシステムが辛すぎる
ああ悲しい…。
なぜ遊んでほしいのか?
当時のシーンを見る事で
また映画を見たくなってくる。
こんな凄さを感じました。
新しいカリオストロの城も凄い
当時のカリオストロの城も凄い
こんな凄さを体験して欲しいなと思います。
なにがそんなに面白いのか?
やっぱりストーリーでしょうね。
少し大人になったクラリスが
その世界には居ますからね。
是が非でも助けたくなるのは、当たり前ですよね。
そんなクラリスに惚れて下さい。
今急いで買う理由ってあるの?
原作を知らなくても楽しめるのか?と言いますと
少し難しいのかなと思いますが。
今でも年に1回は再放送しますからね
知らない方がまれだと思います。
という事は
このゲームを完璧な状態で楽しめる訳ですから
その点では最高なのではないでしょうか。
きっとエンディングまで遊びたくなると思います。
そして、映画を見直したくなることでしょうね。
私も録画していたのを見直しましたとさ。
今日も
モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました
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