モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

海釣り名人・スズキ編 意外とこの釣りゲームは名作ですよ

ゲームの完成度としてはかなり優秀

 

[スズキと言えばジャンプ  その要素がふんだんに盛り込まれています]

[海釣り名人・スズキ編  エレクトロニック・アーツ・ビクター  SFC]

1994年発売  ジャンル 釣りシミュレーション  参考価格200円

 

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間  5時間

このゲームに対する世間の評価  他のゲームとは一味も二味も違う

どんな人におすすめ? スズキが好きなら最高過ぎでしょうね

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

暖房をつけたいんだけど、鼻が乾燥してしまう。

なので、結局厚着をしてやり過ごす。

 

こんな最近です。

 

そんな時は、家でレトロゲームに限りますね。

 

 

そんな今回の、寒すぎて釣りに行けない人にこそお勧め

海釣り名人・スズキ編の感想です。

 

 

 

海釣り名人・スズキ編とはどんなレトロゲーム

 

この海釣り名人・スズキ編ですが

1994年にエレクトロニック・アーツ・ビクターから発売された

スーパーファミコン専用の釣りシミュレーションゲームでした。

 

ゲームの目的は

スズキ釣りの大会に出場して、大物を目指すと共に

大会で優勝するのが目的でした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスな釣りのシミュレーションゲーム

似たタイプのゲームで言いますと

糸井重里バス釣りナンバーワン」が似ていましたね。

 

「釣りに行きたいな、でも寒くて行きたくないな…」

 

「そうだ!釣りゲームを遊ぼう!!」

 

こんな役割を果たすための作品です。

 

 

他のゲームにある

「お金やポイントを貯めて、釣り用具を購入して行く」という

RPG的な楽しみは一切無いのですが。

 

そのぶん、最初から最強装備で挑む事が出来ますので

純粋な釣りシミュレーションを楽しむのには

良かったのかも知れません。

 

 

釣り竿の長さを決めて

釣りの仕掛を決めて

釣りエサを決める 

こんなシンプルさも良かったですね。

 

エサの種類も豊富で

「ルアー各種」「エビ」「サバ」「さっぱ(ママカリ)」などの沢山のエサを

その場の状況に応じて選んでいくのが楽しかったです。

 

時間の概念も有りましたので

朝は少し寒いから10メートル 

昼はあったかいから20メートル 

夜は寒いから5メートルと言う感じで

 

魚の気持ちになって釣りをする事で

バンバン釣れるようになるのは最高でした。

 

 

ゲームの画面も変わって行きますので

 

朝の海は怖いですし

昼の海はすがすがしいですし

夜の海は物凄く綺麗です。

 

 

そんな、釣りに行けないから遊んだはずなのに

「ああ、久しぶりに釣りに行きたいな…」と逆にもやもやしてしまう

素晴らしい作品でしたね。

 

 

 

海釣り名人・スズキ編の感想でもあり レビューでもあり

 

[釣りゲームなのにアクション要素が強すぎて辛い]

 

このゲームですが、至って普通の釣りシミュレーションです。

 

魚が居そうな場所にエサを投げ込んで

食いついて来たらロッドを合わせて

魚の体力が無くなるまでバトルして

無事に釣り上げる 

 

こんな感じでした。

 

 

ここまでならば、他の釣りゲームと変わりませんよね。

 

ここからが、「海釣り名人・スズキ編」という本当の意味が分かります。

 

 

このゲームでは「スズキかそれ以外の魚か」に分けられます。

 

ブラックバスかそれ以外の魚みたいな感じですね。

 

スズキという魚の特徴が

「大きくジャンプをする」という魚らしくない動きだそうです。

 

スズキという魚は

水面を高くジャンプしまして

自分に絡まった糸を切るほどの頭の良さを持っているそうです。

 

ですので、なかなか釣るのが難しいそうですね。

 

 

そんな特長を、釣りゲームで表現するとどうなるのか? 

 

 

最高に難しいゲームに大変身という事です。

 

今までの釣りゲームでは

いかに釣り糸にプレッシャーを掛けないで

安全に勝負するのかが重要でした。

 

しかし、今作に関して言えば

 

プレッシャーを掛けすぎると糸が切れる 

 

プレッシャーを掛けすぎないとジャンプされてそのまま切られる 

 

こんな、バランスのとり方が最高に難しいゲームでした。

 

特に、ジャンプをした時の操作方法が独特で

スズキがジャンプした瞬間に合わせて

上手くロッドを立てなければいけません。

 

このロッドを立てる行為というのは

ジャンプ以外のタイミングで行うと

最も糸が切れやすくなる

とても危険な行為ですので、常にドキドキ状態でしたね。

 

ジャンプのタイミングよりも早ければ

糸が切れる

 

ジャンプのタイミングに合わなければ

スズキに糸を切られる 

 

こんな、とんでもないアクション要素が本当に辛く

「スズキを釣るってこんなに大変なんだな…」と改めて思わされましたね。

 

 

そのぶん、他の釣りゲームに比べると

ガンガンヒットはしますので

 

何回でも挑戦できるのは良心的でしたが

それでも、あのアクション要素の難しさは衝撃的でしたね。

 

 

 

[スズキかそれ以外の魚か が分かりやすく表現されている]

 

このゲームですが

大会モードと練習モードが分かれていまして

 

大会モードでは

スズキの大きさを競う 

戦いのモード(セーブ機能あり) 

 

練習モードは

ゲームの基本ルールや操作方法を学んで

ほのぼの楽しむモード(セーブ機能なし)

 

 

そんなゲームですので

スズキ以外の魚は「外道」と呼ばれる

釣ってもあまり意味のない魚として扱われます。

 

他のゲームでは

ブラックバス以外は外道だけど、ポイントは貰えるから一応嬉しい」

こんな感じの役割でした。

 

 

しかし、今作で外道を釣ることに

殆んど意味はありません。

 

ですので、スズキ以外の魚は、釣りたくないのが正直な感想です。

 

そこで搭載されていたのが

「スズキが食いついた時は画面がリアルになる」というシステムでした。

 

他の魚が食いついても、画面は変わりません。

 

水面に魚の影が浮かんできまして

その影を見ながら、ロッドを左右に動かして

シンプルな画面でバトルする訳です。

 

しかし、スズキが食いついた時は、そんなシンプルな世界が変わります。

 

いきなり水中に画面が移動しまして

リアルな魚を見ながら、ロッドを動かすんです。

 

スズキが右に動いたらロッドは左に

スズキが左に動いたらロッドは右に

スズキが水面に浮かんで来たら、ジャンプに備えてロッドを立てる

 

こんな繰り返しで、スズキの体力を減らしていきながら

ド迫力の釣りバトルが展開されます。

 

つまり、スズキを釣る面白さと、外道を釣る面白さが

100倍くらい違う訳ですね。

 

 

このシステムの良い所は

スズキが食いついた瞬間に、スズキだと分かるという事です。

 

今までは、釣り上げた結果で

お目当ての魚かどうかを判断していましたが。

 

画面が勝手に切り替わりますので

「画面が切り替わらないという事は?外道か?」となりまして。

 

その場で無理矢理糸を切って、次の釣りへと進むことが出来ました。

 

 

普通のゲームならば

糸を切ったら、仕掛けやエサが無くなって損をするのですが

今作では無制限ですので

構わずにガンガン切る事が出来ましたね。

 

 

他の魚にストレスを感じなくても良い

こんなシステムがあるおかげで

「スズキをあと2匹釣るまでは粘ろうかな」なんて、ついつい遊んでしまいます。

 

ですので、このシステムは

もっと評価されても良いと思いましたね。

 

 

そんな、「海釣り名人・スズキ編」という

タイトルの意味に気づかされたシステムでした。

 

 

 

海釣り名人・スズキ編のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

他の釣りゲームでは味わえない

個性的な展開が体験できるのは最高でした

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

「スズキってこんなにも凄い魚なのか」を

難しいアクションというゲームで表現する事で

何倍も理解できましたね

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームですが

スズキ編と書かれていますので

他のバージョンも発売されたのかと思って調べたところ。

 

この作品しか発売されていませんでした。

 

外道として釣れる

「ソイ」「メッキアジ」「カンパチ」「ヒラメ」などを見ていると

「他のバージョンも出してくれたら良かったのに」とも思いました。

 

結局は、スズキのみで終ってしまったのが

少し残念でしたね。

 

釣りに行きたいけど

忙しすぎていけないんだよね

 

そんな願望をかなえてくれる、

奇跡のゲームをお楽しみください。

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

釣りゲームなのにアクション要素が強すぎて辛い だけど最高に好き

海釣り名人・スズキ編

 

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