モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

アースライト・SFC版 最後のステージだけが異常に難しい そんなシンプルなシミュレーション

やりこみ要素はほぼ無い だがそれがいい

 

[機体改造無し レベルアップ無し それなのに面白い不思議]

[アースライト  ハドソン  スーパーファミコン]

1992年発売  ジャンル 戦略シミュレーション  参考価格220円

 

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間  15時間

このゲームに対する世間の評価  かなりシンプルなシミュレーションゲームですよね

どんな人におすすめ?  シンプルな作品が好きならお勧めです

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

ゲームを遊ぶ目的というのは

基本的にはエンディング画面を見るためですよね。

 

せっかく何十時間も遊んだのですから

エンディング画面を見て

スッキリと終わりたい物ですよね。

 

 

そんな今回の、エンディング画面を見たいのに最後が異常に難しい

アースライトの感想です。

 

 

 

アースライトとはどんなレトロゲーム

 

このアースライトですが

1992年にハドソンから発売された

スーパーファミコン専用の戦略シミュレーションゲームでした。

 

PCエンジンで発売されていた

ネクタリス」の続編的な作品だったそうです。

 

ゲームの目的は

 

独立宣言をして、世界征服を企む「ガルド帝国」

 

そのガルド帝国の野望を阻止するべく

 

反ガルド連邦が巨大な戦力に立ち向かって行く…。

 

こんな「機動戦士ガンダム」の様な

潔いストーリーも良かったですね。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなシミュレーションゲーム

 

似たタイプのゲームで言いますと

ファイアーエムブレム」の様なシステムでした。

 

明らかにモビルスーツっぽい機体を操りまして

敵軍との戦争を繰り広げていくのですが。

 

最初は劣勢だった自分たちが

領土をどんどん増やしていくのは楽しかったですね。

 

「白兵戦」と「射撃」という

シンプルな攻撃方法と

 

相手の周りに自分の味方を置くことで、

「仲間からの支援をして貰える」など

 

シンプルなゲームでありながら

詰め将棋的な楽しみ方も良かったです。

 

マルス」や「ティタン」

「メデウサ」や「ドラゴン」などの

「個性的な名前過ぎて、ユニットが把握できない…」なんて

オシャレなユニットの名前も、最高にゲームを盛り上げてくれました。

 

 

そんな、シンプルなゲームながらも

何時間でも遊んでしまう、宇宙を舞台にした素敵な作品でしたね。

 

 

 

アースライトの感想でもあり レビューでもあり

 

[シンプルなゲームの中にある素敵な部分]

 

このゲームですが

物凄くシンプルなシミュレーション作品でした。

 

敵を倒すと

どんどん階級が上がっていきまして。

 

ユニットの能力が強くなるという

レベルアップのシステムも有るには有るのですが。

 

次のシナリオに進むと

全てがリセットされますので

特に、レベル上げを楽しめる訳でもありませんし。

 

お金を稼いで、機体をパワーアップさせていく

なんて魅力的なシステムも有りませんでした。

 

と言いますか

「お金の概念」すらありませんでしたので。

 

敵を倒す理由がほとんど無かったんですよね。

 

物語の後半では、

戦艦を破壊する事でゲームがクリア出来ますので

他のユニットはそっちのけで、戦艦ばかり狙うゲームになっていました。

 

 

そんなシンプルなゲームなのに、どうして楽しかったのか?

 

 

仲間のユニットがどんどん増えていくからでした。

 

このゲームでは

ステージ事にユニットが最初から配置されていました。

 

普通のシミュレーションゲームならば

「ここに戦士を置いて、ここに魔法使いを置いて、後ろに勇者を置いて…」

こんな感じで。

 

自分なりの戦略を考えていくのが、

楽しいと思います。

 

しかし、今作のアースライトでは

最初からユニットが配置されていますので

攻略方法を一から考え出さなければいけない訳です。

 

マップごとに

仲間がガラリと変わって行きますので

その仲間に応じた戦略を考えるのが楽しかったです。

 

 

次のマップではどんなユニットが使えるのだろう?

というワクワク感が最高だったと思います。

 

敵のユニットとして、

強力なユニットが登場して。

 

「こんなユニットを使いたいな」と思えば

次のステージで使える。

 

なので、ストーリーを進めるのが本当に楽しかったですね。

 

 

今までは、しょぼい機体しか無かったのに

 

次のマップでは、少しだけ強力なユニットが配置される快感は

 

シンプルなゲームの中にある

最高に素敵な部分でしたね。

 

 

物凄くシンプルなゲームだったからこそ

仲間が増えただけで嬉しいのですから

「シンプルなゲームも悪くないな」と思えた作品なのでした。

 

 

 

[物凄く簡単なゲームだったのに…]

 

このゲームですが、物凄く簡単なゲームでした。

 

シミュレーションゲームというジャンルは

物凄く難しいゲームが多いと思います。

 

それこそ、玄人好みのゲームジャンルだと思います。

 

 

しかし、このアースライトは物凄く簡単なゲームでした。

 

なにせ、コンピューターの思考が

かなり弱めに設定されていますので、

ほとんど負けることなく進んで行きます。

 

ステージの途中でセーブが出来ますので

ミスをしても、リセットボタンを押すことで無かったことに出来ます。

 

ですので、全30ステージの内

29ステージまではほとんど苦戦しませんでした。

 

 

しかしここから事情が変わってきます。

 

最後の30面が異常な難しさでした。

 

今までは、「もうちょっと歯ごたえのあるステージを遊びたいな」と思っていたのに。

 

最終面だけは「お願いだから勘弁してください」こんな異常な難しさでした。

 

今までは時間制限なんて無かったのに。

 

この面だけは「18ターン以内」という

厳しい設定がされていますので、

最初の行動から、きっちりと計算していかなければならず。

 

今までとは比べ物にならない

とんでもない難しさになるのが酷かったですね。

 

私は小学生の時にプレイしましたが、

シミュレーションゲームが得意な友達を呼んで

何時間も考えながらクリアした思い出です。

 

あの、絶望を思い知らされる

最後の難しさこそが。

 

アースライトを、今でも忘れられない理由だったのかも知れません。

 

 

 

アースライトのまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

シンプルなゲームでありながら

考える楽しさは存分にありましたので

寝る前に遊ぶには最高のゲームですね

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

「あのユニット使いたいな」と思えば

次のステージで支給されるのは、ワクワクが止まりませんでしたね。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームですが

続編の「アースライト・ルナ・ストライク」が発売されているのですが。

 

こちらはレベルアップの要素が加わるなど、

やりこみ要素がプラスされたシステムに変更されていたそうです。

 

ですので、シンプルなシミュレーションが好きなら

初代のアースライトを

 

やりこみ要素が好きな方は

続編のルナストライクがお勧めですね。

 

 

寝る前に遊ぶ事で

 

ぐっすり眠れる様になる

 

寝不足な人は今すぐ購入してください!!

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

エンディング画面の手前で絶望させてくれる 素敵なゲーム

アースライト

 

それこそが、今急いで220円で買う理由です

 

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