修行、お使い、そして対戦!ファミコンでここまでできた奇跡のアクションRPG

記憶の奥底に眠っていて、二度と思い出すことのないゲームはたくさんあります。
しかし、先日同級生との飲み会で偶然「ケルナグールって覚えてる?」と聞かれ、
一気に記憶が蘇りました。
その瞬間から、私は飲み会どころではありませんでした。
家に帰ってすぐに押し入れから引っ張り出したくなるほどの衝動に駆られたのです。
今回ご紹介するのは、そんな記憶の彼方から呼び覚まされた、ファミコンの隠れた名作。
それが、『ケルナグール』!
1989年にナムコから発売された、ファミコン専用のアクションRPGです。
当時としては画期的なシステムが融合した、二度と忘れられない傑作の魅力に迫ります。
最弱の主人公を最強の拳士に育て上げろ!
ゲームのストーリーは、
一人の青年が中国全土を旅しながら修行を積み、
カンフーの達人を目指すという王道的なものです。
しかし、そのゲームシステムは非常にユニーク。
フィールドを歩き回って冒険するRPGパートと、
敵の拳士と戦う格闘ゲームパートが融合しています。
プレイヤーが操る主人公は、最初期はまさに「最弱」。
パンチしかできず、ジャンプもキックも、しゃがむことすらできません。
しかし、フィールドで雑魚の拳士と戦い続けることで最大HPが上がり、
各地にあるお寺で修行を積むことで、
キックやジャンプといった強力な技を次々と習得していきます。
最終的に自分だけの最強の拳士を作り上げる。
この育成システムこそが、このゲーム最大の魅力でした。
友達と育てた拳士でガチンコ勝負!
『ケルナグール』の面白さは、一人で楽しむだけでは終わりません。
なんと、丹精込めて育て上げた自分のキャラクターを、
パスワードで友達の家に持っていくことができたのです。
そして、友達が育てたキャラクターと対戦!
「自分のキャラクターがコテンパンにやられて泣きながら家に帰る」
「次は負けないように特訓だ!」
そんな熱い友情(?)と戦いが、当時の子供たちの間で繰り広げられました。
育成が完了したら、今度は本格的な格闘ゲームとして対戦を楽しむ。
一つのソフトで二つの名作ゲームを遊ぶことができた、お得すぎる作品だったのです。
一筋縄ではいかない「お使い」イベント
このゲームは、HPを上げるには雑魚と戦う、
技を覚えるには修行するという明確なシステムがあります。
では、攻撃力はどうやって上げるのかというと、
住人の依頼を聞いて「タオの実」というアイテムをもらうことで上がっていきます。
この「お使い」イベントが、とにかく一筋縄ではいきませんでした。
「うまい水を飲みたい!」という住人の依頼。
普通なら綺麗な川の水を汲んでくると思いますが、
このゲームの答えはまさかの「泥だらけの濁った川の水」。
「こんな汚い水を飲ませてやる!」と投げやりに渡したものが正解だった時の衝撃は、
今でも忘れられません。
嫌がらせのような選択肢が実は正解だったり、
イベントがとにかくひねくれている。
しかし、このクレイジーさが、このゲームの中毒性をさらに高めていたのです。
今こそプレイしてほしい、ファミコン屈指の傑作
- ゲームシステムの完成度が非常に高い。
- 育成と対戦、二つの楽しみ方ができる。
- イベントの奇抜さが忘れられない体験を生む。
『ケルナグール』は、何回でも、何十回でも、新鮮な気持ちで遊べる奇跡のゲームです。
そして、そのどちらもが最高に面白い。
飲み会の帰りに酔っ払って必死に押し入れを探すほど、
私の心を揺さぶったこの名作。
ファミコンの中でも、トップクラスに長く遊べる傑作です。
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