蹴って殴ってお使いして····
[無理難題をお使いしながら 最強の拳士を目指せ]
1989年発売 ジャンル アクションRPG 参考価格1400円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 5時間
このゲームに対する世間の評価 マジで面白かったよね
どんな人におすすめ? 格ゲーとRPGが好きなら最高です
バーチャルコンソールで配信無し
記憶の奥深くにしまって
二度と出てくる事がないゲームというのは
それはもう沢山存在します。
そんなゲーム達を
無理やりにでも引っ張り出して感想を書こうでは無いか
そんなブログです。
先日、とても久しぶりに飲み会がありまして
学校の同級生と話す機会がありました。
思い出話の流れで
プレイしていたゲームの話になったんです。
「ケルナグールって覚えてる?」
「ケルナグール?····ケルナグール?·····ケルナグール!!」
「ケルナグール覚えてる、めちゃくちゃはまってた!!」
それからの私は、飲み会の楽しさよりも
早く家に帰って、ケルナグールを押し入れから探したくて
ウズウズしていました。
そんな今回の、記憶の中から無理矢理引っ張り出されてプレイしたら
とんでもない名作アクションだった
ケルナグールの感想です。
このケルナグールですが
1989年に、ナムコから発売された
ゲームのストーリーは
一人の青年が中国全土を修行しながら
カンフーの達人を目指して行く
こんな濃厚なストーリーでした。
ゲームのシステムは
格闘ゲームの様なシステムを取り入れながらも
中国全土を冒険して修行をしていく
RPGのシステムも取り入れられており
最高にワクワク出来た作品でした。
既存のキャラクターだけで戦う、格闘ゲームに
自分の育成したキャラクターで殴りこめる、画期的なシステム
この、当時としてはかなり斬新なシステムこそが
このゲーム最大の魅力でしたね。
最弱の拳士を
どうやって最強の拳士に育て上げていくのか
こんな何十回も遊びつくした、偉大な作品なのでした。
ケルナグールの感想でもあり レビューでもあり
[自分は最弱の拳士 だからこそ熱い]
ケルナグールの主人公は最弱です。
パンチしか出来ない、ひ弱なキャラクターです。
ジャンプも出来ません、キックも出来ません
しゃがむ事すら出来ません。
でも大丈夫なんです。
最終的にはビックリする位、強くなって行きますから。
このケルナグールというゲームは
ドラゴンクエストの様なフィールドを歩きながら、冒険していきます。
そして、ドラクエでスライムが現れるかの如く
フィールドを歩いていると、敵の拳士が襲ってくるシステムで。
敵の拳士を倒すたびに
自分の最大HPが上がっていくという、面白さでした。
最初の頃は
パンチを数発打たれただけで、ノックダウンしてしまう
とんでもなく貧弱だった主人公が。
連戦を繰り広げる事によって
最強のムキムキ拳士になっていく訳ですね。
しかし、そんな敵の拳士を倒したとしても
パンチしか使う事は出来ません。
それでは、いったいどうやって
数多くの魅力的な技を覚えていくのか?というと
各地に存在するお寺で
「カンフーの修行」をして
強力な技を覚えて行くんです。
お寺に居る、門下生を倒すことによって
そのお寺に伝わる、数々の秘技を覚えていくシステムでした。
門下生を倒してキックを覚えて
門下生を倒してジャンプを覚えて
門下生を倒してしゃがむ事すら覚えて
最強の拳士を目指して頑張る
そんな熱すぎる主人公なのでした。
[丹精込めて育てたキャラクターで 友達と対戦だ]
このケルナグールですが
自分が必死に育て上げた主人公を
パスワードをメモする事によって、友達の家に持っていく事が出来ました。
そして、友達が育て上げたキャラクターと勝負して
コテンパンにやられて
泣きながら家に帰り
「友達に負けないように、今日も特訓だ!!」となる訳ですね。
このゲームの凄いところは
キャラクターを極限まで鍛えても、そこで終わるゲームなのではなく
そこからが、本当の格闘ゲームとしても楽しめる
素晴らしすぎる作品でした。
最初はアクションRPGとして楽しむ
極限まで鍛え上げたら、そこからは本格的な格闘ゲームとして楽しむ。
そんな、一つのゲームソフトで
二つの名作ゲームを遊ぶことが出来た
とてもお得な作品なのでした。
[お使いゲームなのに イベントがひねくれている]
このゲームは
最大HPを上げるのは
雑魚拳士との戦いです。
使える技の種類を増やすには
お寺の門下生を倒して修得していきます。
では、自分の攻撃力をどうやって上げて行くのかというと
住人達のお願い事を聞いた後に貰える
「タオの実」というアイテムを食べる事によって
最大攻撃力が上がっていくシステムでした。
例えば
「赤い絵の具を持ってきてくれ!!」とか
「米が食べたいから持ってきてくれ!!」とか
お使いを頼まれて行きます。
そして、このお使いですが
そう簡単にはクリアさせてくれません。
というのも、引っ掛けのイベントが多くて
「うまい水が飲みたい!!」の答えが
「どろどろに濁った川の水」だとわかった時に
「このゲームを作った人は絶対にヤバい…」と思いました。
(ゼビウスの作者「遠藤雅伸さん」が、ケルナグールを作ったそうです。)
うまい水を必死に探して何時間もさまよっているのに
全然イベントがクリア出来ず
あまりにもイライラしてしまい
「飲んだら死んでしまう、汚い水を飲ませてやる!!」となった時に
実はその危険な水が正解だった…。
こんな衝撃の展開を受けたときに
このゲームが、いかに危ないゲームなのかを理解しました。
嫌がらせの選択が、実は正解だった
ヤバいね。
ケルナグールのまとめ
なぜ遊んでほしいのか?
何回でも、何十回でも、何百回でも新鮮な気持ちで遊べる
そんな奇跡のゲームを遊んでほしいな。
なにがそんなに面白いのか?
ゲームシステムの素晴らしさもさることながら
ゲームイベントの面白さ
このクレイジーさが最大の魅力でしたね。
今急いで買う理由ってあるの?
ゲームの完成度は…かなりのクオリティ
ゲームの操作性は…慣れると癖になる
ゲームのストーリーは…殆ど無い
飲み会の帰りに
ケルナグールを酔っぱらって必死に探す
そんなのも、たまには良いのではないでしょうか。
今日もモノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとう
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