モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

ファミコン版 ドアドアの感想 チュンソフトの伝説の始まり

ドアを開けてドアを閉める…ただそれだけが、こんなに奥深い!『ドアドア

 

チュンソフト」という響きを聞くだけで、

ご飯が何杯でもいけたあの頃を思い出しますよね。

 

ドラゴンクエストシリーズの生みの親であり、

かまいたちの夜』や『風来のシレン』など、

数々の「神ゲー」を生み出してきた伝説のメーカー。

 

妥協を許さないゲーム作りの精神から、

チュンソフトのゲームにハズレ無し!」とまで言わしめた、

まさに名作しか発売しないメーカーでした。

 

今回ご紹介するのは、そんなチュンソフトの「伝説の始まり」ともいえる一本、

ファミコンで1985年にエニックス(現スクウェア・エニックス)から発売された

ドアドア』です!

 

一見するとシンプルなアクションゲームに見えますが、

その実態は奥深く、そしてどこか凶悪なパズルゲーム。

 

このゲームは、あなたの固定観念を打ち破り、

古き良きアクションパズルの世界へと誘ってくれるでしょう。

 

 

ドアドア』ってどんなレトロゲーム

 

ドアドア』は、1985年にチュンソフトからファミコン向けに発売された、

アクションパズルゲームです。

 

ドラゴンクエスト」や「かまいたちの夜」で知られるチュンソフト中村光一社長が、

高校3年生の時に初めて自ら手掛けたという、まさに伝説の始まりの作品なんです。

 

このゲームがなければ、後の名作群も生まれなかったかもしれない…そう考えると、

その存在の大きさに改めて驚かされますよね。

(ちなみに、「中村さんだからチュンソフト」だという説もあるそうです!)

 

ゲームの目的は、至ってシンプル。

 

プレイヤーは主人公を操作し、

ステージ内にいる個性豊かな「お邪魔キャラクター」たちを、

ステージに設置された「ドア」まで誘導し、全て消していくこと。

 

敵を倒すのではなく、ドアを通じて「ステージから帰ってもらう」という、

なんともまったりとした、それでいてどこかシュールなゲーム性なんです。

 

 

シンプルだからこそハマる!無限の中毒性!

 

ドアドア』の何が面白いのか?

 

考えてみると、その答えは「圧倒的な中毒性」に尽きると思います。

 

一見すると、のんびりとした雰囲気の「ほのぼの系」ゲームに見えますが、

実はその裏で敵キャラクターたちの動きが非常に緻密に設計されています。

 

簡単にクリアできそうでいて、実際はとてつもなく難しい…。

 

そんな硬派なゲーム性だからこそ、

「もう少し頑張ればいけるかも…!」という気持ちにさせてくれるんです。

 

「こんなのどうやってクリアするんだよ!」と絶望するような理不尽な難しさではなく、「あの敵を一旦こっちに誘導して、その間に…」と、プレイヤー自身の思考を刺激し、

知恵を絞らせる面白さがあります。

 

時間を忘れて夢中になってしまう。

 

それが、『ドアドア』が長年愛され続けている理由でしょう。

 

考える楽しさを、このゲームは教えてくれるんです。

 

 

可愛らしい見た目とは裏腹…後半の鬼畜すぎる難易度!

 

この『ドアドア』は、全50面で構成されています。

 

そして、当時のゲームらしく、コンティニュー機能は一切ありません。

しかも、後半のステージに進むにつれて、難易度は容赦なく上がっていきます。

 

「やっと難しいステージをクリアできた…」と安堵するのも束の間、

次のステージはさらにその何倍も難しい!

 

といった具合に、プレイヤーは常に絶望と隣り合わせに…。

 

序盤のステージ10あたりから既に手ごわくなるので、

「残りのステージはこれよりも難しいのか…」と打ちひしがれることもしばしばです。

 

基本的にこのゲームは、

敵の動きのパターンを把握し、

それを避けながら、あるいは誘導しながら進めるパズル的な要素が非常に強いです。

 

そのため、単なるアクションテクニックだけでなく、

パズルを解くための思考力も同時に求められます。

 

ゲームのパッケージを見て、

「こんなに可愛いキャラクターだから、簡単なゲームだろうな」なんて

甘い考えで手を出したプレイヤーには、

「大ダメージ」を与えるに十分な難易度だったのではないでしょうか。

 

可愛らしい見た目とは裏腹に、凶悪すぎる難易度が売りの、

まさに硬派なゲームなのです。

 

 

ドアドア』を今すぐ手に入れるべき理由!

 

ゲームシステムは非常にシンプル。

 

ドアを開けて、敵を誘導して、ドアを閉める…ただそれだけ。

 

なのに、何時間でも夢中になって遊べてしまうのは、

このゲームの持つ底知れない魅力でしょう。

 

敵キャラクターたちは、それぞれに独自の動きのパターンを持っています。

 

ハシゴを見つけたら登る敵、

ハシゴには目もくれずにウロウロする敵、ひたすら主人公を追いかけてくる敵…。

 

それらのパターンを正確に把握し、

いかに効率よくドアまで誘導するかが攻略のカギとなります。

 

このシンプルながら奥深いゲーム性が、本当に最高なんです。

 

私がこの『ドアドア』の存在を知ったのは、

実はかなり最近のことでした。

 

「『かまいたちの夜』を作った人が、ファミコンでアクションゲームを出しているらしい」という情報を耳にし、どんなゲームなのだろう?と興味を持ったのが

購入のきっかけでした。

 

そして実際にプレイしてみると、

そのシンプルなゲーム性の中に、

中毒性という名の魅力がぎっしり詰まっていることに気づかされました。

まさに、チュンソフトの原点を肌で感じることができたのです。

 

もしあなたが、『トルネコの大冒険』が好きで、『かまいたちの夜』が好きで、

ファミコンジャンプ2』が好きなら、

きっとこの『ドアドア』も大好きなゲームになるはずです。

 

チュンソフトの伝説の始まりとも言える、シンプルながら奥深い名作アクションパズル

それが、今すぐ『ドアドア』を手に入れるべき理由です!

 

 

こちらから購入できます