モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

イメージファイト 最後の最後で、ちゃぶ台をひっくり返してくれる 鬼シューティング

最初は訓練生だった名もなき青年が 最後は世界を救う

 

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[あきらめたらそこで試合終了だよ  最後だけはどうにもならないけどね]

[イメージファイト  アイレム  ファミコン]

1990年発売  ジャンル 縦スクロールシューティング  参考価格400円

 

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  1時間

このゲームに対する世間の評価  最初は優しかったのに  最後は鬼に大変身

どんな人におすすめ?  骨太なシューティングが好きなら最高です

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

大抵のことは、諦めなければなんとかなる物です。

 

その昔、大きな山がありました。

 

その山が無ければ、通行にとても便利なのですが

山をどけることも出来ず

みんな仕方なく遠回りをして通行していたそうです。

 

そんな時に一人の男が

「この山にトンネルを掘れば楽になるのではないか?」という単純な理由から

毎日毎日、来る日も来る日も、穴を掘り続けたそうです。

 

周りの人たちは

「そんな無理なことを…」なんて、冷ややかな目で見ていたそうですが

そんなことはおかまいなしに

雨の日も、風の日も、とにかく穴を掘り続けたそうです。

 

その結果、20年の年月をかけて

立派なトンネルをほりあげたという話を聞いたことがありました。

 

そんな話を聞いてからは

「諦めなければいつか出来るよね」という事を

思うようになったのかも知れません。

 

そんな今回の、諦めなければ基本的にはエンディングまで進むことが出来る…はず?

イメージファイトの感想です(*’▽’)

 

 

 

イメージファイトとはどんなレトロゲーム

 

このイメージファイトですが

1990年にアイレムから発売された

ファミコン用のシューティングゲームでした。

 

ゲームの目的は

最初は訓練生の主人公が

さまざまな経験を積みながら、最終的には世界を救うのが目的です。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスな縦スクロールシューティングで

サブの機体を子分に従えながら武器を選んでいくタイプでした。

 

このゲームは

アーケードでかなりの人気ゲームだったそうで。

 

そんな人気ゲームが

「自宅のファミコンで出来るなんて嬉しすぎる!!」と思った方も

多かったのではないでしょうか。

 

パワーアップする為のパーツがありますので

そのパーツを入手する事で、武器をチェンジしていくシステムでした。

 

防御にも攻撃にも万能な バリア

 

跳ね返りを利用して、攻撃しにくい敵を破壊する 反射ボール

 

敵を自動追尾してくれる サーチミサイル

 

こんな感じで、そのステージにあったパーツに変えていくのも

このゲームの攻略方法でした。

 

 

最初は訓練生だった自分が

最終的には世界の危機を救いに行く

そんな成長物語も楽しい、独特なシューティング作品なのでした。

 

 

ちなみに、「補習ステージ」という

激ムズの隠しステージがあるそうなのですが

今の今まで存在を知りませんでしたね。

 

訓練生と言えば授業なので

補習ステージという隠しステージを入れたのかも知れませんね。

 

 

 

イメージファイトの感想でもあり レビューでもあり

 

[諦めなければいつかクリア出来る]

 

「そんなの、ゲームなら当たり前だろ」と思うかもしれません。

 

しかし、シューティングゲームに関していえば

なかなか大変なものですよね。

 

たとえば、コンティニューの回数に制限があったり

 

たとえ、コンティニューの回数制限がなくても

コンティニューの度に、そのステージの最初に戻されたり

 

ゲームのクリア条件が

かなり厳しめに設定されているのが

シューティングゲームというジャンルだと思います。

 

 

そんな硬派な難易度が売りの

シューティングゲームというジャンルに

新風を巻き起こしたのが、今回のイメージファイトでした。

 

 

このイメージファイトですが

コンティニュー無制限、しかもステージの途中から再開されます。

 

つまり、ステージの中継地点に辿り着く事が出来れば

そこから再開出来るという事です。

 

普通のシューティングならば

残機を使用してのリスタートなら分かります。

 

しかし、コンティニューに関して言えば

ステージの最初まで戻されるのが当たり前でした。

 

それなのに、イメージファイトは途中からなんですよね。

 

ということは

「諦めなければいつかクリア出来る」というゲームなんです。

 

 

シューティングは、死んで覚えるのが基本です。

 

しかし、難しいゲームの場合は

「その難所にすらも、なかなかたどり着けない」というのが、難しい理由です。

 

しかし、今回のイメージファイトでは

チェックポイントが有るお蔭で

直ぐにその場所の練習をする事ができます。

 

と言いますか

一度クリアしてしまえば、次のチェックポイントがまたやってきますので

一定の場所で停滞するというのが少なかった印象でしたね。

 

最高に親切設計だったのが

ヌルゲーマーである私でも、頑張って遊ぶ事が出来たのかも知れませんね。

 

 

 

[ラストステージの鬼の難易度]

 

そんな、諦めなければいつかクリア出来るゲームなのですが

ラストステージに関していえば

「勘弁して下さい…」となります。

 

今までは、途中で死んでも

リカバリーが何とかなったんです。

 

パワーアップのパーツがふんだんに出ますので

それほど苦労する事はありませんでした。

 

しかし、悪夢のラストステージでは

パワーアップアイテムが、ボス直前にしか出現せず。

 

ラストステージで死んだら最後

丸腰の状態で、鬼の様な難易度のステージを突破して行かなければいけないんです。

 

今までは

「諦めなければいつかはクリア出来るよ、頑張れ!!」と

最高に熱い応援をしていたのに。

 

最終ステージでは

「シューティングのテクニックも無いくせに、なめんじゃねえ」

「さっさと帰れ!!」と、

こんな冷たい反応ですからね。

 

いかに、今までのシステムが優しかったのかを噛みしめながら

丸腰状態でラストステージを頑張るのでした。

 

 

 

イメージファイトのまとめ

 

こちらから購入できます

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

途中までは本当に優しさの塊ですからね

 

バファリンイメージファイト

これくらいの優しさの塊でした

 

そのぶん最後の最後で鬼が待っていますので

総合的には骨太なシューティングでしたね

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

アーケードゲームの超名作が

ファミコンでも楽しめるのですから

当時としては最高の作品だったのではないでしょうか

 

ゲームの音楽は

他の移植版に比べると軽めなのですが

それでも大満足の名曲ばかりなのも高評価でしたね

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームの想い出は

最後の最後で、ちゃぶ台をひっくり返してくれるところでしょうね。

 

アイレムというゲームメーカーが

いかに難しいゲームばかりを発売してきたのかは

分かっていたつもりですが。

(スぺランカー、ホーリーダイヴァーなど)

 

まさかの最後まで隠してくるとは、流石アイレムでした。

 

今では、PCエンジン版のみですが

バーチャルコンソールで配信されていますので

興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

あの地獄の難易度を

今の時代に味わってほしい

きっと泣きながら電源を消すと思います!!

 

諦めなければ最後までは到達できる クリアはあなたの気分次第

それこそが、今急いで400円で買う理由です