ユーゲーどこにしまったかな~
皆さんは
ゲーム雑誌を購入する派ですか?
ゲーム雑誌を購入しない派ですか?
ゲーム雑誌の全盛期というのは、
今で言う週刊誌の様な激しさだったらしく、
「あのゲーム雑誌にスクープされる前に、裏が取れてないけど載っけろ」や、
「少しでもゲームの開発状況を教えて貰う為に、接待をしてこい」など、
子どもの為に作っている雑誌とは思えないほど、
裏工作やギリギリの駆け引きが多かった時代だったそうです。
(このゲームはこの雑誌が一番最初に掲載する···等の、ゲーム雑誌界の暗黙の了解が多かったそうです。)
そんな
ゲーム雑誌戦国時代でしたが、
特集してはいけないジャンルがあったのをご存知でしたか。
みんなが利用しているはずなのに、
一切特集を組んではいけばいジャンル···。
それは
[中古ゲームソフト]というジャンルです。
昔から思っていたんです。
どうしてゲーム雑誌に中古価格が載っていないのだろう?と。
確かに
中古のゲームソフトですから
地域によって価格が違うのはわかります。
しかし
平均的な価格位は調べればわかるはずなのに、
ゲームの価格どころか
中古ゲームの話題すら
雑誌内で語られる事はほとんどありませんでしたね···。
なんでも
最近までゲームメーカーというのは、
中古ゲームソフトという存在を認めていなかったそうで、
もしもそんな特集を組んだら
ゲームメーカーから今後一切情報が降りて来ないかも···。
という、
とても大きな大人な理由があったんですね。
そんな中に
颯爽とあらわれた一冊のゲーム雑誌があったんです。
その名も[ユーズドゲームズ]です。
このユーズドゲームズの内容はいたってシンプルです。
[全てのページが中古ゲームの特集]です。
どのゲーム雑誌も踏み込め無かった
中古ゲームという神の領域に、
ゲーム雑誌丸ごとでぶつかって行くという荒業で、
ゲームメーカーにバリバリ喧嘩を売っていた雑誌でした···。
雑誌の内容も
バカゲーだけを特集するコーナーや、
500円以下で購入出来る名作ゲームのコーナーや、
隠れた名作ゲームにスポットを当てるコーナー等、
とにかく過去のゲームに光を当てるゲーム雑誌でした。
(今でこそインターネットで、レトロゲームの情報が沢山手に入りますが、この頃はゲームを購入する事自体が大きなイベントだったので、名も知らないゲームの情報が載っているだけでも幸せな時代でしたね。)
そして今になって分かったんです。
なぜユーズドゲームズが
神様であるゲームメーカーに喧嘩を売っても良かったのかが、
その理由もシンプルです。
全て過去のゲームの特集だから
ゲームの最新情報がまったくいらない、
つまりゲームメーカーの機嫌を取らなくて良い、
なら誰も攻めてこれなかったジャンルにも行ける!!
という逆転の発想が
このゲーム雑誌の異端児を生み出したんですね♪
そんなゲーム雑誌の異端児も
2010年に休刊となりましたが
ユーズドゲームズのおかげで出会えた名作ゲームが数多く存在しましたね。
いつか全冊集めたいそんな素敵なゲーム雑誌でした(^O^)
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