パッケージの書き方ひとつでゲームってどうにでも成るんですね
コピーライターの「糸井重里」さんが思う、
この世で最も優れているキャッチコピーというのは、
[売れてます]何だそうです···。
どんな商品にでも合う、最強のキャッチコピーなんだとか。
商品にキャッチコピーがあれば、その商品がどんなものか分かるので、
購入する方にとっても、重要な役割がありますよね。
そんなキャッチコピーに騙されて買ったゲームの話です···。
[ローグハーツダンジョン]2007年発売
[そこは魔物の眠る未知の場所、ようこそ運命の洞窟へ···]
[入る度に変化するダンジョン、ダンジョンに蠢く多種多様なモンスターを倒しながら、奥深くへと探索。倒したモンスターや集めた武器の数により情報が増えていく!!]
ゲームのキャッチコピーは「パッケージ自体です!!」
数年前にふらっとゲームを買いに行きました。
特に欲しいゲームがあった訳でもなく、ただふらっとです。
そうすると、一本のゲームに目を引かれました。
「あまりにも魅力的でカッコいい」表のパッケージと、
「魅力的なゲーム説明」の裏のパッケージ、まさに完璧そんな印象でした。
例えそのゲームが全く分からないゲームだとしても、
そのゲームの情報はパッケージを見れば大抵分かるので、
表のパッケージも最高、裏のパッケージも完璧、で即購入しました。
特に気に入った部分が、
「倒したモンスターや集めた武器の数により情報が増えていく」の部分で、
「これはきっとやりこめばやりこむ程、ストーリーが増えていくんだ···」、
「おそらく未知の世界だから、情報を集めていくと、ちょっとずつ世界の謎が解けていくんだなあ~」と成った訳です···。
もうワクワクで、ローグハーツダンジョンをプレイしてみてびっくり。
これってただの「図鑑機能」の事なんです(-_-;)
[倒したモンスターや集めた武器の数により情報が増えていく···図鑑に!!]
「いや!!どのゲームにも普通に付いてる機能だから!!!」
「しかもラストダンジョンがノーセーブで、最後までクリアするのに、
10時間も掛かるとか!!」(クリア前に死んだらまた、10時間です···)
「満腹度が0に成ったら即死ぬとか!!」
(トルネコならHPが減るだけなのに、即死って!!)
「しかもやりこみ要素が一切無い!!」
(武器の持ち込みも出来ない)等でゲームの内容は本当に散々な物でしたね。
おそらくこのゲーム説明のパッケージを書いた人は天才ですね。
(ただの図鑑機能をあんなにも魅力的に書けるのですからね···)
どうやら、このローグハーツダンジョンですが、
オリジナルのパソコン版「ローグ」を目指したら、
こんなにも激ムズの難易度に成ってしまったそうです。
つまり、ローグ愛の結晶の固まりがこのゲームなんですね···。
部屋の掃除をしていたら、たまたまゲームが出てきたので、
あの時の怒りを思い出しながらも、
製作者のローグ愛に気づいた、ローグハーツダンジョンの記事でした。
ゲームは1日10時間(^O^)