モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

三毛猫ホームズの騎士道 GB版 小学生には荷が重い 昼ドラ様な展開が熱い

ボリューム以外は かなりの名作アドベンチャー

 

[あの大人気推理小説初のゲーム化作品 その内容とは?]

[三毛猫ホームズの騎士道  アスク講談社  ゲームボーイ]

1991年発売  ジャンル アドベンチャー  参考価格1300円

 

記事のネタバレ度  重要な部分は書きません

攻略に必要なプレイ時間  1時間

このゲームに対する世間の評価  ボリューム感以外は最高

どんな人におすすめ  サクッと遊べるアドベンチャーをお探しなら最高です

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

最も読んでいる推理小説で言いますと、

三毛猫ホームズなのかもしれません。

 

学校の図書館に数十冊単位で置いてありましたので。

 

学校の読書の時間には、

ほぼ毎回読んでいましたね。

 

そんな学生時代の記憶を、

このゲームを遊んで思い出したのでした。

 

 

そんな今回の どろどろした展開を小学生に遊ばせるの?

三毛猫ホームズの騎士道の感想です。

 

 

 

三毛猫ホームズの騎士道とはどんなレトロゲーム

 

この三毛猫ホームズの騎士道ですが、

1991年にアスク講談社から発売された、

ゲームボーイ専用のアドベンチャー作品でした。

 

赤川次郎原作の大人気推理小説

三毛猫ホームズ」初のゲーム化作品で。

 

魔女たちの眠り

夜想曲などの、先駆けとなった

記念すべき赤川次郎原作のゲーム化作品だったのかも知れません。

ファミコンでも赤川次郎の幽霊列車という作品が発売されていました)

 

 

そんなゲームの目的は

 

新婚旅行でドイツにやって来た夫婦

 

ドイツの古城で、

奥さんが何者かによって殺害されてしまう

 

事件から三年後、

その犯人を捜すために、

恨みを持っていそうな人間を古城に集める

 

そんな事件を

 

血を見るのが大の苦手な刑事

片山よしたろう

 

よしたろうの妹

片山はるみ

 

よしたろうの後輩であり、重要な相棒

いしづ

 

事件の重要なヒントを探し出してくれる

三毛猫のホームズ

 

こんな3人と1匹で、

事件を解決に導いていく

 

そんな目的になっていました。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなコマンド選択式のアドベンチャーゲームで。

 

似たタイプのゲームで言いますと、

オホーツクに消ゆ」などの王道のアドベンチャーでした。

 

みる、はなす、いどう

こんなコマンドを選択しながら、事件のヒントを探していきます。

 

カーソルを移動させる事で、怪しい場所を探すことができまして。

 

コマンド選択式とクリック式、

両方のアドベンチャーを楽しむことができました。

 

 

主人公のよしたろう

 

妹のはるみ

 

この2人をいつでもチェンジすることができまして。

 

よしたろうの目線

 

はるみの目線

 

この二つの視点でゲームが進んで行く

何とも斬新なシステムになっていました。

 

名作サウンドノベルである

「街」でもザッピングシステムと言う物がありましたが。

 

そんなザッピングシステムのはしりだったのかもしれません。

 

 

直ぐに気絶する

よしたろう

 

活発に行動する

はるみ

 

力だけは誰にも負けない

いしづ

 

ヒントをバンバン探し出す

ホームズ

 

果たして無事に解決できるのであろうか?

 

 

そんな、原作好きにも遊んでほしい、

名作アドベンチャーなのでした。

 

 

ここからは、ゲームの感想に続いていきますので

 

このゲームの存在を知って

「新鮮な気持ちで遊びたい!!」と言う人は

閉じてもらっても構いません。

 

その場合は、ゲームを遊んでから

改めて、感想の部分を読んでもらえると幸いです。

 

こちらから購入できます

 

 

 

三毛猫ホームズの騎士道の感想でもあり レビューでもあり

 

[小学生には荷が重い どろどろすぎる 昼ドラの様な展開が熱い]

 

アドベンチャーゲームですので、

事件の確信を突くような部分は書きません。

 

しかし、あえてこのゲームの魅力を書かせていただくとすれば、

どろどろすぎる展開になってくると思います。

 

 

ゲームの始まりとしましては

 

この中から犯人を探し出してください。

 

うん、全員怪しい。

 

こんな感じです。

 

皆悪い顔をしていますし

 

皆事件を起こしたくなるような動機があります。

 

 

メイドと浮気をした旦那さん

おかしくなった奥さんをスイスの精神病院に入院させる

 

そのメイドと結婚する

 

そのメイドは、旦那さんの秘書と浮気をしている

 

秘書とのみならず、

旦那の息子とも愛人関係にある…。

 

なんて感じで、

「え?どんな昼ドラですか?」なんて程の濃厚さになっていました。

 

こんないびつな家族関係になっているからこそ、

全ての人間が犯人に見えてくるんですね。

 

ここから物語を進めていく事で、

色々な謎が解けていきますので。

 

後味が悪いという感じでは無かったのですが。

 

これを小学生に遊ばせようと思っているのですから、

当時の製作者は何を考えていたのでしょうね。

 

 

どうしてどろどろになって行ったのか?を探って行くのも楽しい

 

大人向けのアドベンチャーなのでした。

 

 

 

[ボリューム感がかなり少ない]

 

このゲームの欠点を上げるとするならば、

プレイ時間の短さでしょうかね。

 

推理アドベンチャーという路線では有ると思うのですが、

推理するパートがほとんど無く。

 

最後の選択肢くらいでしたからね。

 

コマンド選択式ということもあり、

誰でもクリア出来るようになっていますので。

 

ゲームの初心者には優しかったのかもしれませんが。

 

1時間もあればエンディングまで行けてしまいますからね、

その部分だけが残念でした。

 

せめてもう1時間遊ばしてくれるのであれば、

もっと有名になった作品だと思います。

 

原作の面白さを

ゲームボーイの容量では表現しきれなかった。

 

そんな部分が、このゲーム最大の欠点だったのかも知れません。

 

 

ゲームボーイでは無く

 

スーパーファミコン辺りで発売されていたら

 

きっと伝説になれていた

 

惜しいね

 

 

 

三毛猫ホームズの騎士道のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

推理を楽しむというよりも、

どうしてそうなったかを楽しむゲームだと思います。

 

物語の面白さは流石ですので、

この機会に遊んでほしいなと思います。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

どろどろの展開

 

ゲームボーイでありながら、

血の描写が結構リアル

 

ドキドキの展開も多め

 

音楽は最高クラス

 

そんなボリューム感以外は最高の作品なのでした。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームですが、

昔は格安で買えたんですけどね。

 

今のゲームボーイのプレミア化によりまして、

若干ですが高くなっています。

 

ただ、今ならばそれほどではありませんので、

今の内に確保しておくのも正解なのではないでしょうか。

 

ファミコン赤川次郎の幽霊列車も名作だそうなので、

気になった方は遊んでみてください。

 

 

どろどろなのだけど

 

後味はわりとすっきり

 

そんな不思議さが、三毛猫ホームズの魅力なのかな

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

小学生には荷が重い 昼ドラ様な展開が熱い

それこそが、今急いで1300円で買う理由です

 

 

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