モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

デビルチルドレン・白の書 最強の悪魔にするために 延々とザコ悪魔を食べさせる

圧倒的な強さで最後まで進んで行く 異端のRPG

 

[悪魔を仲間にする 悪魔を仲間にする 悪魔を仲間にする そして相棒に食べさせる]

[女神転生・デビルチルドレン・白の書  アトラス  ゲームボーイカラー]

 

2001年発売  

ジャンル RPG  

参考価格 この記事を書いた当時は350円 今は410円

 

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  10時間

このゲームに対する世間の評価  ストーリーが面白い

どんな人におすすめ  やりこみRPGが好きなら最高におすすめ

バーチャルコンソールで配信なし

 

 

馴染のお店が閉店する

 

これはとても悲しいことだと思います。

 

行きつけの場所が無くなる訳ですからね。

 

悲しいですよね。

 

コンビニが無くなった時の、あの絶望ったら無いですよね。

 

 

しかし、プラスになる場合もあります。

 

それは、閉店セールが開催される事です。

 

「どうせ、店を辞めるんだ……もってけ!!」です。

 

 

そんな今回の 閉店セールの時に新品で購入し 7年の時を経て遊びまくる

女神転生・デビルチルドレン・白の書への6000文字のラブレターです。

 

 

 

retogenofu.hateblo.jp

retogenofu.hateblo.jp

 

 

女神転生・デビルチルドレン・白の書とはどんなレトロゲーム

 

このデビルチルドレン・白の書ですが、

2001年にアトラスから発売された、

ゲームボーイカラー専用のRPGでした。

 

2000年に発売された

「デビルチルドレン黒の書・赤の書」の続編として発売された作品で。

 

前作の主人公がゲームに登場する等、

その後の世界という感じだったでしょうかね。

 

 

そんなゲームの目的は

 

とある事情で、

悪魔を操れる能力を植え付けられた、

主人公の「マサキ」

 

そんな能力に戸惑いながらも、

普通に小学校生活を送っている。

 

そんな時に、

親友の妹が「闇の眠り」と言う呪いにかかってしまう。

 

その呪いをかけたと疑われてしまう主人公。

 

その疑いを晴らすために、

呪いを解くことができる方法を探しに、魔界に冒険しに行く。

 

果たして、親友の妹を助け出すことができるのであろうか…。

 

こんな目的になっていました。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなRPGで。

 

コマンド選択式の、王道のRPGでした。

 

似たタイプのゲームで言いますと、

ポケットモンスター」を女神転生で行うという感じでしたね。

 

沢山の悪魔を、

「こうしょう」というコマンドを使用して、

自分の仲間にしていくのですが。

 

主人公が交渉するのではなく、

「仲間の悪魔に交渉して貰う」というのが、

他の女神転生シリーズとの違いでしょうか。

 

ラストバイブルがそうでしたので、

流れとしては、ラストバイブルの系譜なのかもしれません。

 

 

交渉の方法も物凄くシンプルで

 

やさしくとか、強引にとか、ドスをきかせてとか、

ランダムに二つの選択肢が表示されまして。

 

その選択の結果で、

仲間になる、攻撃して来る、逃げる、などの結果になりました。

 

 

更に驚いたのが、

一度の戦闘で、最大4体まで仲間に出来る所でした。

 

普通のシリーズならば、

1回の戦闘で仲間に出来るのは、1体だけだったと思います。

 

そんな固定概念を粉々に破壊しまして

 

出てきた悪魔、全てを仲間にすることができる、

太っ腹なシステムになっていました。

 

「仲間にしたい悪魔が、同時に2体出てきた。どうしよう?」では無く。

 

「だったら、全員仲間にすればいいじゃん!!」という

豪快なシステムにしてしまう。

 

そんなところが、

このゲームでビックリした所でしたね。

 

 

仲間にした悪魔をどうするのか?

 

女神転生お馴染の、合体ですよね。

 

悪魔と悪魔を合体させて、

少し強い悪魔を誕生させる。

 

その繰り返しで、

序盤なのに、とんでもない悪魔が誕生するかもしれない。

 

こんな楽しさがありました。

(主人公レベル、プラス5までという制限はありましたが)

 

弱い悪魔を仲間にするという

一見意味のない行為を。

 

悪魔合体と言う、

無限に広がって行くシステムを導入する事によって、

楽しい行為にしてくれる。

 

もう、最高でした。

 

 

このゲームの特徴としましては、

主人公は戦いません。

 

「クレイ」というライオンの様な悪魔が、

戦闘の中ではメインになってきます。

 

このクレイと、

もう1匹の悪魔で戦っていき、

 

死んだ悪魔は、後ろに下がってを繰り返して、

戦闘をしていくシステムで。

 

感覚で言いますと、

ドラゴンクエスト5の馬車のシステムの様な感覚でしたね。

 

相手は1体、こちらは10体以上。

 

こんな酷さも、悪魔的で面白かったです。

 

 

ラストバイブル3の時は、

主人公などの人間キャラクターも戦っていましたので、

女神転生っぽさを、体験できたのですが。

 

今作に関して言いますと、

まんまポケットモンスターだと思ってくれて

いいのではないでしょうか。

 

 

300種類以上いる悪魔を仲間にして

 

スカスカだった図鑑を埋めて

 

どんどん先へと冒険していく

 

シンプルな作品なのに、

ちゃんと女神転生を遊んでいる気分にさせてくれる。

 

ゲームボーイの中でも

トップクラスに面白い、大好きな作品なのでした。

 

 

 

こちらから購入できます

 

410円

 

 

 

 

女神転生・デビルチルドレン・白の書の感想でもあり レビューでもあり

 

[序盤の難易度が結構高い 常にボコボコされている感覚]

 

このゲームですが、

購入したのは7年ほど前だったと思います。

 

近くのおもちゃ屋さんが閉店するとなりまして、

店内の商品をあり得ない値段で売りまくっている時期でした。

 

どのくらいあり得ないのかと言いますと

 

その値段で買って

 

隣のゲオに売る

 

なぜかお金が増える

 

中々のヤバさになっていました。

 

そんな値段設定でしたので、

当たりの商品は根こそぎ無くなっていたのですが。

 

何故か、新品のゲームボーイの山には

誰も手をつけていませんでしたので、

私が有りがたく購入して行きました。

 

そんな時に、購入したのが、

今作でした。

 

 

それから、今の今まで

パッケージを開ける事は有りませんでした。

 

「後で遊べばいいや」こんな感じでした。

 

そして、先日ゲームボーイアドバンスのアダプターを購入しまして、

今の「ゲームボーイを遊びまくろうキャンペーン」になりました。

 

 

そして、遊んでみました。

 

「あれ?敵強すぎない?」でした。

 

 

このゲームですが、

かなり敵が強いです。

 

女神転生全般がそうだと思うのですが、

雑魚敵で一切の気を抜けないというのがあります。

 

安心していると、一気にゲームオーバー。

 

これが女神転生の硬派すぎる所です。

 

ただ、このゲームに関して言いますと、

ゲームオーバーではなく、お金を減らされて戻されるだけですので、

リスクが無いと言えば無いです。

 

この部分は、

小学生に楽しんでもらうための、

配慮だったと思います。

 

 

そんなゲームですが、

結構な難易度の高さになっていました。

 

それは何故なのか?

 

悪魔のレベルが上がらないからです。

 

女神転生ならば、

悪魔のレベルが上がらないのは当たり前です。

 

しかし、人間キャラクターのレベルは上がります。

 

ですので、レベル上げをしていれば、

自然とゲームが進むようになります。

 

しかし、今作では、

人間キャラクターは参戦しません。

 

つまり、幾らレベルが上がろうが、

直接的な戦闘の楽さには繋がらないんです。

 

レベルが上がることで、

主人公のレベルプラス5までの悪魔は解禁されますので、

その部分を利用して、徐々に強くなって行くというシステムなのですが。

 

女神転生の初心者には、

かなり辛い部分があったのも事実でしたね。

 

 

ポケットモンスタードラクエモンスターズなどは、

モンスターのレベルがアップしますので、

ゲームの初心者にも分かりやすかったと思います。

 

「ボスを倒せない……レベルを上げよう!!」的な感じで。

 

そこを、悪魔合体で強くなりましょうという、

お馴染のシステムにしてしまったので、

ゲームに慣れるまでは、ボコボコにされ続けるのでした。

 

 

最初のボスに3回負ける

 

そんな硬派な難易度なのでした。

 

 

 

[悪魔に悪魔を食べさせる そんな行為が最高です]

 

そんなゲームでしたので、

苦戦するだろうなと思いました。

 

「いかに効率的に悪魔を作って行くのか?」こんなゲームだと思っていましたから。

 

 

いましたが、

そんなのは間違いでした。

 

 

このゲームでは

 

今まで通りの悪魔合体

 

悪魔の能力を上げる、悪魔合体

 

こんな二つの悪魔合体があります。

 

ゲームを始めていくと、

「相棒をちゃんと育てよう」みたいなメッセージを教えてくれます。

 

この意味が良く分かりませんでした。

 

「レベルを上げられないのに、どうやって育てるのだろう?」と。

 

この意味に気付いた瞬間に、

オーソドックスなRPGが、一生遊べるRPGに変化しました。

 

 

この育てるという意味ですが、

物凄くシンプルで。

 

相棒のクレイに、どんどん悪魔を合体させていきます。

 

そうすることで、

クレイがどんどん成長していく。

 

こんなシステムでした。

 

こんなシステムだと分かっていましたが、

デビルサマナーにもそういったシステムがありましたので、

それほどビックリはしなかった訳です。

 

デビルサマナーでは、

「造魔」と呼ばれる、人形がありまして。

 

その人形に、悪魔を合体させることで、

どんどん強くなって行くという存在でした。

 

しかし、無尽蔵に強くなって行く訳では無く

 

合体させた悪魔を基準に強くなって行きますので、

ゲームバランスを破壊するほどでは有りませんでした。

 

弱い悪魔を合体させてしまうと、

そのぶん弱体化してしまうので、

その部分でも大変だった記憶があります。

 

 

そんな造魔のシステムと何が違うのか?

 

このゲームでは、弱体化しません。

 

どんなに貧弱な悪魔を合体させても、

能力が下がらないんです。

 

と言いますか、上がります。

 

合体させる度に、ランダムで能力が上がって行くんです。

 

つまり、仲間自体が、

力の種であり、かしこさの種なんです。

 

合体させることで、

能力がランダムで1上がり、経験値が手に入ります。

 

その経験値が一定まで貯まりますと、

クレイ自体のレベルが上がり、能力がランダムで4上がります。

 

この行為を繰り返すことで、

「自分だけのオリジナルなクレイを作って行きましょう」と言うのが、

このゲームの進め方だったんですね。

 

 

悪魔合体と言っていますが、

やっている事は、クレイに餌を上げているのと変わりません。

 

過去の女神転生では、

悪魔合体に使う為でしょ」なんて悪魔の台詞もありましたが。

 

それ以上に酷い、

餌として仲間にする訳ですからね。

 

ヤバさで言えば、相当だったのではないでしょうか。

 

 

この部分で、主人公のレベルがようやく意味を持ち始めてきます。

 

クレイは悪魔合体を繰り返すことで、

とんでもないスピードでレベルが上がって行きます。

 

極端な例で言いますと、

二回の戦闘で、8体の悪魔を仲間にすることも可能です。

 

だいたい2分くらいでしょうか。

 

その8体を全てクレイに食べさせます。

 

そうするとどうなるのか?

 

レベルが2上がります。

 

合体の時間をプラスしても、

4分ほどで、2レベル上がるわけですね。

 

この速さはヤバすぎでしたね。

 

 

パラメーターの伸びで言いますと

 

レベルアップ時には、

能力が1上がるが適用されませんので、

 

6体合体させた効果で

能力が6上がり

 

レベルアップの効果で、

能力が8上がる

 

たったの数分間で、能力が14も上がる。

 

こんな凄さがありました。

 

主人公がレベル10だとします。

 

なので、15までの悪魔を作ることができます。

 

しかし、その場所で、15の悪魔を作るのは大変です。

 

その点、クレイならば、

ただ餌を与え続ければいいんです。

 

そうすることで、勝手に15レベルになります。

 

それ以上は、主人公のレベルを上げないといけませんので、

他の悪魔と同じなのですが。

 

強さで言えば、20レベルクラスの強さですからね。

 

冒険を圧倒的に楽にしてくれました。

 

 

「ランダムで上がる」という所も重要で

 

悪魔ごとに決まっている訳ではありません。

 

どんな雑魚悪魔でも、

最も重要である「アタック」が伸びる可能性がある訳です。

 

これは楽しすぎました。

 

 

さっきまでは本当にお荷物でした。

 

「他の悪魔の方が強いじゃん!!」です。

 

しかし、この特殊合体を繰り返すことで、

圧倒的な戦力になって行きます。

 

それこそ、そこら辺の悪魔なら

ワンパンで倒せるようになります。

 

倒せなくなったとします。

 

だったら、ドーピングすればいいんです。

 

だって、そこら中に餌が落ちていますから。

 

もう幸せしかないのでした。

 

 

目に見える全ての悪魔が、

ドーピングアイテムに変化する。

 

こんなゲームだと分かった瞬間に

ゲームボーイの中でも、トップクラスに大好きになって行くのでした。

 

 

 

女神転生・デビルチルドレン・白の書のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

このゲームですが、

基本的には続編です。

 

なので、初代から遊ぶのが正解だと思います。

 

その部分では失敗しました。

 

「言っても普通のRPGでしょ?」でしたので、

家にある続編から遊んでしまいました。

 

これは勿体ないと思いましたね。

 

前作を知っていれば、

もっと楽しめたと思いますので。

 

これから遊ぼうかなと言う人は、前作からどうぞ。

 

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

やりこみ要素でしょうね。

 

ただひたすらに相棒をムキムキにしていく。

 

こんな楽しさが、

このゲームの最大の魅力だと思います。

 

ただ、その部分だけが面白いのではなく。

 

それ以外の要素も素晴らしく

 

ストーリーの良さは文句なしだったと思います。

 

妹を助け出すために、親友も魔界を冒険していまして。

 

その親友との展開も

ハラハラドキドキさせてくれました。

 

後半になって明かされる、

物語の真実も驚かせてくれますので。

 

物語を重視する人にも、

文句なしでお勧めできる作品です。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

ゲームボーイカラー専用ということで、

今の時代に遊べる機種は限られてきます。

 

スーパーゲームボーイはダメ

ニンテンドーDSもダメ

 

ゲームボーイカラー

ゲームボーイアドバンス

ゲームボーイプレイヤー

 

こんな敷居の狭さでは有るのですが。

 

それでも遊んでほしいなと思います。

 

お値段以上の価値は絶対に有ります。

 

前作から遊びたい方は、

プレイステーションアーカイブスで、

「真女神転生・デビルチルドレン・黒の書・赤の書」をリメイクした作品が

配信されていますので。

 

そちらを体験してから、

今作に挑戦して欲しいなと思います。

 

 

物語を進めないで

 

延々と2時間ドーピングしまくる

 

RPG屈指のやりこみゲームをどうぞ

 

 

 

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410円

 

 

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