モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

ブラッド ラスト ヴァンパイア  自分で分岐点を発見するという なかなかの苦行

やるドラ史上最高のボリューム感  もう頭がパンクしそう

 

[今までのやるドラは総プレイ時間が10時間 今作はエンディングまでが10時間]

[ブラッド ラスト ヴァンパイア  ソニー  PSP]

2006年発売  ジャンル サウンドノベル  参考価格350円

 

記事のネタバレ度 オチは書きません

攻略に必要なプレイ時間  10時間

このゲームに対する世間の評価 斬新すぎるシステムは勘弁してください

どんな人におすすめ?  やるドラ4部作を遊んでいた人には 絶対にプレイして欲しい

 

 

やるドラシリーズを遊び直してから

一か月がたちました。

 

プレイステーションの4作品

プレイステーション2の1作品を遊びました。

 

そうなって来ると

残りの2作品を遊びたくなってしまうものです。

 

しかし、残りの2作品である

 

ブラッド 

 

監視者は持っていませんでした。

 

ならってことで

通販で購入する事に決めました。

 

 

近くのゲームショップで購入出来るのならば

待ち時間が無くて良かったのでしょうが。

 

いかんせん

ブラッドも監視者もPS2の作品ですので。

 

今の時代では、全くと言っていいほど売っていませんでした。

 

「だったら通販ですよね」となりました。

 

そしてようやく届きまして

ガッツリ遊びまくった訳です。

 

 

そして、あまりの斬新すぎるシステムに

危うく、やるドラを嫌いになりかけたのでした。

 

 

そんな今回の 自分で分岐点を見つけるという 苦行

ブラッド ラスト ヴァンパイアの感想です。

 

 

 

ブラッド ラスト ヴァンパイアとはどんなレトロゲーム

 

このブラッドですが

2000年にソニーから発売された

プレイステーション2用のサウンドノベル作品で。

 

上下巻に分けて発売するという

ボリューム感満載の作品でした。

 

そんなゲームを

一本の作品として楽しめるようにしたのが

2006年に発売されたPSP版のブラッドでした。

 

 

ゲームの目的は

 

とある事件をきっかけに

体の成長が止まってしまった主人公を操りまして

 

自分の体に一体何が起こったのか?

 

脳内に響き渡る不気味な声は何だ?

 

日本刀を持った、おさげ髪の女の子の正体とは?

 

元の体に戻れるのだろうか?

 

こんな疑問を解決していきます。

 

 

ゲームのシステムは

見るドラマからやるドラマへ

こんな新時代のサウンドノベル作品で

 

全編をアニメーションで表現していて

「もはや、文字を読む必要すらないんだね」という贅沢なシステムでした。

 

アニメーションが流れていて

 

分岐点で選択肢が出まして

 

その選択肢ごとに、新たなストーリーになって行く

 

こんな遊び応え抜群のシステムでした。

 

 

今作の特徴としましては

フローチャート」というヒント機能が付いた事でしょうか。

 

この選択肢は、このルート

 

あの選択肢は、このルートのフラグをオフにする

 

好感度4以上なら、こちらのルート

 

こんな感じで、物凄く分かりやすくなっていました。

 

今までのやるドラ

分岐点が分かりにくかったので

自分でノートにメモして遊ぶくらい大変でした。

 

そんな大変さを、ゲーム内で記憶してくれまして

そのチャートを見ながらゲームを進めていけました。

 

 

購入するまでは、

フローチャートから好きなシーン選んで

そこから再開できると思っていたのですが。

 

ヒント機能のみというシンプルさでしたね。

 

 

上下巻で発売されているゲームを

1本のゲームに詰め込む

 

そりゃあクリアまで10時間もかかるわけだ…。

 

 

 

ブラッド ラスト ヴァンパイアの感想でもあり レビューでもあり

 

[自分で分岐点を発見するという なかなかの苦行]

 

このゲームですが

サウンドノベル作品です。

 

選択肢を選んで

自分だけのオリジナルストーリーを体験する作品です。

 

そんなゲームを

ドキドキしながら遊びました。

 

 

そして、5回くらい遊んで思ったんです。

「あれ?バットエンドしか出ないんですけど?」と。

 

どの選択肢を試しても

全てバットエンドに直行してしまいます。

 

フローチャートを見てやっているのに

バットエンドしか埋まらない

「なんだこのゲーム?」でした。

 

 

そんな時に

 

このゲームの肝でもあり

 

このゲームの評価をガンガン下げた理由でもある

 

「ブラッド・サーチ・システム」というシステムに気づきました。

 

このゲームはアニメーションで構成されています

 

アニメーションの合間合間に選択肢がでて

 

トーリーが分岐して行きます。

 

そんなシステムに一工夫加えたのが

今作のブラッドでした。

 

 

例えば怪物に教われるシーンになります。

 

普通ならば、

「選択肢を選んで」ピンチを脱出しますよね?

 

このゲームでは、

ブラッド・サーチ・システム(BSS)を発動させて

自分自身でアクションを起こしていきます。

 

数秒間だけ、画面が真っ赤になりまして

そのタイミングに分岐点があれば、成功になります。

 

首を噛まれそうになる

 

BSS発動

 

タイミングがドンピシャで逃げ切れる

 

 

首を噛まれそうになる

 

もたもたする

 

BSS発動

 

タイミングが遅すぎてバットエンド…。

 

 

このBSSですが、

たった数秒間しか発動できないので

常に緊張感を持ってプレイしていました。

 

なにせ、失敗=即バットエンドですので

それはもう大変でしたね。

 

 

こんなシステムの意味を理解して遊んでみると

あるは、あるは、それこそ分岐点だらけでした。

 

信号が3回点滅したら押せばいいのかな?とか

 

お父さんが料理を作りに行った時に、チョイ遅めに押すのかな?とか

 

未だにベストタイミングが分からない…とか

 

もはや、サウンドノベルという名の

反射神経を鍛えるゲームでした。

 

 

一回目は本当に楽しいです。

 

「やった!タイミングバッチリ!!」

 

「これで新たな展開を見られるぞ!!」と嬉しくなります。

 

しかし、エンディングを集める作業になった時に

「このシステムいる?」なんて思いましたね。

 

 

早く次のシーンに飛びたいのに

シビアな反射神経を求められる

こんな苦行でしたね。

 

 

斬新すぎるシステムは嬉しいけど

ボタン一つで飛ばせるようにもして欲しかったな。

 

 

 

[グットエンディングまで全くたどり着けない]

 

今までのやるドラ

1時間もあればグットエンディングまでたどり着けました。

 

だって選択肢だけですから。

 

グットエンディングを見て

 

そこからエンディングリストを埋めるために

 

頑張って行くという感じでした。

 

 

しかし、このブラッドでは

沢山の分岐点がありすぎて、本当に大変でした。

 

それこそ序盤の選択肢が

最後の最後で関係してくるなど

とんでもなく大変でした。

 

最後まで行くのに

メッセージを飛ばしまくっても1時間以上掛かりますので

そこからのやり直しが本当に辛かったですね。

 

セーブデータを50個まで作れるのですが

この機能をフルに活用して

様々なシーンで細かくセーブするのが最大の攻略法でした。

 

 

プレイ回数で言いますと50回

 

プレイ時間で言いますと表記は6時間だけど

 

本当は10時間以上

 

そしてようやくグットエンディングまでたどり着ける。

 

そこから、今までのやるドラ同様に

膨大な量のエンディングを埋める作業に移行していく。

 

 

まじで勘弁してください…。

 

 

 

ブラッド ラスト ヴァンパイアのまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

トーリーはめちゃくちゃ面白いので

遊んでほしいなとは思います

 

ただ、ゲームのシステムが鬼ですので

元気のある時に遊んでください。

 

元気が無い時は、絶対に遊ばないでください。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

今まで通りのシステムだったら

やるドラの中でもトップクラスの面白さだったと思います。

 

しかし、ブラッドという

吸血鬼の世界感を表現したかった時に

どうしても、あの面倒なシステムが必要だったのでしょうね。

 

惜しいな…。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

私はPSP版を買いましたが

PS2版をセットで買っても良いと思います。

 

値段的に言えば

PSP版は500円前後ですし

PS2版は上下巻セットで1000円前後ですので

あまり大差はないと思います。

 

寝転がりながら遊びたい場合はPSP

 

大画面で楽しみたいならPS2版がおすすめです。

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

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