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モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

晦・つきこもり 社会人にこそ遊んでほしい超名作ホラーゲーム

前作は学校がメイン 今作は日常の世界がメイン

 

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[恐怖体験というよりも ブラックな短編小説を読んでいる感覚]

[晦・つきこもり  バンプレスト  スーパーファミコン]

1996年発売  ジャンル ホラー系サウンドノベル  参考価格2400円

 

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  40時間

このゲームに対する世間の評価  昔はプレミアソフト 今ではお手軽に楽しめる

どんな人におすすめ?  学校であった怖い話が好きなら 絶対に遊ばなくてはならない

バーチャルコンソールでは配信あり

 

 

ゲームの続編を作るというのは

本当に大変だと思います。

 

なにせ、大ヒットしたから続編が発売されるわけで

大ヒットしたから、熱狂的なファンが付くわけで

熱狂的なファンが付くから、物凄く批判されるわけです。

 

こんなのはウィザードリィじゃない

こんなのはモンスターハンターじゃない

こんなのはドラクエじゃない

 

こんな批判を受けまくるのが続編なんですよね。

 

 

そんな今回の、正式な続編では無いけども、前作と最高に比較された

晦・つきこもりの感想です(*’▽’)

 

 

 

晦・つきこもりとはどんなレトロゲーム

 

この晦・つきこもりですが

1996年にバンプレストから発売された

スーパーファミコン専用のサウンドノベル作品でした。

(開発元はパンドラボックス

 

ゲームのあらすじは

おばあちゃんの七回忌で集まった親戚たち

「暇だから、怪談でもしながら時間を潰しますか」なんて感じで

恐怖の夜が始まって行く…。

こんなあらすじでした。

 

ゲームの目的は

15歳の女の子となりまして

六人の親戚から、恐怖の怪談を聞いていくのが目的でした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなサウンドノベル作品で。

 

今までのサウンドノベルでは

1つのシナリオを進めていくのがメインだったのに対して。

 

今作では、5分から15分くらいの

短いシナリオを連続で経験していくシステムでした。

 

「寝る前に30分くらい遊ぼうかな」、なんて感じで

サクッと遊んで、サクッと終われる

そんな作品でしたね。

 

 

 

晦・つきこもりの感想でもあり レビューでもあり

 

[前作は学校の恐怖がメイン 今作は日常の恐怖がメイン]

 

前作の「学校であった怖い話」という作品は

学級新聞を作成するために

「さまざまな高校生から、学校にまつわる恐怖の話を聞いていく」のがメインでした。

 

しかし、今作の晦・つきこもりでは

親戚が集まった席で、怪談でもしましょうかという流れなので。

さまざまな状況での怪談を体験できる訳ですね。

 

一人目看護師さん

二人目冒険家

三人目テレビプロデューサー

四人目小学生

五人目主婦

六人目フリーター

 

こんな感じでした。

 

看護師のお姉さんが体験した

病院にまつわる恐怖の話

 

テレビプロデューサーのお兄さんが体験した

テレビ局にまつわる恐怖の話

 

冒険家のお兄さんが体験した

山や外国で巻き起こった恐怖の話

 

フリーターならではの色んな職場の怪談

 

主婦目線ならではの怪談

 

小学生目線の怪談

 

こんな、6つの世界の怪談を

同時に体験できる様に大幅な進化をしていました。

 

前作を例えるならば

一人目高校生

二人目高校生

三人目高校生…こんな感じですので。

 

前作に比べて、いかに沢山のシチュエーションを楽しめるのかは

ご理解いただけると思います。

 

その道のプロの話を聞いていく

こんな素晴らしさが、このゲーム最大の魅力でしたね。

 

 

 

[シナリオの多さ 選択肢の多さ バットエンドの多さ]

 

前作の記事でも書きましたが

このシリーズのシナリオの多さはとんでもないです。

 

その理由は、怖い話を聞く順番によって

話してくれる内容がガラリと変わるからです。

 

看護師のお姉さんの話だけでも6種類

冒険家のお兄さんの話だけでも6種類

小学生の悪ガキの話だけでも6種類

みたいな感じですからね。

 

更に、その順番によってラスボス的なシナリオが変化しますので

何度でも繰り返し遊べるようになっていた訳です。

 

そして、これだけで終わらないのが

サウンドノベルというジャンルの強みです。

 

話を聞くだけならば

精々40種類くらいの怪談だけなのですが

 

ここに自分自身の選択肢を加える事で

何百種類もの結末を体験できる様になっていました。

 

お姉ちゃんだったらこんな時どうする?とか

 

どっちの方向に逃げたと思う?とか

 

その犯人を助けたと思う?とか

 

同じシナリオなのに、選択肢によって結末が変わります。

 

こうする事で、物語に感情移入させてくれますので

最高に恐怖する訳です。

 

という部分は、前作でも既に完璧でしたので

あまり驚かないのですが。

 

今作の晦・つきこもりでは

バットエンドの種類が多くなっていたんですよね。

 

前作は、言っても他人の恐怖です。

 

「結果、その子は行方不明になったんだよね…」でも

「へえー、そうなんだ」で終わりです。

 

しかし、今作では

「あ?信じてないな、だったらそこに行ってみようか」でバットエンド

 

「なんで、俺の話を真面目に聞かないんだ!!」でバットエンド

 

「あれ?私の後ろに何かがいる?」でバットエンドなどなど

 

選択肢によっては、バットエンドに直結してしまうんですよね。

 

 

前作でも、自分自身で体験するシナリオで

バットエンドになってしまうことはありましたが。

 

通常のシナリオでは

どんなに悲惨な結末だろうと

次のシナリオに進むことができたのですが。

 

今作では、その通常シナリオにもバットエンドが用意されていますので

今まで以上に、真剣にゲームを遊ぶ事ができました。

 

シナリオテキストが本当に素晴らしかったので

バットエンドすらも全部見たくなってしまう魅力もあり。

 

「この選択肢は絶対に駄目だよな…でも見たい!!」なんて感じでしたね。

 

前作も遊び応えは抜群でしたが

今作はそれ以上に遊び応え抜群なのでした。

 

 

 

[ゲームの怖さで言うと それほど怖くはない]

 

前作は、怖くて、怖くて、泣きながらプレイしまして。

プレイした後1ヶ月は、心にダメージを負っていたと思います。

 

しかし、今作に関して言えば

「怖いんだけど、そうでもない」というのが印象的でした。

 

と言いますのも、ゲーム画面が物凄く綺麗になっていまして

前作程の汚らしさが無くなってしまったんですよね。

 

前作は「イラスト風な背景」で恐怖を掻き立ててくれたのですが。

今作では「実写の背景」になってしまった為に

どうしても怖くなくなってしまいましたね。

 

イラスト風ならば

イメージする事ができない

おどろおどろしい恐怖を書くことができますが

 

実写の背景ならば

どうしても作り物感がでてしまい

「おばけ怖い……あれ?めちゃくちゃ美人」となってしまいます。

 

本当は怖がらせたいのに、背景の綺麗さで怖さ激減

こんな所が物凄く惜しい所でしたね。

 

プレイステーション版の学校であった怖い話が怖くない理由も

この背景の綺麗さにありましたので

おどろおどろしい、イラスト風背景の

晦・つきこもりも遊んでみたかったなと本気で思うのでした。

 

そのぶん、嫌な話の現実性は

とんでもない物がありましたので

ブラックな短編小説としては文句なしだと思います。

 

 

 

[風間先輩はやっぱり凄かった]

 

風間先輩というのは

前作でただ一人、怖い話をしなかった先輩です。

 

ホラーゲームなのに、話すのはギャグばかり

こんなお寿司のガリの様な存在でした。

「ああ怖かった、風間先輩で口をさっぱりさせよう」です。

 

そんな風間先輩が

今作にゲストキャラクターとして登場します。

 

時には旅館の怪しげな親父

 

時には社交ダンスクラブのモテ男

 

時には小学生に怪しげな物を売りつける露天商

 

こんな感じで、シナリオごとに役柄が変わって登場します。

 

そして風間先輩が出てきた瞬間に、ギャグシナリオに変わってしまいます。

 

絶対に怖い話だと思ったのに

風間先輩が出てきて全てを破壊する。

 

今作でもガリ的な役割なのでした。

 

 

しかし、味を変化させることで

次のシナリオが何倍も怖くなりますので

やっぱり必要だったのかも知れませんね。

 

 

 

晦・つきこもりのまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

ホラーゲームが苦手なんだよねと言う人でも

楽しめる作品だと思います。

 

確かに、後味の悪いシナリオが多数存在しますが

それでも、恐怖というよりかは、「嫌だな」の方が勝りますので

この機会に遊んでみてはいかがでしょうか。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

このゲームは大人になってからの方が

何倍も楽しめると思います。

 

看護師の人にも楽しめますし

山登りやアウトドアが好きな人にも楽しめますし

沢山のアルバイトを経験している人にも楽しめます。

 

色んな人生を体験している方が

このゲームに何倍も感情移入できますので

その部分でも大人向けでしたね。

 

前作は、学生時代に遊ぶ事で、恐怖が何倍にもなりましたし

 

今作は、社会人になってからの方が、何倍も恐怖することができました。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

この作品ですが、スーパーファミコン後期に発売された事もあり

プレミアソフトとして有名です。

 

そんなゲームを「今すぐ遊んでください」というのは無責任ですよね。

 

しかし、大丈夫なんです。

 

バーチャルコンソールで配信されていますので

WiiUさえあれば、今すぐにでも遊ぶことができます。

 

ですので、WiiUをお持ちの方は配信版を

WiiUを持っていない方はスーパーファミコン版をお楽しみください。

 

人生経験が豊富な人ほど

恐怖を身近に感じることができる

 

そんな素晴らしいホラーゲーム

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

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