モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

身代わりをたくさん集めるのは辞めよう 不動明王伝

残機が無いなら 身代わりを30人集めればいいよね

 

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[綺麗なグラフィックに貧弱な主人公 そんな名作アクション]

[不動明王伝  タイトー  ファミコン]

1988年発売  ジャンル アクション  参考価格1000円

 

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  1時間

このゲームに対する世間の評価  影の伝説の後継者ですよね?

どんな人におすすめ?  濃厚なアクションゲームが好きなら最高です

バーチャルコンソールで配信なし

 

 

何もできない主人公が

最後には、とてもたくましい存在になってくれるのは最高ですよね。

 

ドラえもんの最終回であったり

 

ロールプレイングゲームの主人公であったり

 

ジャンプ漫画の主人公であったり

 

最初は貧弱な主人公が

周りの助けによって成長していくのは最高です。

 

 

そんな今回の、貧弱な主人公と強力なアイテム 奇跡の融合

不動明王伝の感想です(*’▽’)

 

 

 

不動明王伝とはどんなレトロゲーム

 

この不動明王伝ですが

1988年にタイトーから発売された

ファミコン専用のアクションゲームでした。

 

 

ゲームの目的は

不動明王の血を引く「アシュラナータ」となり

連れ去られた「小夜」を救出すると共に

邪悪な陰謀を打ち破る…というのがゲームの目的でした。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスな横スクロールアクションで

同じメーカーの「影の伝説」を大幅にパワーアップしたのが

今回の不動明王伝だと思っていただけると

分かりやすいと思います。

 

 

影の伝説並みの、超人的なジャンプ力

 

影の伝説並の、相手の手裏剣を切り落とす瞬発力

 

影の伝説並の、一撃で死んでしまう貧弱さ

 

こんな全ての要素が、

今でも人気がある、影の伝説のようでしたね。

 

 

影の伝説との大きな違いは

貧弱な主人公を、大幅にパワーアップさせてくれるアイテムの数々です。

 

このゲームでは

雑魚敵を倒すことによって、アイテムをガンガン落とします。

 

どのくらいアイテムを落とすのかと言うと

3匹に1個くらいのガンガンさでしたね。

 

落とすアイテムには

 

強力な術が隠されている扉を開ける 「カギ」 

 

暗いステージを明るく照らす 「たいまつ」 

 

敵の攻撃を一回防いでくれる 「身代わりの術」 

 

即死の穴に落ちても、鳥が助けに来てくれる 「黄金の孔雀」など

 

今までの、アクションゲームのお約束

これでもかと破壊する、強力なアイテムたちばかりでしたね。

 

 

なにせ、自分の身代わりになってくれるアイテムを

30個くらい貯めて進むことが出来ますので

無敵状態で、どんどん凶悪なステージを進むことが出来ました。

 

即死トラップも怖くない

鳥というぶっ壊れた性能のアイテムも

どんどん貯まって行きますので

 

ギリギリジャンプの操作も、鼻歌を歌いながら…なんて感じでした。

 

 

アイテムの他にも

一定時間無敵になれる術が、複数存在していまして。

 

その術を、ステージ終盤にゲット出来れば

そのまま、ボスをタコ殴りに出来るのも最高でしたね。

 

なので、このゲームを表現するならば

「最初のステージが、一番難しいゲーム」といった感じでした。

 

 

それこそ、身代わりの術が無ければ

ただの貧弱な主人公ですので

直ぐにゲームオーバーになってしまいます。

 

しかし、アイテムの在庫がガンガン増えだしてくると

途端に、この世界の支配者になれますので

 

圧倒的な武力でゲームを無双したいという方には

絶対にお勧めの作品でした(^◇^)

 

 

 

不動明王伝の感想でもあり レビューでもあり

 

[ステージの最後に ボスが毎回居るのは嬉しい]

 

このゲームですが

ステージの最後には、毎回ボスが待ち受けていまして

 

ボスを倒すことによって、強力な武器が手に入るという

まさかの「ロックマン」方式でした。

 

全13ステージ有るのですが

全てのステージに、普通のアクションゲームで出てくる

「豪華なボスの面々」が出てくるのは最高でしたね。

 

 

ここで入手した武器は

雑魚敵を倒すために重要な武器ばかりで

 

ゾンビ相手には数珠を投げつける

 

洞窟の暗い場所に住んでいる敵は、光の球を投げつける 

 

重い鎧を着ている敵には、雷をぶつける 

 

こんな感じで

襲ってくる雑魚敵に応じて

入手した武器を使い分けるのが面白かったです。

 

 

最初は貧弱だった主人公の武器も

次第に長さが伸びて、いい感じに強力になって行くのは、

アクションRPGにも似た、素晴らしいシステムでしたね。

 

この部分でも、やっぱり序盤がきついですね(*´з`)

 

 

 

[本気で楽しみたいのなら アイテムを稼がない方が良い]

 

このゲームですが

身代わりの術と、黄金の孔雀があまりにも強力過ぎて

ゲームバランスを崩壊させていました。

 

雑魚敵を倒すのには、武器チェンジが必要という

とても面白いアイディアだったのに

 

死んでも直ぐに復活できるアイテムのおかげで

そんな魅力もすっかり霞んでしまいました。

 

 

そんな時に

「どうやったら、不動明王伝を心から楽しめるのか?」を考えました。

 

そこで思ったのが

「アイテムの稼ぎプレイを即刻辞める」という事でした。

 

 

身代わりの術が無ければ

ダメージ=死になりますし。

 

黄金の孔雀が無ければ、穴に落ちた瞬間に死にます。

 

こんな、ヒリヒリとした難易度のゲームで

ガチで遊んでみたいと思った訳です。

 

 

「アイテムを取らないでクリアを目指す」のではなく

「余計なアイテム稼ぎを辞める」だけなので

 

身代わりの術が手に入るだけで、最高に嬉しいという状況になれました。

 

 

そんな、制限プレイというよりも

本来の不動明王伝を遊んでビックリ

 

最高に面白いです

 

アイテムを稼いで進めるプレイも最高でしたが

あえて制限を掛けた方が

何倍もハラハラドキドキを楽しめますので

まさに最高の遊び方でした。

 

 

今までは、ボスに特攻覚悟で突っこんで行ったのに

 

身代わりの術が無ければ即死ですので

遠くからちまちま攻撃するという、本来の戦法を多用しましたね。

 

 

今までは、全然怖くなかったボスたちが

チートアイテムが無いというだけで

こんなにも恐ろしい存在になるとは驚きでした。

 

このゲームは、パスワード方式ですので

頑張ればクリア出来るのが良かったです。

 

 

初心者は、アイテムをガンガン稼いで

不動明王伝という濃厚なゲームの流れを楽しむ

 

上級者は、アイテムを極力迄制限しながら

死の恐怖に怯えながら進んで行く

 

こんな2種類の難易度を楽しめる

一度は遊んでも欲しい素晴らしいアクションなのでした(/・ω・)/

 

 

 

不動明王伝のまとめ

 

私は、このゲームを遊ぶ前に

影の伝説を遊んだので

 

今回の不動明王伝を

大幅にパワーアップした影の伝説として

新鮮な気持ちで2回楽しめましたね。

 

これが逆だったら

「アイテムの無い不動明王伝」として

影の伝説をプレイしたでしょうから

 

あんなに、心から楽しめたかどうかは分からないでしょうね。

 

 

影の伝説も充分面白かったのですが

今回の不動明王伝は、それ以上に気に入ってもらえるでしょうね(/ω\)

 

 

そんな今回の、貧弱な主人公と強力なアイテム  奇跡の融合

不動明王伝の感想でした(*^▽^*)