モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

早打ちスーパー囲碁 囲碁の初心者にこそ100%お勧め

難し過ぎて分かりにくいといお思いでしょうが、意外とシンプルです

 

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[コンピューターの速さはスーパー]

[早打ちスーパー囲碁  ナムコ  ファミコン]

1989年発売  ジャンル 囲碁  参考価格350円

 

記事のネタバレ度  普通  

攻略に必要なプレイ時間  2時間

このゲームに対する世間の評価  流石早打ち

どんな人におすすめ?  ヒカルの碁が好きなら絶対におすすめ

バーチャルコンソールで配信なし

 

 

昔は、「ヒカルの碁」という囲碁マンガが

大ブームを起こしまして

 

子供たちがこぞって囲碁教室に通っていた時期もありました。

 

私も、リアルタイムでヒカルの碁を読んでいましたので

それはもう、囲碁を打ちたくてたまらなかった時期でした。

 

しかし、そんな大ブームなのにも関わらず

周りの友達は、誰も囲碁のルールを知らないという不毛の地でした。

 

そんな時に、このゲームソフトが家にあったならば

 

一人でも満足できたはずなのに

 

もしくは、友達にルールを教えられたはずなのに。

 

残念でなりません…。

 

このゲームが、近場の中古ショップに置いていたら

今までの人生変わったかも知れませんね。

 

 

そんな今回の、囲碁のルールを知らない友達に押し付ければいいと思う

早打ちスーパー囲碁の感想です。

 

 

 

早打ちスーパー囲碁とはどんなレトロゲーム

 

この早打ちスーパー囲碁ですが

1989年にナムコから発売された

ファミコン専用の囲碁ゲームでした。

 

囲碁ってなんか分かりにくいんですよね…」と皆さんお思いでしょうが。

 

「意外とシンプルなゲーム」だと

この作品を通じて分かってもらえると思います。

 

そんな、早打ちスーパー囲碁の目的ですが

囲碁の最高位である「本因坊」を目指して戦っていくのが目的でした。

 

本因坊の他にも

リーグ戦や練習モードも搭載されていまして

ゲームで囲碁を学ぶには持って来いの作品でしたね。

 

 

このゲーム最大のセールスポイントとしましては

「コンピューターの思考時間が物凄く早い」というものがありました。

 

今までのコンピューターというのは

どんなゲームでも、のろのろ考えている時間が退屈でした。

 

そんな状況を打破したのが

今回の早打ちスーパー囲碁でした。

 

裏を返せば

相手の考えている時間に、自分の作戦を考えることが出来ませんが

 

それでも、ずっと待たされるよりは

何倍も嬉しい機能でしたね。

 

 

そんな、久しぶりにヒカルの碁を読み返してしまった程

囲碁の事が好きになる作品なのでした。

 

 

 

早打ちスーパー囲碁の感想でもあり レビューでもあり

 

[最初は負けていたのに、数時間後にはいい感じの所まで行けた]

 

このゲームを久しぶりにプレイしたのですが

初めの頃はコンピューターに全然勝てませんでした。

 

それこそ

「あれ?囲碁って、どうやって打つんだっけ?」みたいな

酷い状態でした。

 

一時期は、ヒカルの碁にハマって

戦う相手も居ないのに、碁盤を購入する程の熱中ぶりだったのに。

 

今では、打ち方すらも曖昧になっていました。

 

 

そんな私でしたが、

このゲームに搭載されている練習モードを遊んでみると

どんどん昔の記憶が蘇って来たんですよね。

 

囲碁の世界感を簡単に表現しますと、

「勇者対魔王軍の対決」の様な感じだと思っていただけると

分かりやすいと思います。

 

 

[囲碁はファンタジーの世界みたい]

 

囲碁というゲームは、

いったい何を目標に遊ぶのか?と言いますと

自分の領地をどんどん広げていくゲームでした。

 

「石で囲んだ場所は、自分の領地になる」という基本ルールの元

ドンドン領地を開拓していく訳です。

 

魔王軍の未開拓の領地に、

単身乗り込んで行き

自分の領土を広げてもいいですし

 

今度は逆に、

自分の領地に攻め込んできたモンスターを

「中心部までたどり着かせない様に頑張る」といった

進撃の巨人チックな戦いもあります。

 

 

基本ルールとしましては

「石を1人にしないで」というのが基本でしたね。

 

単身で乗りこんでも

相手が二人いたらほぼ間違いなく負けてしまいます。

 

それほど、石1つの強さがとんでもないという事です。

 

 

相手が二人ならば、

こちらは三人で攻め込むことが出来れば

無事に勝つことが出来ます。

 

相手が援軍を呼んできても

次の自分の番には、もう一人の援軍を呼ぶことが出来ますので

ほぼ負けないという事です。

 

しかし、囲碁が上手い人というのは

この2対3の状況をひっくり返したり

いつの間にか、8対2くらいまで仲間を隠れさせていたりするのが凄かったです。

 

「こんなの絶対に勝ちじゃん」と思っていても

 

最後まで進めていくと、いつの間にか逆転されているなんてのも

囲碁の醍醐味でしたね。

 

 

[囲碁が分かりやすく遊べる 最高のシステム]

 

そんな囲碁ですが

このゲームでは、物凄く分かりやすく表現されています。

 

それは何故かと言いますと。

 

自分と相手のパワーバランスを、常に確認することが出来ました。

 

このバランスを確認しながら、囲碁を打つ事によって

 

いまのが正解の一手だったのか

 

それとも、最善の手が他にもあるのか、が分かる様になっていました。

 

「ここに打てば、中ダメージか!」

 

「それなら、ここに打てば、特大ダメージじゃん!!」といった事を

簡単に確認できるようになっていました。

 

今までは、

この手が正解なのかどうかは

後半になってからの、最終結果でしか分かりませんでしたが。

 

このゲームでは

その場その場で、いまのはどうだったのか?を確認しながら遊べるという

囲碁ゲームにとっては、革命的な作品でしたね。

 

 

相手の弱点には必ず攻め込む。 

 

自分の弱点は鉄壁の守りでガードする。

 

こんな、シミュレーションゲーム的な要素を楽しめたのも最高でした。

 

その結果、

始めたばかりの頃は全然勝てなかった相手に

大差をつけて勝てるようになりました。

 

おそらく、囲碁を遊んだことのない人でも

充分に楽しめる作品だと思います。

 

 

ちなみに、

囲碁のルールを知らない友達に試しに遊ばせてみると

 

何回か戦ううちに、コツをつかんだ様で

15分後には、一番弱い相手に勝つことが出来ました。

 

そんなゲームでしたので

囲碁の初心者にこそ遊んでほしいなとおもいます。

 

 

 

早打ちスーパー囲碁のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

囲碁の入門ソフトとしては完璧だと思いますので

囲碁を覚えてみたいな?」という人は

この機会に遊んでみてはいかがでしょうか。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

パワーバランスを確認できるというのは

当時としては革命的なシステムだったのではないでしょうか。

 

一手の意味を深く考える事で

囲碁の世界を楽しむことができる

 

そんな素晴らしさがありましたね。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームには、待った機能も搭載されていました。

 

「今のは間違えました、許してね」というやつです。

 

囲碁ゲームの、待った機能の破壊力たるや…凄かったですね。

 

なにせ、相手は自分の弱点を適格に攻撃してきます。

 

そこで初めて、

「あ!ここが弱点だったのか…待った」ですからね。

 

この機能のおかげで

攻め込み方法を学ぶと共に

ガードの仕方も学ぶことが出来るのが、最高のシステムでした。

 

囲碁では、

弱点がそのまま勝負を決めてしまうゲームなので

「守りを覚える事が上達の近道」だと

このゲームを通じて学んだのでした。

 

ファンタジー世界だと思えば かなり楽しい

 

そんなゲームをお楽しみください

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

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