モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

京都・龍の寺殺人事件の感想 ダイイングメッセージの該当者は5人? 多すぎ!!

せっかくの力作を 事件のモチーフにされる  泣きたくなるでしょうね

 

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[山村美沙さん本人が おまけキャラとして出てきます  しかもガッツリ] 

[京都龍の寺殺人事件  タイトー  ファミコン]

1987年発売  ジャンル 推理アドベンチャーゲーム 参考価格570円

 

記事のネタバレ度 普通  

攻略に必要なプレイ時間3時間

このゲームに対する世間の評価  ミステリーの女王がファミコンに降臨 うれしい

どんな人におすすめ?  激ムズのアドベンチャーゲームが好きなら最高です

バーチャルコンソールで配信なし

 

 

推理小説って本当に面白いですよね。

 

「こんなトリックを考えつくなんて、天才なんだな…」と思ってしまいます。

 

そんな推理小説の女王である

山村美沙さんのゲームがあったんです。

 

 

そんな今回の、本格的な推理アドベンチャーゲームをあなたに

京都・龍の寺殺人事件の感想です。

 

 

 

京都・龍の寺殺人事件とはどんなレトロゲーム

 

この京都・龍の寺殺人事件ですが

1987年にタイトーから発売された

ファミコン専用の推理アドベンチャーゲームでした。

 

推理作家の山村美沙さんが原作を担当していまして

ゲームの中にも、おまけキャラクターとして出演する等

ずいぶんノリノリでした。

 

ゲームのストーリーは

 

財産をめぐる事件に巻き込まれてしまったあなたは

事件の容疑者として疑われてしまう。

 

身の潔白を証明するために

相棒の「キャサリン」と一緒に事件を解決して

真犯人を見つけ出さなければならない…。

 

こんなストーリーでした。

 

 

ゲームのシステムは

コマンド選択式のアドベンチャーゲーム

見る、取る、聞く、移動、などのコマンドの他に

写真、電話、キャサリン、など

このゲーム特有のコマンドも搭載されていました。

 

写真のコマンドは

犯行現場の写真や、登場人物の写真を撮って

事件の参考にしていく。

 

電話のコマンドは

電話番号を自分で打ち込んで、事件のヒントを探し出していきます。

 

キャサリンは、相棒の外国人女性キャサリン

事件の進展情報を教えて、ゲームを進めていくコマンドでした。

 

 

このゲームは登場人物がとても多く

 

沢山の情報を聞いて

コツコツとフラグを立てながらゲームを進ませなければならず

 

かなり根気がいる作品でした。

 

本格推理アドベンチャーゲームですから

「ぜったいにクリアしてみせるぞ」と思わせてくれた

今遊んでも熱中できる偉大な作品でしたね。

 

 

 

京都・龍の寺殺人事件の感想でもあり レビューでもあり

 

[自分が書いたとおりに、人が死んでいく  まるでデスノート]

 

このゲームは

主人公が、犯人だと疑われた状態で

物語が始まります。

 

では何故?

 

自分が犯人として疑われているのか?

 

それは、自分が書いたアドベンチャーゲームのシナリオと

全く同じ展開で、殺人事件が起こってしまうんです。

 

いうなれば、犯行計画書を自分が書いているのと

同じ状態という事です。

 

「このままでは、自分が犯人にされてしまう」

 

「せっかくの面白い作品が発売できない」

 

「そんな事は絶対に許さない」

 

「それなら事件を解決しちゃいましょうか」という訳ですね。

 

 

才能が溢れすぎたばっかりに、凶悪な事件に使用されてしまう

 

そんなゲームの始まりに

「最後までプレイしよう」と思ってしまうのでした。

 

 

 

[もはやそれは、ダイイングメッセージでは無い]

 

この事件の発端は

物凄くコメディータッチなスタートです。

 

「自分の書いたシナリオなら、ここに死体があるんだよな♪」

 

「まあ、そんな事ある訳ないけどね」

 

「あれ?なんか桜の花びらで、こんもりと盛り上がっているぞ?」

 

「し、し、死体だぁぁぁ!!」こんな

吉本新喜劇の様な感じで、ゲームが始まります。

 

たまたま、主人公が被害者を発見して

 

たまたま、主人公が書いた、シナリオ通りに事件が進んでいく。

 

その結果

濃厚過ぎる事件に巻き込まれていく

 

こんな展開でした。

 

他の人が見つけたら、平凡な生活をおくれたのに…残念です。

 

 

そして、その死体の手には

ひらがな6文字が握られていました。

 

このひらがな6文字をヒントに、事件を解決していくのですが

その文字とは、「お、こ、さ、な、み、わ」です。

 

この文字を並び替えると、犯人の名前になるのでは?と考えた

主人公なのですが

 

この六文字に当てはまる容疑者が、沢山居るんです。

 

「おさわなみこ」、「おさわみなこ」「こなみさわお

「こさわみなお」「みさわなおこ」など、

5人の容疑者がリストアップされてしまいます。

 

そして、みんな犯人になってもおかしくない人達です。

 

つまり、怪しい人物がみんな、ひらがな6文字に該当する。

 

なおかつ、該当されなくても

いずれは事情聴取されるであろう人達ばかりでした。

 

被害者も

ダイイングメッセージに該当する人物が

5人も居たとは驚きだったでしょうね。

 

ゲームをプレイしていても

「また、該当する人物が出てきたよ…」なんて感じで

がっくりしてしまいました。

 

 

確かに、このダイイングメッセージのおかげで

このゲームの奥深さが、何倍も増幅されていましたので

結果的には、大成功だったのですがね。

 

 

 

京都・龍の寺殺人事件のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

この作品は

ゲームセンターCXでも取り上げられている作品でした。

 

番組内では端折られていた部分にも

難解な謎解きが沢山用意されていましたので。

 

興味のある方はチャレンジしてください。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

レトロゲーム特有の

理不尽な謎解きが用意されているのですが。

 

「絶対に解けない」という訳では無いので

頭を沸騰させながらお楽しみください。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームのセールスポイントは

 

本格的な推理アドベンチャーゲームが楽しめる

 

104で電話番号を聞くという斬新なシステム

 

山村美沙さんがどういった顔なのか分かる

 

 

このゲームのマイナスポイントは

 

体力を振り絞って残した

ダイイングメッセージの意味が殆ど無い

 

 

そんな部分を含めて

 

ミステリー女王の謎を 必死に解け

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

 

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