モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

トワイライトシンドローム究明編 恩田陸好きにはたまらない世界観

前作よりも数段階パワーアップ  どうしてこんなに面白いの?

 

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[怖い、暗い、哀しい、でも最高のストーリー]

[トワイライトシンドローム 究明編  ヒューマン  プレイステーション]

1996年発売  ジャンル ホラーゲーム  参考価格1600円

 

記事のネタバレ度  高め  

攻略に必要なプレイ時間  15時間

このゲームに対する世間の評価  前作とセットで遊んでほしいよね

どんな人におすすめ? 恩田陸さんの世界感が好きなら絶対にお勧めです

ゲームアーカイブスで配信無し

 

 

人間というのは

 

どうして気温が上がってくると

 

ホラー映画や、ホラーゲームに手を出してしまうのでしょうね。

 

本能なのでしょうかね。

 

 

私はよく、夕方6時くらいから散歩に出かけますが

 

小学校の校庭でも

部活動をしている子供たちが沢山いるので

どうってこと無いのですが。

 

散歩から帰ってくる7時くらいには

シーンと静まり返った校庭が、なんとも不気味なのですよね。

 

職員室には、まだ先生方は居ると分かっているのに

「学校こわ!!絶対に二ノ宮金次郎が走ってくる…」なんて思ってしまうのですよね。

 

二ノ宮金次郎が撤去されて、もはや校庭には無いのに…

不思議です。

 

なので、校庭の前を歩くときは

 

自分の足元を見ながら早足で歩く

 

そんな毎日です。

 

だからといって

ホラー系が苦手なのかというと…大好物です。

 

というか主食です。

 

もはや御飯です。

 

 

そんな今回の、私にとっての、コシヒカリ的な存在

トワイライトシンドローム究明編の感想です。

 

 

 

トワイライトシンドロームとはどんなレトロゲーム

 

このトワイライトシンドロームですが

1996年にヒューマンから発売された

プレイステーション専用のホラーゲームでした。

 

ゲームの目的は

 

女子高生三人組を操りまして

 

自分の住んでいる地域にまつわる

さまざまな恐怖体験の真相を探っていく

 

こんな物語でした。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなアドベンチャーゲーム

 

主人公三人組を操りまして

 

夜中の学校や、昔使われていた防空壕など

 

とても危険な場所に幽霊を探しに行く

 

こんな、アクション要素が強めの

ホラーアドベンチャーゲームでした。

 

 

「どうして、そんな怖い体験を自ら?」とお思いでしょうが

それこそが、女子高生なのかも知れませんね。

 

お金の為でもあり

 

好奇心を満たす為でもあり

 

人気者について行く為でもあり

 

実は、深い理由なんてものが無いのかも知れません。

 

 

さまざまな思惑がからみあって

複雑な世界の扉が開いていく

 

そんな、「恩田陸さん」の様な、せつない世界観が楽しい

最高のゲームでした。

 

 

ゲームの流れとしましては

 

「あそこには幽霊が出てくる」という情報をキャッチする

 

女子高生を操作して、さまざまな現場を調べる

 

出てくる選択肢に答えて、現場を移動していく

 

悲劇的な結末だったら、やり直し

 

無事に解決出来たら、次の噂へ

 

最後に、大吉、中吉、凶と評価を付けられる

 

こんな流れでした。

 

恐怖の感情が

最大ライフとして扱われていまして

 

怖い体験を、繰り返し体験してしまうと

ゲームオーバーになってしまう

 

アクションゲームの要素も楽しかったです。

 

 

このゲームは

前後編二作のゲームなのですが

今回の究明編は後編という事です。

 

前作では完結しなかった物語が

この究明編でようやく完結する

 

そんな、前作よりも数段階パワーアップした

偉大な作品なのでした。

 

 

 

トワイライトシンドローム究明編の感想でもあり レビューでもあり

 

[前作はおまけとすら思える シナリオの濃厚さ]

 

このトワイライトシンドローム究明編ですが

 

ひとつひとつのシナリオの濃厚さが凄く

 

「このシナリオ全部を、それぞれの映画にしてよ」と思えるくらいの濃さでした。

 

前作をプレイした時も

「こんなに濃厚なシナリオが味わえるなんて最高」と思ったのに。

 

まさかの、前作が霞んでしまうくらいの面白さでした。

 

なんともいえない不気味な雰囲気と

 

心がギュッと締め付けられる様なせつなさ

 

事件の元になった出来事の哀しさ。

 

今までのホラーゲームとは一味も二味も違う

 

シナリオ一本をプレイしただけで

 

名作映画を見たような感じに浸れる

 

濃厚過ぎるシナリオが最高でした。

 

 

そんな濃厚なシナリオが

それこそ何本も入っているのですから

 

「こんなにお得なゲームは、中々お目にかかれないよね」という

感想でしたね。

 

 

 

[シナリオが濃厚という事はやり直しもきつい]

 

このゲームは

 

怪奇現象が起こっている場所に行って

 

自分たちで原因を探り

 

試行錯誤しながら、選択を繰り返し

 

その事件に隠されている闇を究明していく作品です。

 

そんなゲームでしたので

その時に起こした行動によって、その後の展開が変わって行く

「マルチエンディング」のシステムが採用されていました。

 

決められた行動をとらないと

 

物語の最後、もしくは物語の途中で

バットエンドになってしまうシステムでした。

 

前作の「探索篇」でも

この部分はハラハラドキドキだったのですが。

 

前作よりも

ひとつひとつのシナリオが長いので

 

バットエンドからのやり直しが本当にきついシステムでした。

 

全てのシナリオの、グットエンディングを見ることで

 

「隠し要素が出てくる」というおまけがありましたので。

 

何回も繰り返しプレイしなければならず

なかなかのハードなゲームでした。

 

 

そんな隠し要素のおかげで

意地でもグットエンディングを見るまで頑張るのですが

 

なにせシナリオが濃厚ですからね。

 

どこが間違っているのか、全く分からない展開も多く

非常に辛かったのを思い出します。

 

防空壕のシナリオが

どうしてもグットエンディングにならなくて

 

それこそ、そのシナリオだけで

20時間くらいかかりましたからね。

 

まあ辛かったです。

 

次のエピソードに行くには

それ程難しいゲームでは無いのですが。

 

シナリオの素晴らしさ故に

どうしてもグットエンディングが見たくなってしまう

 

嬉しくもあり、哀しくもある

そんな偉大な作品ならではの、罠なのでした。

 

 

 

トワイライトシンドローム究明編のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

前作はもう遊びましたよね。

 

だったら続編も遊ばないとね。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

トワイライトシンドローム

数多くの続編が発売されていますが

 

私がプレイして、もっとも好きなのが

今回の究明編でしたね。

 

最初の作品にして

 

シリーズ最高傑作

 

そんな奇跡の作品をお楽しみください。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このトワイライトシンドローム

 

前後編がまとめられた

トワイライトシンドローム スペシャル」として発売されているので。

 

この記事で

トワイライトシンドロームに興味を持った方は

 

スペシャルパッケージの方がお勧めでしょうね。

 

追記

この記事を書いていた2015年の時期は

3000円程でスペシャルが買えたのですが。

 

今では5000円まで上がってしまい

2本別々で買った方が2000円程お得なので

お財布と相談して購入してください。

 

3000円を出してでも

おつりがくるぐらいの面白さなので。

 

ぜひ全てのシナリオで

グットエンディングを目指して下さい。

 

私の場合は、60時間はかかったと思います。

 

でも良いんです

 

その60時間はしあわせでしたから

 

おそらく

前後編を合わせますと100時間は遊んだと思います。

 

それでも、未だに飽きないでプレイ出来るのですからね

 

本当に凄いんだろうな…。

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

ホラーゲームだからといって、敬遠するには勿体ない

トワイライトシンドローム究明編

 

新鮮な気持ちでゲームを体験して欲しいので、

ストーリーの中身には、あえて触れませんでした。

 

このゲームの謎は、1600円でお楽しみください。

 

こちらから購入できます