モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

ラングリッサー3 最初は絶対にクソゲーだと思う しかし とあることをすると超名作になる?

初めてのラングリッサー体験  寝る間も惜しんで遊びまくったシミュレーション

 

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[クソゲーか 神ゲーか いったいどっちなのだろう]

[ラングリッサー3   メサイヤ  セガサターン]

1996年発売  ジャンル シミュレーション RPG  参考価格280円

 

記事のネタバレ度  普通  

攻略に必要なプレイ時間  40時間

このゲームに対する世間の評価  最初は絶対にクソゲーだと思うだろうな

どんな人におすすめ?  やりこみゲームが好きなら最高です

アーカイブスで配信無し

 

 

デビルマンという漫画は

最初に読んだ時の印象が本当に最悪でした。

「ただの暗い漫画だな…」そんな感想でした。

 

しかし、何度も、何度も、繰り返し読んで

デビルマンという作品がいったいなにを表現したかったのか?が理解できると

「こんなに最高な漫画があったのか…」と180度変わりました。

 

最初のイメージが最悪だと

いざ好きになった時に、評価が爆発的に上がるのは

昔からの定番なのでしょうね。

 

 

そんな今回の、最初のイメージは最悪 ふとしたきっかけで最高のゲームに変わる

ラングリッサー3の感想です(*’▽’)

 

 

 

ラングリッサー3とはどんなレトロゲーム

 

このラングリッサー3ですが

1996年にメサイヤから発売された

セガサターン用のシミュレーションRPG作品でした。

 

ラングリッサーシリーズは

全てのナンバリングタイトルを持っているくらい

大好きなゲームシリーズなのですが。

 

そんなシリーズに、どっぷりはまるきっかけになったのが

今回のラングリッサー3でしたね。

 

ラングリッサー3のストーリーは

主人公が住んでいる国は「最強の兵器」を持っていました。

 

ある日、最強の兵器が破壊されました。

 

ここぞとばかりに、周りの敵国に滅ぼされました。

 

各地にいる強力な仲間たちを集めて、いつか故郷を取り戻すぞ…。

 

そんなストーリーです。

 

ゲームの目的は

主人公の「ディハルト」を操りまして

様々な軍勢と戦いながら、世界の平和の為に戦っていくのが目的でした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなシミュレーションゲーム

似たタイプのゲームで言いますと

ファイアーエムブレム」や「スーパーロボット大戦」に似ていました。

 

主人公のディハルトを操りまして

各地の英雄を仲間に引き入れながら、ステージをクリアしていくのですが

 

槍兵には強いけど、騎馬兵にめっぽう弱い 歩兵

 

歩兵には強いけど、槍兵にはめっぽう弱い 騎馬兵

 

騎馬兵には強いけど、歩兵にめっぽう弱い 槍兵

 

全ての属性に強いけど、弓兵には圧倒的に弱い 飛兵

 

全ての属性に弱いけど、飛兵には圧倒的に強い 弓兵

 

全ての属性に弱いけど、圧倒的な魔法で全てを焼き尽くす 魔法使い

 

強さは平均的だけど、水辺に居ると大幅に能力がアップする 水兵

 

こんな感じで、職業ごとに相性がありましたので

バランスよく戦力を考えていく作品でした。

 

キャラクターは

レベルが上がるとクラスチェンジ出来まして

最初は騎馬隊だったのに、魔法使いになったり

最初は魔法使いだったのに、歩兵になったり

「1人のキャラクターで、1つの職業」というのが当たり前だった時代に

沢山のバリエーションを楽しめるのは最高でしたね。

 

ステージ上には、怪しい場所が数多く存在していまして

その部分までユニットを移動させると、隠しイベントが起こるのも最高でした。

 

「あれ?ここだけ変にマップがへこんでない?」とか

「どうしてこんな場所に、綺麗な花が咲いているんだろう?」とか

 

探さなくてもゲームが進むのだけど

 

探せば何倍もゲームが楽しくなる。

 

とにかく、色んな場所にユニットを移動させていたのを覚えています。

 

ラングリッサーシリーズ特有の

「おまけの要素を探すのが最高」という考えも

ふんだんに盛り込まれていたのは素晴らしかったです。

 

そんな、ゲームを知れば知るほど好きになっていく

セガサターンを代表する、名作シミュレーションゲームなのでした。

 

 

 

ラングリッサー3の感想でもあり レビューでもあり

 

[シミュレーションゲームの概念をぶっ壊す]

 

シミュレーションゲームというのは

戦略的なゲームです。

 

戦略的なゲームという事は

物凄く頭を使うんです。

 

気晴らしの為にゲームを遊んでいるのに

物凄く悩んでプレイしなければいけない、それがシミュレーションゲームでした。

 

 

このキャラクターは

このキャラクターに強いから突っ込ませよう…とか

 

このキャラクターは

物凄く打たれ弱いから、レベルアップのためにとどめを刺させてあげよう…とか

 

とにかく、自分自身の脳みそをフル回転させて

真剣にゲームに挑んで行く訳です。

 

 

それでは、ラングリッサー3はどうなのか?

 

 

全てを無視して、ゴリ押しで進んで行けるんです。

 

 

ラングリッサーシリーズの特徴として

「面セレクト」という、とんでもない裏ワザが実装されています。

 

面セレクトというのは

アクションゲームではおなじみの、基本的な裏ワザで。

好きなステージから再開できる、伝家の宝刀的な裏ワザです。

 

そんな裏ワザが、シミュレーションゲームに存在したとしたら

いったいどうなってしまうのか?

 

 

最初のステージで

「延々レベルを上げてから」次のステージに行く、となります。

 

なにせ、レベルさえ上げれば

キャラクターの相性なんて関係ありませんから。

 

本当は相性最悪なはずなのに、圧倒的なレベルでゴリ押ししていくのが

最高に楽しいゲームでしたね。

 

基本的にはじゃんけんのルールだったのに

圧倒的にレベルを上げることで

 

ハサミで岩を切り刻む

紙でハサミを捻じ曲げる

岩で紙を突き破る、といった事が出来ますので。

シミュレーションゲームって難しそうだな」という人にこそ遊んでほしいです。

 

 

特に魔法が強すぎるゲームだったので

遠くから魔法を連打しているだけで

敵がバンバン消え去っていくのが、気分爽快なのでした。

 

 

 

[戦闘シーンはオフでお願い申し上げます]

 

そんな、大好きなラングリッサー3ですが

最初は、完全にクソゲーだと思っていました。

 

 

それはなぜなのか?

 

 

戦闘シーンが嫌いだったからです。

 

このラングリッサー3は

セガサターンの実力を見せつけたかったのか

戦闘シーンでは、リアルな戦いが流れます。

 

長さで言うと

一分から二分くらいのシーンが

毎回流れます。

 

その結果

一つのステージをクリアするのに

二時間くらいかかるんです。

 

敵の数が少ない最初のステージでこれなら

「敵の数がこの三倍くらい出てくる、後半のステージなら…」なんて考えただけで

「絶対にやりたくねぇ!!」という訳ですね。

 

私の対応策としては

戦闘シーンが一切流れない

魔法で遠くから攻撃するや

弓兵を使って間接的に攻撃…などを駆使して

極力、肉弾戦キャラクターは操作しないで進めていくという

なんともつまらないゲームとして遊んでいた訳です。

 

選べる職業は、星の数ほどあるのに

選ぶのは魔法タイプか弓兵。

 

だって戦闘シーンが嫌いだから。

 

こんなゲームを、好きになる方が異常ですよね。

 

そんなゲームでしたので

「少し遊んだら、売っちゃおうかな」と思っていた訳です。

 

 

そんなころに

ふとオプションを見てみるとビックリ

自慢の戦闘シーンが、オフにできるんです。

 

すると、どうでしょうか

さっきまで二時間かかっていたステージが

たったの三十分で、サクサクとクリアできるんです。

 

ゲームシステムは面白いと思っていたので

マイナスポイントが全て消えた瞬間から

クソゲーという最低の評価から、最高の神ゲーに進化したのでした。

 

なので、初めてラングリッサー3をプレイする場合は

戦闘シーンはオフでお願いします。

(戦闘シーンの利点としましては、キャラクター専用の音楽が流れますので。その音楽を聴くために、戦闘シーンを見るというのは利点でしたね)

 

 

 

[シミュレーションゲームにギャルゲーの要素を大幅プラス]

 

このゲームが発売されたのが、1996年でした。

 

この時代というのは

まさにギャルゲーが時代を塗り替えていく灼熱の時代でして。

 

1994年に「ときめきメモリアル」という王様が発売されたのを皮切りに

ギャルゲーというジャンルが、メジャーになっていた時代でした。

 

そんな勢いは

ラングリッサーシリーズにも影響を及ぼしまして。

 

真剣に戦争をしているのに

その合間、合間に、イチャイチャの恋愛要素が入ってくるという

何とも凄い作品でした。

 

早めにステージをクリアすると

自分に惚れてくる戦略家の女の子

 

無益な殺生をしてしまうと

極端に嫌ってくる心優しい女の子

 

正式なヒロイン風なのに、まさかの攻略が一番難しい女の子等々

 

戦略シミュレーションゲームの中に

恋愛シミュレーションを無理やりねじ込む

 

だけど、このアクセントが意外と癖になる。

 

そんな、全ての女の子のグットエンドを見たい場合は

軽く100時間は遊ばなければいけない

濃厚過ぎるシミュレーションゲームなのでした。

 

 

ちなみに、誰とも仲良くできない場合は、バットエンド直行ですので

女の子とは仲良くしましょう。

 

 

 

どんなゲームが好きな人にお勧め?

 

シミュレーションゲームなのに、ゴリ押ししたい方は

ストーリーとは関係ない場所で、延々とレベルアップができる

バハムートラグーン タクティクスオウガがお勧めです。

 

 

 

ラングリッサー3のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

シミュレーションゲームというジャンルの筈なのに

RPGの様にレベルを上げまくって、相手を圧倒する。

 

こんな豪快なシステムこそが

ラングリッサーシリーズ最大の魅力なのかも知れません。

 

序盤のシナリオを延々クリアして

隠しショップで、最強の装備を買い集めるまで頑張る

こんなイカレタゲームバランスが、ヌルゲーマーには最高なのでした。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

このゲームはレベルが99まで上がるのですが

そんなキャラクターをステータスそのままに

レベル1に戻す「ルーンストーン」というアイテムがありまして。

 

レベルを上げては、レベルを1に戻す

レベルを上げては、レベルを1に戻す

こんな繰り返しで、キャラクターのステータスを底上げしていくのが

どんなやりこみゲームにも負けない素晴らしさなのでした。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

「最初の印象は最悪でしたね」

「しかし、その人のことを知るうちに、いつのまにか好きになっていました…」

 

そんな恋愛の黄金パターンの様な展開が

ゲームに当てはまるとしたら。

 

私にとっては、今回のラングリッサー3だったのかも知れません。

 

ラングリッサー1・2はアーカイブスで遊べます

ラングリッサー4・5もアーカイブスで遊べます

ラングリッサー3は未だに配信されていません。

 

どうして、ラングリッサー3を配信してくれないのでしょうかね。

 

他の作品に比べて

プレイステーションで発売されていませんので

配信するのは難しいのでしょうが。

 

PS2のリメイク版(面セレクト廃止バージョン)でもいいので

配信して欲しいですね。

 

ああ、ヴィータで寝転がりながらプレイしたい。

 

ちなみに、全てのラングリッサーが遊べる

ラングリッサー・トリビュート」という

超絶プレミアソフトがあるのですが。

 

お金持ちの方は

こちらを買ってみてはいかがでしょうか。

 

1から5まで全てを遊べる

贅沢すぎるソフトなので、そちらもどうぞ。

 

 

今日も

モノノフ的ゲーム紹介をお読みくださりありがとうございました

 

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