モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

ウィザードリィ·リルガミンサーガ  私のお墓にセガサターンと一緒に入れて下さい パート2

パート1から是非ともお読みくださいm(__)m

 

retogenofu.hateblo.jp

 

 

ウィザードリィというゲームを人に勧めると

決まって返ってくる答えが

「迷宮に迷いそうだからクリア出来ないと思う···」です。

それは

あくまでも自分でマッピングをするから迷うんです。

しかし

今回のウィザードリィ·リルガミンサーガには

オートマッピングという親切な機能が付いてます。

 

つまり

ウィザードリィは絶対に面白いと思う···」

「でもマッピングの敷居が高すぎだなぁ···」という結論になるんです。

それなら

「そんな高い敷居を取り払っちゃいましょう!!」

というのが今回のオートマッピング機能なんですね。

そして

そんな最高の環境が揃った

初代ウィザードリィが面白くない訳がありませんよね(^^)

 

マッピングの問題も解決して

遂に初めてのウィザードリィの戦闘です。

初めて出会った敵キャラクターはローグという盗賊でした。

「盗賊五人に負けるわけないよね····」で、

 

 

初めての戦闘が終わって

キャラクターが3人死んだ時に

「これがウィザードリィの世界なんだなぁ····」なんて、嬉しかったですね。

(雑魚敵と同じ位の強さしか持ち合わせてないパーティーで、邪悪な魔法使いに挑んで行くという、リアルな展開がまさにウィザードリィですよね)

 

そしてその時に思ったんです。

ウィザードリィは敵と1回戦ったら帰ろう···」と。

ドラゴンクエストで言うと

「スライムと1回戦ったら帰ろう···」とは絶対になりませんよね。

しかしウィザードリィでは

「ローグと出会ったら魔法を全部使って総力戦だな···」となります。

つまり

一回の戦いで全力を持って挑む訳ですね。

そして

レベルアップすると使える魔法の回数が増えて、

[モンスターと戦える回数が徐々に増えて行く]というパターンなんですね。

 

そして無事に戦闘を終えて

経験値を見てビックリ

「経験値600も貰えるの!!普通は1か2じゃないの?」

「盗賊を倒して経験値600って凄い!!」と、

本当にビックリしましたね。

(宿屋に泊まって、「次のレベルアップまで2000」の文字を見て納得しましたが、ウィザードリィの経験値を最初に見た時は本当にビックリしました。)

 

そんな

ハラハラドキドキの戦闘も終わり、

ウィザードリィというゲームの面白さについて考えてみたんです。

 

この

ウィザードリィというゲームには

会話のイベントがほとんどありません。

「勇者よ魔王を倒して世界の平和を取り戻して来てくれ····!!」

なんて会話は一切ありません、

つまりモンスターとの戦闘が

ウィザードリィというゲームのメインなんです。

 

ではなぜ

イベントがほとんど無い

ウィザードリィというシンプルなゲームで、

中毒者が大量に発生したかというと、

ウィザードリィには宝箱という素敵なシステムがあるからなんですね。

 

ウィザードリィでは

決まった場所にいる敵を倒すと

必ず宝箱を落としていきます。

(通路に出てくる敵を倒してもお金しか持ってませんが、各決まった部屋の扉を開けて出てくる敵は、倒すと必ず宝箱を落としていきます。なので、冒険に慣れて来る頃には「3回宝箱を取ったら帰ろう···」なんて計画をたてて行動する様になって行くんですよね。)

 

この宝箱というシステムこそが、

[寝る前にウィザードリィ1時間]という、

毎日の日課になる程の面白いシステムなんですね(^^)

 

普通のゲームというのは

[モンスターが強すぎる]

[モンスターを倒す為に、強力な武器や防具を買う]

[その為に弱いモンスターを倒してお金稼ぐ]

[そして次の街に行って、また新たな武器や防具を買う]という、

繰り返しの連続でゲームが進んで行きます。

しかし

ウィザードリィのパターンでいうと

[モンスターが強すぎる]

[モンスターを倒す為に、強力な武器や防具を買う]

[そんな強力な武器や防具は、1つ買うと売り切れてしまう]

[ショップの品揃えは、自分が売った中古のアイテムしか増えない]

[売っていないなら、自分たちで装備を調達するしかない]

[宝箱を持っているモンスターを、命からがら全力で倒す]

[そんな行為を何十回も延々と繰り返す]

[気付いたら、そのフロアでは無敵の存在に成っている]

[次のフロアにルンルン気分で行く]

[泣きながら街に帰って来る·······]

というのがウィザードリィの黄金パターンという訳ですね(^^)

(宝箱を開ける瞬間が、ウィザードリィというイベントがほとんど無いゲームで、最も輝いている瞬間なのではないでしょうか。)

 

 

リルガミンサーガのここが良いよねという所

[初代ウィザードリィをやるならおすすめ]

ウィザードリィというゲームで

プレイヤーが最も恐れている事はなんだと思いますか?

ダンジョンで迷子になって絶望?

蘇生に失敗して、キャラクターが消滅して絶望?

ヴァンパイアにレベルを下げられて絶望?

答えは

ゲームのデータが全て消え去る事です!!

何十時間も費やしたゲームデータが

ある日こつぜんと消え去るんです。

他のゲームでも

セーブデータが消え去る事はもちろんあります。

しかし

ウィザードリィのデータが消え去るのとは、

心に与えるダメージ量がもう全然違います。

普通のゲームのデータが消えた場合はやり直しがききます。

なぜならゲームのイベントを追っていけば済むからです。

しかし

ウィザードリィの場合はイベントがほとんどありません。

つまり

自分のウィザードリィで生きた証が、

必死に育て上げたキャラクターであり

必死に集めた最強の武器や防具であり

必死に歩いて埋めたマップなんですね。

それが急に消え去る訳ですからね········。

そんな

絶望的な事が起きないのが

メモリーカードを使用する

ウィザードリィ·リルガミンサーガという訳ですね(^^)

(ファミコン版では、アスキーからウィザードリィの為にセーブデータをバックアップする機械がわざわざ発売されていましたね。セーブデータが消え去る事は、それくらいの衝撃なんですよね。)

 

リルガミンサーガの頑張って欲しい所

[そんな所は無い]

昔は文句もあったのかも知れませんが、

そこも含めてのウィザードリィなので、

今では全てを引っくるめて

ゲームの中で一番大好きです(^^)

 

あなたにとって

「一番面白いと思うゲームはなんですか?」と聞かれれば、

ゼルダの伝説·時のオカリナですね」とか、

モンスターハンター·セカンドGですね」と答えると思います。

しかし

あなたにとって

「一番好きなゲームはなんですか?」と聞かれれば

ウィザードリィ·リルガミンサーガ」とこれからも答えるでしょうね

そんなお墓に入れて欲しい位大好きなゲームでした(^O^)

 

 

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