モノノフ的ゲーム紹介

モノノフ的にいろいろなゲームを解釈して行きます

ひみつ道具を使いたきゃ金払えゲー···ドラえもんギガゾンビの逆襲

どこでもドアを使いたの……どら焼よこせ!!

 

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[ドラえもん+RPG=超名作!!]

[ドラえもん ギガゾンビの逆襲  エポック  ファミコン]

1990年発売  ジャンルRPG  参考価格1000円

記事のネタバレ度  高め  攻略に必要なプレイ時間 15時間

このゲームに対する世間の評価  ドラえもんのゲームにハズレ無し そんな代表作

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

日本人はとにかくRPGが好きです。

なので、いろんな作品を、とりあえず一度はRPGにします。

(悪魔君やゲゲゲの鬼太郎、なんと北斗の拳までも!!)

 

そんな中でも、あの国民的マンガの

ドラえもんRPGになっていたとは、驚きですよね。

 

主にドラえもんのゲームのジャンルはアクションですからね。

 

そんな今回の、ドラえもんで本格的なRPGができるって最高でしょ

ドラえもん ギガゾンビの逆襲の感想です(*’▽’)

 

 

 

ドラえもん ギガゾンビの逆襲とはどんなレトロゲーム

 

このギガゾンビの逆襲ですが

1990年にエポックから発売された

ファミコ専用のRPG作品でした。

 

ゲームの目的は

悪の親玉である「ギガゾンビ」が

ドラえもんに退治された、悪のボスたちをまとめ上げて

もう一度世界征服を目論む。

 

そんな野望を阻止するために

オリジナルキャラクターと一緒に、ドラえもんたちが大冒険に出かけて行く。

ドラえもんオールスターゲームでした。

 

ゲームのシステムは、オーソドックスなRPGで

ドラえもんの世界で、ドラクエ風のRPGを体験したら面白いのでは?

こんな夢の様なシステムが売りの作品でした。

 

 

ドラえもんの映画、全てを詰め込んだ夢の様なゲームで

こんなにも豪華なゲームがあって良いのか?

なんて程の作品でした。

 

 

 

ギガゾンビの逆襲の感想でもあり レビューでもあり

 

[ドラえもん映画のオールスター]

 

なにせ、各大陸のボスが

今までのドラえもん映画のボス達ですからね。

 

ドラえもん映画が大好きな人程、ゲームが楽しめます。

 

牛魔王や、ギガゾンビ、ポセイドンに、魔王デマオン等々

今までに改心させたはずの、映画のボスたちが次々襲って来ます

 

この豪華すぎるボスを観たくて

何度でも繰り返しプレイしたくなる魅力がありました。

 

「あの映画では凶悪なボスだったのに、めちゃくちゃ弱い」や

「こんなボス居たっけ···、あの映画に出てた奴だ!!」なんて

自分の記憶を探りながら、冒険するのが楽しい作品でしたね。

 

RPGのボスが、ドラえもん映画でお馴染のボスたち

こんな、「どのボスがラスボスでもおかしくない」なんて

濃厚過ぎる作品なのでした(*´з`)

 

 

 

[ドラえもんRPGの奇跡の融合]

 

ドラえもんRPGってどうなの?と思うかも知れませんが

いやいや、めちゃくちゃマッチしています。

 

ドラえもんは、アクションゲームよりもRPGなのでは?

こんな相性抜群の作品でした。

 

レベルは ゆうき

経験値は ぼうけん

ヒットポイントは げんき

 

こんな感じで、ドラえもんの世界感を上手く表現しています。

 

そして、RPGに無くてはならない存在である

「魔法」のシステムも、上手くドラえもんの世界とマッチさせていました。

 

 

ドラえもんといって

真っ先に思い付くのが「ひみつ道具」ですよね。

 

ドラえもんは居なくてもいいから「四次元ポケット」だけでも

こんな子供も数多くいました。

 

そんなひみつ道具を最大限に生かしたのが

このギガゾンビの逆襲でした。

 

それぞれのひみつ道具

魔法の替わりをしてくれていたわけです。

 

「どこでもドア」は「ルーラ」ですし

「コンクフード」は「ホイミ」です。

「くうきほう」は「イオ」でした。

 

こんな感じで

「魔法を使えないのなら、ひみつ道具を魔法にすればいい」

こんな発想の転換でしたね。

 

しかし、このギガゾンビの逆襲には、MPの概念がありません。

 

なら、ひみつ道具が使い放題なのか?というとそうではなく、

使う度に、どら焼(この世界のお金)を要求されます。

 

つまり、

「どこでもドアを使いたいの?じゃあ……どら焼き20個よこせ」

こんな、強欲すぎるドラえもんが居ましたね。

 

敵を倒すことで

ドラミちゃんが後で、どら焼を振り込んでくれます。

 

後半になれば、どら焼を1000個くれることもあります。

 

死ぬ思いで戦って、貰えるのがスイーツですからね···。

 

流石です。

 

 

なので、どら焼が無くなると、

何も出来なくなりますので

常にどら焼の数には注意が必要でしたね。

(回復出来ないと、ザコ戦でも直ぐにやられてしまうので。)

 

どら焼きを使用してひみつ道具を使ってもらう

どら焼きを使用して回復アイテムを購入する

敵を倒して、お給料のスイーツを貰う

 

そのお給料を、ドラえもんに巻き上げられる

 

こんなリアル過ぎるシステムこそが

ギガゾンビの逆襲が、未だに愛され続ける理由なのかも知れませんね。

 

 

ドラえもんとRPGが融合した結果

今までに無いドラえもんを体験できる

こんな、RPGの中でもトップクラスにリアルな作品なのでした(/・ω・)/

 

 

 

[敵がやたら出て来る]

 

このゲームの残念な所で言いますと

エンカウント率の設定に、相当な難がありましたね。

 

ちょっと歩いたら敵が出てくる

ちょっと歩いたら敵が出てくる

ちょっと歩いたら強敵が出てくる··。

 

こんなゲームでしたので

はやくイベントを進めたいのに、モンスターとの戦いで1時間

こんな大変さがありましたね。

 

昔は、ゲームの時間は決まっている事が多かったですから

イベントを進める前に、街に逆戻りなんて悲惨な事態も多発しましたね。

 

レベル上げをしなければ、ゲームを進める事ができませんので

エンカウント率が高い方が、助かる場面もあるにはあるのですが

それでも、「もう少しだけ、低めに設定して欲しかったな」と思いましたね( ゚Д゚)

 

 

 

[結局はネズミが最強なんですね]

 

ドラえもんの嫌いな動物といえば「ネズミ」です。

 

そんな弱点を、見逃すわけがありません。

 

ゲームの敵としても、ちゃんとネズミが出てきます。

 

そして、ネズミが出てくると

ドラえもんが恐怖のあまり、「行動不能になって」操作出来なくなります。

 

ただでさえ、このゲームの敵は凶悪な強さなのに

ドラえもんが行動不能になる

たったこれだけのルールで、劇的に難しくなって行きます。

 

映画版のドラえもん

のび太君の成長の記録でもありますから

苦戦しながら進んで行くのが、ドラえもん映画のだいごみでもあるのですが。

 

今作はオリジナルのキャラクターが主人公ですので

もう少し優しめにして欲しかったなと、思いましたね。

 

姿を見た瞬間に

わが軍のエースを戦力外にする

こんなゲーム界屈指の、最強敵キャラクターなのでした(;´・ω・)

 

 

 

ドラえもん エポック版のまとめ

 

このゲームを、最高のゲームに挙げる人を何人も知っています。

 

私も、ファミコンの中では

トップクラスの面白さだと思います。

 

しかし、1990年というファミコン後期に発売されてしまった為に

数あるキャラクターゲームの中に、うずもれてしまいました。

 

もしも、1988年あたりに発売されていたとしたら

RPGの天下を取っていたかも知れない

こんな抜群の完成度だったと思います。

 

今では1000円程度で購入出来ますので

最高のRPGをお探しなら、チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

「こんな素晴らしいRPGがあったんだ」と

レトロゲームを見直してくれるのではないでしょうか。

 

ストーリーも長めで、遊び応え充分

 

難易度もそこそこ難しく、簡単にはクリア出来ない

 

ゲーム音楽も最高で、サントラを発売して欲しい

 

そんな今回の、ファミコンRPGの中でも、トップクラスの一品

ドラえもん ギガゾンビの逆襲の感想でした(*^▽^*)